【感想】ももいろ人魚(1)

曙はる / デザート
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 『黒犬』の優樹

    『黒犬』の優樹

    漫画好きの女友達に薦められ、読んでみた
    とっても面白かったからこそ、今、感想を書いている訳だが、とりあえず、後で聞いてみよう、何で、私に読ませようとしたのか、を
    恋愛漫画としては、ストーリーが割と王道
    ヒロインが人魚ってトコも面白い。童話の中でも有名な『人魚姫』を軸にしているようだ
    『人魚姫』と言ったら、悲恋オチ作品の代表格と言っても過言じゃないが、この『ももいろ人魚』に限っちゃ、バッドエンドどころか、ハッピーエンドしか待っていなさそうのが、既に一巻からしていて、ある意味、安心して読める
    種族の差が「好き」ってキモチを阻む壁になってしまっているが、それにもめげないルンは恋する女の子の鑑と言えるだろう
    だが、この『ももいろ人魚』の面白さはそこじゃない
    他の男女の恋愛をメインにした少女漫画と一味違うな、と感じさせた点、それはヒロインのルンが、タイトルからも読み取れる通り、色ボケ人魚ってトコだ。常に意中の相手、リクに発情しまくっていて、積極的すぎるアプローチを仕掛けるのだが、いざって時に、人魚に戻ってしまって、一線を越えられないトコが実に面白い
    性に対して積極的な女の子が好きな男は、確実にグッと来るタイプの作品だ
    エロギャグよりの正統派ラブコメかな、大雑把にジャンル分けすると
    こんな男心をくすぐる、ピュアなストーリーを質を落とさずに描き続ける曙先生も凄いが、この先生を最高の殺し文句で口説き落とした、担当Y本さんがめっちゃ凄いwww
    ルンが淫語を連発したり、見事なスタイルを人魚ゆえの常識知らずから曝したり、とドキドキするシーンは連発だからこそ、たまに魅せてしまう、初心な女の子の顔にクラッとやられてしまうんだわ
    また、ルンの求愛行動にギリギリのトコで耐えつつも、既に彼女のラブビームにKO寸前なリクの男の一面にも真実味があって、ストーリーを弛ませていない点も高評価
    ルンに人魚の少女ゆえの、かなり重い将来が待っているトコも巧い
    この二人が体を重ねる事で、種族を超えた愛を証明できるか、楽しみだ
    個人的にお勧めの話は、男も女の子も一度は憧れる、自然なハプニングキスのシーンが強烈な、第7話「エロ人魚の中身」である。次点が、リクがルンに対する独占欲を無自覚に発揮しちゃう、第8話「サークルにて」だ
    この台詞を引用に選んだのは、こんな事を好きな女の子に言われたら、男冥利に尽きるだろうなぁ、としみじみ思えたので
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    投稿日:2015.10.16

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