深泥丘奇談

綾辻行人 / 角川文庫
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
3
9
11
2
0

ブクログレビュー

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  • 葦湯♨️

    葦湯♨️

    一見よくわからない擬音やフレーズ、独特な文章運びがあるにも関わらず、読みやすく、さくさく進んだ。

    深泥丘病院と主人公を起点に進む連作短編。

    不思議な点についての回収はなし。結局のところ何がなんだかよくわからないまま終わる。

    日常に紛れ込むホラー的な小説は多々あるが、本作は迷い込んでるのかどうかもいまいちハッキリしてないのが乙だなぁと思った。
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    投稿日:2021.02.28

  • 宵子

    宵子

    森見登美彦氏のエッセイ集で解説を読んで興味を持ち購入。
    薄暗くてドロッとした雰囲気が良かった。狂気の描写も書き込みすぎず淡々としていて、そのバランスが良い。
    ラストがどれも投げっぱなしなので何でもやりたい放題じゃないかとも思えるんだけど、でもそのすべてが曖昧になっていく感覚が良いんだよなあ。
    読んでいて安心感さえある。怖いんだけどその秩序を受け入れてしまえば楽になれる、みたいな。
    派手な展開としては列車の怪物に見物人が殺されるのと、マジックショーで主人公がバラバラにされるあたりか。
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    投稿日:2020.11.09

  • syukashizuka

    syukashizuka

    全体を通して得体の知れない奇妙な気持ち悪い雰囲気。
    特に「顔」「サムザムシ」に顕著だった。名前のつけられない奇妙な物に遭遇してしまう恐怖。カテゴライズできない座りの悪さが私たちを苦しめる。「一体何なんだ」と何度叫びだしたくなったことか。

    特に「サムザムシ」は気持ち悪かった。
    突然の歯痛に見舞われた私。歯科にかかると突然数年前に妻の生家の近くにある歯科にかかったのを思い出す。そこで行われたその土地特有の治療法を思い出したことで、再び身の毛のよだつ思いをすることになる。私に施されたサムザムシとは一体なんだったのか。というのがそのあたらすじである。歯に詰められたサムザムシってなんだろう。勝手に口内に埋め込まれた謎の虫。嘔吐感すら喚起するほどに不快である。

    陰惨なミステリィを描くイメージのあった綾辻氏。
    こういう曖昧模糊然とした雰囲気も描けるのか。幽BOOKsというと、京極夏彦の幽談のシリーズが思い出されるが、それよりも分かりやすくて面白かった。続編も出ているということなので、是非続編も読みたい。
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    投稿日:2020.11.07

  • Kani

    Kani

    作者が主人公の短編集です。話がすべて繋がっています。

    綾辻行人が京都に住んでいるということで、京都をイメージして世界観を膨らませて読んでおります。
    綾辻行人のTwitterの住所が「京都市某区深泥丘界隈」となっている所もかわいくて、愛が伝わります。

    分かりやすく言えば「世にも奇妙な物語」に出てきそうなお話の数々です。

    「得体の知れない何か」が発する「ちちち」とか「ぎゅああぁぁぁぁぁ」とか、ゾワッっとする音の表現だったり、言おうとしても発音できない名前の得体の知れない悪霊「✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎」だったり。

    身近であったら、何だったんだろう?と疑問に思うちょっとしたホラー。

    面白くて、スラスラとあっという間に読み終わりました。
    「深泥丘奇談・続」を続けて読みますっ。
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    投稿日:2020.10.28

  • ぷく

    ぷく

    2020.9.12再読
    最初に読んだときは、よくわからない話だなぁ、と思っていたが、そのよくわからなさが面白く感じれるように…。続きも買って読もう。

    投稿日:2020.09.12

  • 橘

    面白かったです。
    ミステリーではない綾辻作品は初めて読みました。
    主人公である作家の「わたし」が暮らすもうひとつの京都、深泥丘。薄暗くて奇妙でじめじめしててなんか虫とか動物とかいて、好きです。
    病院の人々の包帯の下には一体何が、とか、なぜ主人公は過去のことを忘れまくっているのか、作中での出来事すら記憶に留めることが出来ないのか……とか謎は深まるばかりです。泥にはまってるみたい。ずぶずぶ。
    この世界の五山送り火、みてみたい。目とか虫虫とか…何故。。
    何故がいっぱい。この世界の虜です。
    森見さんの解説も面白かったです。「しょうむな」
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    投稿日:2020.02.17

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