翔ぶが如く(三)

司馬遼太郎 / 文春文庫
(36件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
5
12
14
3
0

ブクログレビュー

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  • kaonio

    kaonio

    「翔ぶが如く(3)」(司馬遼太郎)を読んだ。

    『しかしながらひるがえっていえば歴史は現実の別名である以上、歴史において仮説は成立しえない。』(本文より)

    とはいっても『もしもあの時・・・』と思ってしまう歴史の転換点が数多あるのも事実でだよなぁ。続きを読む

    投稿日:2018.07.06

  • runmin24

    runmin24

    この小説は、西郷のほんとうのところを、事件を通して何度も何度も語り続けるものだとわかった。
    だから、この巻は征韓論をめぐるやりとりになるが、全体の色調はほかと変わらないのだ。
    つまり、この作品はよっぽど西郷に関心を抱くような人間でないと面白くはない。反面、司馬遼太郎の真摯さ・愚直さが伝わる作品なので、司馬遼太郎の研究にはかっこうだろう。

    お話としては、征韓論をめぐる、非常にぬめっとした決着である。まだ「仕組み」が可視化されていない時代、ほとんどが「流れ」で決まっている。流れゆえ、歴史は物語になりやすいのだろう。
    続きを読む

    投稿日:2018.03.10

  • まさやん

    まさやん

    征韓論激論の末、西郷吉之助さんの東京退去に始まり、岩倉具視右大臣の襲撃事件が発生。山縣有朋や伊藤博文の台頭の様も描かれている。これを読むと今も続く長州閥がこの時から脈々と形成されたと思う。。

    投稿日:2018.02.07

  • yoshi2013

    yoshi2013

    このレビューはネタバレを含みます

    征韓の如何を問う廟議の始まりから西郷が薩摩に帰り、大久保との決裂と、その大久保や川路利良らにおる近代国家の骨格作りと、混乱の兆し。より深く、丁寧に当時の人々の観念を考察し、作者なりの考えを断定する。物語の進行が遅く、読みずらいが知的好奇心を満たしてくれるし、再読により見えてくるものが多い小説という気がする。
    由利公正による“五箇条の御誓文“の草稿は鼻紙に鉛筆で書かれたものとはね。
    まだ3巻、いまだにタイトルのような豪快な展開にはならず、といっていい。地道に読みます。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.12.27

  • dysm3636

    dysm3636

    来年のNHK大河ドラマは「西郷どん」幕末の主人公西郷隆盛を描くそうなので、司馬遼太郎さんの長編歴史小説「翔ぶが如く」を読み直し始めたが、流石の司馬作品。西郷と大久保の議論は征韓論をめぐって右往左往する続きを読む

    投稿日:2017.12.11

  • persona5

    persona5

    征韓論がついにつぶされてしまい、西郷さんが故郷に帰ってしまう。西郷さんが犬を連れていたのは、刺客対策であった。
    西郷さんに同調する志士たちが結束して東京政府を倒すことに備えて大久保や川路は国内紛争鎮圧のための警察組織を固めつつある。ここに東京vs地方の構図ができてくるところに現代日本を見る思いがする。
    会計主義による国家運営を基盤とする非征韓論派は今の日本の支配階級としてのエリート層に通じるものがある。
    続きを読む

    投稿日:2017.06.03

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