【感想】好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く

瀬那和章 / メディアワークス文庫
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
3
7
6
1
0

ブクログレビュー

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  • cidenon

    cidenon

    同じ時間軸の三姉妹の恋愛模様をそれぞれの視点で描く。
    本命は別にいるくせに、自分に思いを寄せている年下の男の子をキープしつつ、この子を好きになれたらいいのにとか考えちゃう長女。
    いわゆるダメ男を好きになってしまって振り回されているのだが、好きになっちゃったものはしょうがないという二女。
    一度の失恋から次の恋愛に踏み出せずにいる三女。

    はっきり言ってめんどくさいやつら。
    どうも私には共感できないキャラクターの上に、恋の結末に感動するような出来事も用意されていない。
    ただ、同じ時間軸の出来事なので、長女の出来事の裏では次女の恋愛も進行していて、それに対する三女の言動がほかの人物に影響を与えて、それがさらに三姉妹それぞれに変化を生むというような構成のうまさは光っていた。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.11

  • ツン

    ツン

    三姉妹が魅力的。長女、次女、三女の順に視点が変わる。こういう形の物語はわりとあるが、他と違うのは、時間が章ごとに進んでいくのではなく、全く同じ時間のところを三回繰り返していること。

    投稿日:2020.10.14

  • ディひター

    ディひター

    瀬那先生の恋愛小説。砂糖を固めて作ったナイフで、皮膚をなぞられるような感触になる。
    こういうの好きだし、書けるようになりたい。自分はどうしても研ぎすぎてしまう。

    投稿日:2020.02.02

  • sho3dai

    sho3dai

    シャンプーを軸にそれぞれ違う恋愛をしている三人を描いた恋愛小説。異なる価値観のもと異なる悩みを抱えた三人を書き上げたのは見事。三人が恋愛について話し合うシーンがあるのだが、それぞれの視点で思っていることがあがかれているため、そのシーンの対比だけでも十分に楽しめる。技巧的であり、ストーリーもそれぞれ魅力的に描かれている作品だろう。続きを読む

    投稿日:2018.06.15

  • mitu310

    mitu310

    神戸に暮らす三姉妹の恋愛のお話が、同時刻でそれぞれを主人公に進んでいく。しかし、ただの恋愛小説でない。姉妹それぞれの視点から、それぞれを見るなかで、姉の、妹の、末っ子のそれぞれの気持ちが描かれる。
    がよくなんでも話せていると思っていたら、そうでもなかったり。
    家族、特に兄弟姉妹は大人になると微妙な関係になる。決して仲が悪いわけではないけれど。
    そんな繊細な感情が描かれていて、二人の妹を持つ身としては、なんか痛かった。
    続きを読む

    投稿日:2016.05.09

  • SOJO

    SOJO

    三姉妹の恋愛模様が描かれていました。この姉妹は全然性格が違うという設定で、恋の内容や仕方、考え方も違います。どの話も面白くて興味をそそられるのですが、著者が男性だからなのか純愛過ぎるなと思う面がありました。続きを読む

    投稿日:2015.08.15

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