【感想】100万回生きたねこ

佐野洋子 / 講談社の創作絵本
(611件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
356
115
58
7
6
  • 絵本とあなどれない感動する名作

    シンプルで読みやすい物語です。
    テーマは「真実の愛」
    ネコの話なのに読んでいると自分の気持ちに
    素直に入ってくるのが凄いです。

    10代頃のとがった気落ちのまま読んでもあまり感動しなかったかもしれませんが
    こころから愛する人がいる人にはたまらなく、わかるような気持ちになる名作だと思います。

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    投稿日:2015.03.26

  • アイトハナニカ

    私は20代の頃に初めてこの本を書店で立ち読みして熱いものがこみ上げてきました。買って帰って何度も読み返しましたが、想いは変わりません。それを言葉で表現しようとしても、私の貧弱な語彙では陳腐になるだけでしょう。今 十数年ぶりに電子版で読み返してみて、やはり心の奥のナニカを揺すぶられる...というよりは握りしめられるような一種の苦しみを感じます...アタタカさをともなって。続きを読む

    投稿日:2015.03.13

ブクログレビュー

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  • たかみね

    たかみね

    愛されてばかりで愛することを知らなかったねこが、初めて誰かを愛する物語。

    切なくも大切なことを教えてくれる作品。

    投稿日:2024.04.12

  • Masahiro Sera

    Masahiro Sera

    このレビューはネタバレを含みます

    児童向けと思うことなかれ。
    ただ良かったとか、悲しいとか、嬉しいなどと言う、簡単な言葉で言い表せない、余韻の残る絵本だった。
    わずか10分で味わえるのも、絵本の良いところかも。

    王さま、船乗り、サーカス、どろぼう、ひとりぼっちのおばあさん、小さな女の子 と言うご主人に飼われていたねこだが、ご主人が大嫌い。そして飼われている中で死んでしまい、ご主人は大泣きする。
    しかしねこは復活する。

    あるとき、ねこはご主人のいない野良猫だった。
    自尊心の高いねこは、言い寄る雌ねこに見向きもしなかったが、関心を示さない美しい白ねこがいて、逆に一緒にいて欲しいと告白する。
    やがて子どもたちが産まれ、育ち、旅立つ。
    ねこは幸せを感じ、白ねことの時間が永遠に続くことを願う。

    しかし、ある日……

    佐野洋子さんが、絵も描く多才な方だったんですね。
    そして夫は谷川俊太郎さんだったと言うのは、驚きでした。

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    投稿日:2024.02.24

  • テリコ

    テリコ

    ねこはいろんなところで生きてました。あるときは王さまのねこで戦争に。あるときは、船乗りに。あるときはサーカスに。どろぼうもおばあさんもこどもも好きではなかった。何回でも死ぬのも平気だった。でも、白いねこに出会って、家族になって、白いねこが死んだら、悲しくて泣きました。
    感情がなかった、生きているのに死んだも同然のねこが、家族を持てたことで、人生(猫生?)が輝いたお話だった。そばにいる身近な人を大切にしたいなと思った。
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    投稿日:2024.02.16

  • こっちゃん

    こっちゃん

    生きるとは?
    愛するとは?

    2歳7ヶ月の娘が、図書室で、この本も借りると手にして走ってきた。表紙の猫さんに惹かれて手にしたのだろう。名作だけれど、君にはまだ早いのでは?と思いつつ…。その時、その時の読み方があって、本との接し方は自由だから、借りてみる事に。物語を深く理解するとか、文章を全部読むとか集中して全部聞くとか、そういう接し方ではなかったけれど、この子自身でこの時期に選んで持ってきて、母に読んでもらった事があるよの記録として。

    また次、その次と、本に触れる度に変わる接し方を楽しみに。母としては、またいつか、手に取って欲しいなぁ。

    星の数は、2歳7ヶ月の娘にとっての位置として。
    あくまでニュートラル。
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    投稿日:2024.01.13

  • 朔

    私の人生の指針になるような本。世界には大切に見えるものがたくさん転がっているけど、誰かを愛するってやっぱり尊いなと思う。

    投稿日:2024.01.12

  • tulufu

    tulufu

    能登半島での地震、羽田空港での航空機の衝突、新年早々に想像もしえない出来事や訃報が立て続けに起こった、この3日間。

    テレビを消し、妻と共に、この本を読みました。小さい頃に誰もが一度は手にするであろうこの本。

    改めて読んでみると、とても奥深く、心に残る内容です。

    百万回生きる猫。猫が死ぬたび、その都度飼い主は悲しむけれど、猫自身は何度も生き返るからか、どこか達観しているような様子。

    そんな猫がある日出会う「白い猫」。

    白い猫との出会いによって、百万回生きたこの猫は、愛、喜び、悲しみを知り、本当の意味で生きていくことが出来たのだと、思います。

    改めて生きる、ということを考えさせられました。

    2024年が全ての人にとって素晴らしい年になるよう、心から願います。
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    投稿日:2024.01.03

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