【感想】ずっとずっと一緒【イラスト入り】

佐伯まお, 香雨 / 花丸文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

平均 3.0
0
0
1
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • 彩波(いろは)

    彩波(いろは)

    このレビューはネタバレを含みます

     井出千尋は平凡な高校生。
     ある日、病床の祖父から古い竹筒を渡され、「後継者」に指名される。ついに祖父が「ボケた」と思った千尋は、祖父のために竹筒を受け取る。
     その翌日、祖父は亡くなってしまう。
     祖父の葬儀が全て終わった後、千尋は貰った竹筒の中身を確かめようと、竹筒を開けてみた。すると、現れたのは、人語を話す狐。千尋は驚くものの祖父がボケてなかったとわかり、一安心。どうやら、祖父は竹筒にひそむ霊獣・管狐を使役する「飯綱使い」だったのだ。
     そして、管狐は、人の姿にも変わることができるらしく、管狐の人間の姿は、なんと和服姿の絶世の美青年! 忠実なしもべとして常にそばに控え、「なんでも命令を」と言う管狐。そんな管狐に、千尋はつい「憧れの先輩との恋を実らせてほしい」と頼んでしまうけど……

     千尋には、モーグルで世界ジュニアないとこがいて、そのいとこは千尋の憧れの先輩にもとっても積極的で、いつもそのいとこと自分を比べて、すごーくコンプレックスになっちゃってて……というのも裏に一つあるんですよね。
     それで、先輩との恋を実らせてほしいって願ったものの、行為の最中に管狐が「千尋様」って言っちゃって、結局は先輩の抜け殻を管狐が操ってるだけというのがわかって、千尋は管狐に気持ちを移す……という話だったんですが。
     その千尋の心変わりが、かなり唐突すぎてよくわからなんですよ。結局、管狐が千尋のことを好きだから、好きになったの?? と、聞きたくなってしまいます。
     BLとしては、自分の意志で「好きになった」というのを求めてしまいたくなりますが。
     ちょっと、ところどころ心理描写が荒いかな……というところがちらほら。
     そのあたりをもうちょっと丁寧に書いてくれると、もう少し評価が上がったかなぁ……と、思います。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.10.16

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。