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小野一起 / 文春文庫 (4件のレビュー)
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総合評価:
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pu-books
うん、なんか記者のことがよく分かる本。 思わず、そんなにスクープって重要だろうか?とか考えちゃう。けど、まぁ、ゆっくり読む雑誌ではなく新聞ということになると、そうもなっちゃうんだろうなあ。とも思うけ…ど。 とりあえず、ここまでの切ったはったは私には向いていないということだけは確実(笑)。 彼らはほんと偉いねー。度々出てくる時間描写、容赦なく深夜だし。 とりあえず、記者は、「情報を集める・取る人」というイメージが強いけど、それよりも、なんていうか、あるときには情報を与える人にもなり、得る人にもなって、なんていうか人をつなぐ職でもあるんだなって感じました。 ある意味リサーチャーでもあり、確かに何かを提言できる機会なんていうのもある(記事の中だけでなく、為政者に直接的な形で。)んだろうなと思いました!続きを読む
投稿日:2017.02.15
yok00
どこかで聞いたことがある題材で、新聞記者の世界を描いた作品。 権力と欲で見えなくなった真実 特ダネを記事にする新聞社の損得 記者の葛藤 良く出来たストーリーだと思うが、俺には真っ当過ぎた。 最後…の…が…だったら笑えたのだけれど!続きを読む
投稿日:2015.05.14
しょう
このレビューはネタバレを含みます
初の小説とのこと。まだフィクションを描くということに対する慣れのなさは感じられるが、これから続けていきポスト池井戸潤を狙って欲しい。内容としては金融庁・大手銀行・外資系金融・政党とこれらに翻弄され「抜かれ」「特オチ」を恐れる新聞記者が題材。個人的には最近の記者クラブ制度とそれによる横並びに近い報道姿勢から考えて、ここまで特ダネにこだわり特オチを恐れる記者も珍しくなっているのではないか、と感じるし、また金融庁は金融庁で検査局がそんなに「正義」めいた志に溢れているとは思えないし、大手銀行も大手銀行で傷口がここまで広がる前に手は打つだろうし、政党は政党でこんな胡散臭いのが政権与党になれるとは思えないし(なんとなくどことは言わない政党をモデルにしてるのはよくわかるけど)で、小説としての仮想感はあるが、しかしメディアの裏を描くリアリティは確かにある。今後に期待。
投稿日:2014.11.06
文藝春秋公式
【大型新人現る。面白さ120%保証の経済エンターテインメント!】ネタ元との約束を守って「特落ち」に追い込まれたベテラン記者・山沢勇次郎。メガバンクの損失隠しをめぐる、怒濤の闘いが始まった!
投稿日:2014.10.17
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