【感想】マルタ・サギーは探偵ですか? I ~レド・ビァ事件~(富士見L文庫)

野梨原花南, 鈴木次郎 / 富士見L文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
4
7
0
0
0
  • I’m Marta Saggy !

    ミステリではなくファンタジー。事件を強制的に終結させる『名探偵』のカードを手に入れ「カード戦争」に巻き込まれた鷺井丸太が、マルタ・サギーとして異世界オスタスで名探偵として生きていくまでのストーリー。面倒だからという理由で高校を辞めてしまう冒頭では何に対しても無気力だったのに、死にたくない、悪いことは悪い、助けたい…その心はどこまでも、幼い子供のように純粋。一人では何もできないと知っているのも良い。連続殺人事件やドラゴン誘拐事件。怪盗ドクトル・バーチとの関係とかどうなるのかな。サクッとテンポ良く面白かった。続きを読む

    投稿日:2015.08.26

  • いいえ、「名探偵」のカード使いです。 全面改稿&加筆で登場

    表紙イラストは旧版の方が雰囲気が合っていたと思うけれど・・・

    基本的な内容は同じなので、作品紹介は旧版のレビューを流用させてもらうと。


    いろんな要素がある物語。

    名探偵マルタ・サギーと怪盗ドクトル・バーチのいい関係。
    そして、諦め切った孤独な高校生・鷺井丸太が、異世界に飛ばされ人々に助けられ生きる中での成長物語。

    さらには神あるいは悪魔のごとき力が働くカード戦争の世界。
    神の力に近づくため殺人もいとわない秘密結社。

    でもやっぱり、基本はラブストーリーかな。
    愛を知る物語。


    新しい読者にはリッツが登場するところからの方がとっつきやすいのではと思ったのだが、新版でも蓑崎からのスタート。
    ただ、本当にプロローグ的な話だけで終わった旧版と違い、ドクトル・バーチとの関係を楽しめる話が追加されている。

    以下、旧版との違い。

    旧版の第一章は、オープニングにカードを使うマルタの姿を加えて、プロローグ扱い。
    旧版の第二章「ようこそ『カード戦争へ』が第一章となり、「マルタ・サギー名探偵事務所祝開店」まで同じ。
    旧版はそこでエピローグが来て終わりだが、新版では続きにもう4章、サブタイトルの「レド・ビァ事件」(旧版では名前しか出てこなかったと思う)を中心に、その後の話のノリがわかるエピソードが追加。

    文章は旧版の方が情感豊かというか、親しみがある感じ。
    新版は少し淡々としている。説明的な文章は加筆されているが。
    特にプロローグ部分は、だいぶあっさりした形に書き換えられている。「教科書を焼いた」とか、なくなっているし。
    あと、時代の流れに応じたと思われる修正もちらほら。

    個人的には旧版の方が好み。
    でも、1巻は追加部分が嬉しいのでOK。
    続きを読む

    投稿日:2014.11.21

ブクログレビュー

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  • とーい

    とーい

    シリーズ初めて読んだ。面白いー!同じ野梨原さんの、マルスシティが大好きで、オスタスも好きだなあ。
    引き続き読みます。

    投稿日:2018.09.02

  • 雪

    初出のほうあんまり覚えてなかったけど結構エピソードの変更もあって再読でも新鮮だと思います。このスピード感が好き。

    投稿日:2018.07.19

  • kazya2001

    kazya2001

    このレビューはネタバレを含みます

    移動図書館より。

    作者さんの名前に惹かれて。
    そういえば昔、読んでたシリーズあったな~(*´ω`*)

    主人公、前半と後半キャラ違うくない?(笑)
    でも何だかんだで楽しく読了。
    色々気になるところ満載。それも今後楽しみ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.09.30

  • よっぱらり

    よっぱらり

    野梨原さんの文章はあいかわらず読みやすい。
    クレイは予想してたけど、何度もマルタが呟いてやっぱりショックなんだなと胸が痛い。
    アウレカはあの後どうなったのか、無事逃げれてそうだけど。
    女王や火竜がでてくるオスタスも凄くいい。
    やっぱりみんな地に足をつけて生きてるって感じる分、悪役側に腹立つな
    続きを読む

    投稿日:2016.02.20

  • はまち

    はまち

    このレビューはネタバレを含みます

    なつかしのオスタス!最終巻読んでから簑崎事件と同じくらいの時間が経ったのかとしみじみしてしまいました。
    前作を読んだ時はクレイに対するマルタの感情がイマイチ理解できなかったのですが、今回の改稿の靴屋さんの話や初めての友だちのくだりとかで少しわかった気がします。異邦人のさみしさに薬の顔して塗られたものが遅効性の毒だったとわかるのはしんどいな。

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    投稿日:2015.02.15

  • しろかぎ

    しろかぎ

    懐かしさと喜びでじたばたしながら読み終えた。
    ワールドワールドワールドワールドワールド出版社…!アウレカ…!
    あんまり懐かしくて、見覚えのある固有名詞が目に入る度に本を閉じて深呼吸しなくてはいけなかったけど、ようやく準備を整えたら一気にオスタスだった。
    焼却炉がない…とか、あれ?先生は…と思ったりもしたけどすてきな追加もあって、うわーやっぱり大好き!
    読み終えたのはド深夜だったけれど、上がってしまったテンションの赴くままに思わずカップラーメンを作ってしまいました。
    続きを読む

    投稿日:2014.11.25

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