第二の地球を探せ!~「太陽系外惑星天文学」入門~

田村元秀 / 光文社新書
(8件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • miyabiman

    miyabiman

    素人からすれば星を見るのに望遠鏡で見る、事しか浮かばなかったがそれは全く違った。

    遠く離れた惑星や恒星を観察するために、ぶれや光の強度等様々な要素を分析し広大な宇宙の中に第二の地球の存在を追い求める執念が書かれた本。

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    投稿日:2020.07.19

  • コナン.O.

    コナン.O.

    田村元秀(1959年~)氏は、系外惑星天文学、赤外光学天文学を専門とする天文学者。東京大学大学院天文学専攻教授。
    本書は、我々が住む太陽系以外に存在する惑星(系外惑星)の研究、第二の地球探し、さらに地球外の惑星における生命探しの研究現場について、日本の第一人者である著者の体験を交えつつ、綴られたものである。
    系外惑星が最初に発見されたのは1995年のことであるが、その発見者となったスイスのマイヨール氏とケロッズ氏が2019年10月にノーベル物理学賞を受賞したことにより、この分野が改めて脚光を浴びたことは記憶に新しい。
    本書では、具体的には、①太陽系の構造、②惑星はどのようにして生まれ、それはどのような技術で判明したのか、③系外惑星発見の歴史、④系外惑星観測の様々な方法、➄スーパーアース(質量が地球の1~10倍程度の惑星)、⑥ハビタブルプラネット(中心星からの距離が、地表に水が存在できる距離にある「ハビタブルゾーン」内に存在している惑星)、➆ケプラー衛星(2009年にNASAが地球型惑星検出をミッションとして打ち上げた衛星)の成果、⑧系外惑星の直接観測方法、➈系外惑星における生命の調査方法、⑩系外惑星観測の将来計画、が取り上げられている。2014年出版で、日々新たな発見がある(であろう)分野では、情報にアップデートを要する部分があるのかも知れないが、専門外の人間にとっては十分かつ極めて興味深い内容で、ワクワクしながら読むことができた。(因みに私は、「宇宙戦艦ヤマト」のオーケストラ盤なぞを聞きながら読んだ)
    それにしても、現代の最新の科学技術というのは驚くべきものである。光の速さで数十~千年かかる距離にある星を見つけ、そこに水や生命の兆候となる物質が存在するかを調査する。。。素人目には想像を超えた世界であるが、最初の系外惑星の発見から僅か20数年足らずで、確認された系外惑星の数は4,100個を超え、そのうちの数十個については、ハビタブルゾーン内にあるハビタブルプラネットだという。
    「私たちはどこからきたのか、私たちは何者か、そして、私たちはどこへ行くのか」。。。著者は、この問いを天文学的に言い換えると、「私たちの生命はどこから生まれてきたのか。この地球で生まれたのか、それとも、宇宙からやってきたのか。地球や木星のような惑星が太陽系以外にもあるのだろうか。あるとすれば、どれぐらいあるのだろうか。太陽系以外の惑星でも生命が育まれているのか。この広い宇宙で人類はひとりぼっちなのだろうか。」となるというが、人類は遠からぬ将来、この問いに答えを見つけることができるのだろうか。。。
    高い関心を持たずにはいられないテーマである。
    (2020年1月了)
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    投稿日:2020.01.25

  • g041j040

    g041j040

    このレビューはネタバレを含みます

    アストロバイオロジー 宇宙と生命の繋がりを学ぶ ガリレオ『星界の報告』金星がつきと同じく満ち欠けする
    →1613年、ガリレオがオランダの望遠鏡をもとに自分で発明したもので、月の動きなどを観測した。それらをもとに地動説を提唱した。

    シーイング 大気のみだれ  2ひきめのどじょう ドップラー法 トランジット法 系外惑星の検出法 中心星の自転軸にたいして惑星公転面が傾いているかわかるのをロシター効果という。

    ハビタブルゾーン 惑星上で水が存在できる領域 
    →2017年、今回見つかった星たちは、地球からの距離が約40光年。
    光の速さの宇宙船に20歳の青年が乗れば、60歳になった頃には到着できる。
    この巨大な宇宙において、40光年という距離はかなり近い。

    地球も火星も 天文学者は酸素ボンベを背負いながら観測 スノーボール仮説 水惑星と氷惑星が移転すること 分子が右か左に偏る 旋光性
    人工の日食 第二の地動説

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    投稿日:2017.08.28

  • haijisan

    haijisan

    地球以外の惑星は当然ある、と漠然と思っていたけど、実際の観測で確認できたのがこんなに最近だったとは知らなかった。難しい観測方法については理解出来なくても、宇宙の壮大さに驚き、ちょっと気が遠くなる面白さが味わえる。地球外生物は、地球上の生物と同じ条件を前提にして探してるけど、全然違う形(私たちに全く未知の組織とか成分組成とか仕組み)とかだったら、いてもわからないよねえ、とか考え出すと、これまた気が遠くなる。
    なぜ、私はここで、この本を読んでいるんだろう?
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    投稿日:2017.03.11

  • pepsidy

    pepsidy

    本書はタイトルの通り太陽系外惑星科学の入門書である。太陽以外の恒星の周りを回る惑星は、1995年の初発見以来、2016年現在ですでに3000個以上を超えている。本書は惑星の種類、観測方法のほか今後の展望についても詳しく述べられている。今後に期待されることは地球型の惑星、特にハビタブルゾーンに位置し、生命が存在する惑星の発見である。特に目から鱗だったのが、生命の存在証明の指標であるバイオマーカーの捜索において、酸素、水、メタンといった分子だけでなく、いきなり宇宙植物を探すというものである。これは地球の植物の葉緑素が可視光を吸収し、赤外線を反射することから「レッド・エッジ」と呼ばれる特殊なスペクトルを持つことから、宇宙植物も同様の特徴を仮定して捜索するのだ。仮説が壮大すぎて、今後の展開が楽しみな分野である。続きを読む

    投稿日:2017.03.06

  • edward0812

    edward0812

    太陽系の外にある惑星「系外惑星」について、この分野の第一人者である田村元秀氏の著書。

    ニュースなどで新しい天体が発表されるたび不思議に思っていたが、数十光年も離れた天体の情報について、誰かが実際に行ったわけでもないのに詳しく分析できるのはなぜなのか、実は系外惑星の観測には間接法という特殊な観測方法を使用していたらしい。

    間接法の代表的なものとしてはドップラー法、こちらは惑星の引力によって揺らぐ恒星のスペクトルを分析する方法。そしてトランジット法という、惑星が恒星を横切る際のスペクトル変化を観測する方法、これらによって惑星の質量や成分、大気の状態などもわかるそうだ。
    2009年に打ち上げたケプラー衛星だけでも約3,000個の恒星候補を見つけており、その中で液体の水が存在する可能性が高い「ハビタブルゾーン」に位置するものが約60個あるらしい。

    そんな話を知ると、宇宙の遠い彼方から地球の微弱な光や電波を観測している星も存在するのではと思ってしまう。見知らぬ惑星同士で意思疎通が行われるのも、それほど遠い話ではないのかもしれない。
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    投稿日:2015.07.20

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