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牧野修 / 角川ホラー文庫 (9件のレビュー)
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pgin
奇病と絡ませつつ、オウムやテロリズム、陰謀論や差別主義といった世紀末的雰囲気に満ちている。IRNIは「INRI」の反転か。被害者の人生の虚無感と死にゆく描写が濃厚。
投稿日:2022.04.03
kazuboome
なんとも煮え切らない小説であった。 内容が薄いのである。バイオテロ、聖書伝説、警察小説、ハードボイルド等などの、上澄みを掬って書きました、結果がこれです。という感じ。 これじゃ解説書く方も大変ですよね…、西上さん。と感じたのは私だけですね、多分(´・ω・`) とにもかくにも時間のムダであった。続きを読む
投稿日:2012.07.17
うろぐぐ
冒頭から一気に加速するバイオホラーの快作。主役のイメージは岸田 森と断言しておく(名前も同じだし)。登場する黴やら寄生虫やら病原菌がディテール含め矢鱈とリアル。それだけでもグロくて怖い物語なのに、さら…に電波までトッピングされる大盤振る舞い。 後半ミステリ要素が加わり意外な展開を見せるが、個人的には前半のパワーで突っ切って欲しかった。兎に角、おそろしくリーダビリティの高い徹夜必至本(実際、私は徹夜した)。オススメ。続きを読む
投稿日:2010.11.04
judea013
最近読んだ中で一番面白かったのがこれ。 検疫機関みたいなところの話なんだけど、未知のウイルスとか寄生虫によって起こされる事件とその背後にある黒幕を追う話なんだけど。全体的な流れはありふれているとして…も起こる事件の中で「クチマネ」っていう寄生虫だったかな、そいつが口の中に寄生するとどんなものでもすげーおいしくなっちゃうんだって。こういうの好きなんだよねー、味とか匂いとか。ドンだけうまいんだろうって想像しちゃうんだけど、まあ作り話だし。結構楽しめた。続きを読む
投稿日:2010.08.29
sweetcake
感染する死の恐怖。この病からは誰も逃れられない。 人体を発火させる黴、口腔に寄生し人を死に至らしめる蠕虫、性交渉で感染し人を殺人鬼に変えるウィルス。人々を恐怖に陥れる病を通し現代社会の抱える矛盾を暴き…出す、細菌テロをも予見していた牧野ホラー最高傑作!続きを読む
投稿日:2010.07.05
みお あまと
いろんな意味で面白いホラーでした。 牧野さんこんなネタまで隠し持っていたんですね……。 この方、毎回毎回違う味を出した話を書くので大好きです。 簡単な粗筋。 人体が突然発火するという事件が相次いで…起こる。 これは人々の知らない「黴」が引き起こす病気だった。 それを追っていくうちに、今度は……。 バイオホラーのくせに本当に初めての感覚でした。 個人的には『パラサイト・イヴ』だとか『らせん』とか『水霊』だとか好きなんで、普通のバイオホラーでも全然構わないんですよ。 なのに何が違うって…… 新種の病原体じゃないんです。 いや、ストーリー上の設定では、ですが。 普通、未知のウイルスがとか出てきて「これはこのウイルスのせいだったんだ!」みたいな展開になるじゃないですか。 なのにこの話では事件が起こったと同時に病原体の説明が始まるんです。 この違いから何が変わるかって、ホラー臭さが抜けるってことですよね。 どちらかといえばサスペンス。 まぁ個人的には面白かったのでOKです。 個人的な意見としては、ちょっと詰め込みすぎたんじゃないかという感もありました。 これ1つの作品、2つくらいに分けても足りそうな気がします。笑 まぁ牧野さんが好きな人は一読の価値アリです。続きを読む
投稿日:2010.06.18
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