【感想】なかよし小鳩組

荻原浩 / 集英社文庫
(105件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
17
41
35
6
0

ブクログレビュー

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  • おおたろう

    おおたろう

     日稼ぎ広告社(倒産寸前ということ)に勤める杉山を主人公としたユーモア小説。騙されてやくざ小鳩組のイメージアップ戦略の仕事を請け負うことになる。
     仕事さえろくでもない内容なのに、杉山は酒に頼り、だらしのない生活を送っていた。将来に希望がもてない典型的なパターンとして描かれている。そこへ離婚してたまにしか会わない娘が転がり込んでくる。やくざの仕事をきっちりこなし断るために敢然とまともな自分に戻ろうと決意する。設定そのものがとんでもないから内容もいろいろ飛んで面白い。
     ユーモアな語り口と娘や将来の自分に対して更生していく主人公杉山の人生の悲哀が垣間見えるいい小説だった。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.29

  • a9257385

    a9257385

    前作「オロロ畑でつかまえて」での村おこしの次は、ヤクザ小鳩組の企業イメージ戦略。相変わらずのドタバタ劇な感じだったけど、可愛らしい娘が出てきて程よくじんわり。

    投稿日:2023.11.26

  • へぶたん

    へぶたん

    「オロロ畑でつかまえて」の第二弾。

    今回はユニバーサル広告社が、任侠の方々のお仕事を引き受けさせられてしまう。これはなんか恐い展開になるのでは...と読み始めには思えたのに、何故かコミカル。何故かほっこりで終わる。何でだ。

    後半の方は、親子愛、人間愛に溢れていたなあ。
    何故か、池井戸さんの「陸王」がチラチラと頭に浮かびましたよ。...共通項がマラソンだからか?

    そして話の終わり方が、想像の余地をたくさん残しすぎだー。みんなどうなったんだろう。でもまあ、次シリーズも必ず読むだろうから、その時までのお楽しみってことにしておこうっと。

    それより何より、まさかの猪熊ちゃんの正体にはびっくりしましたねー!!
    続きを読む

    投稿日:2023.11.16

  • pbh23864

    pbh23864


    オロロに続くユニバーサル広告第2弾。
    娘との別離まで書きたいのなら最後まで描いて欲しかった。消化不良だ~

    投稿日:2022.08.27

  • はる

    はる

    つぶれそうなユニバーサル広告社社員杉山を中心にしたお話。
    今回は小鳩組というヤクザの組の広告を請け負ったことから始まる。
    別居する元妻と暮らす娘早苗もいい味出していてかわいい。
    面白おかしく読める本です。続きを読む

    投稿日:2022.06.20

  • や

    ユニバーサル広告社シリーズ2作目。
    またまた妙な仕事ばかり舞い込んでくるユニバーサル広告社、面白かった。

    投稿日:2022.02.02

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