【感想】ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

内藤了 / 角川ホラー文庫
(134件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
12
55
39
12
3
  • ミステリでもホラーでもなくファンタジー

    自分で自分を猟奇的に痛めつけたすえの自殺…
    殺しか自死かも分からない不可解な事件を、新米刑事の藤堂比奈子が追う。

    非常に衝撃的な出だしで、途中までは楽しく読めた。
    が、中盤からは「これは超常的なオチなのではないか?」という雰囲気が漂い始める。

    個人的には「やっぱりこうなるか…」というガッカリした結末だった。
    ミステリ風のタイトルを冠したファンタジーとして読めばオススメできなくもない…といった作品だ。
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    投稿日:2015.03.30

  • ドラマのイメージとは全く違います

    内容は他の方が書いてるので割愛します。

    比奈子のキャラがドラマと全く異なり、普通の感情を持った記憶力が異常に優れているだけのちょいとぽっちゃりな女の子として描かれています。

    ストーリーはほぼドラマの通り進行しますが、キャラ設定が異なっている分ドラマから入って読み始めた方でも新鮮に楽しめます。

    推理小説というよりかホラーといった方がしっくりきます。
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    投稿日:2016.09.04

  • 次作以降のために

    本作はどこかホラーめいたところもありますが、それを現実世界に落とし込むために無理矢理理屈を作り上げた感じがあり、正直誰にでもお勧めできるという物ではないと思います。しかし、愛すべき刑事たちの今後の活躍をより楽しむために、そして何よりもヒロインである比奈子の思いを深く味わうためにも、本作の読了は必須だと思います。続きを読む

    投稿日:2016.07.31

  • 猟奇的殺人は悲しい

    ネグレストなどに起因して価値観が歪んだ人格の怖さを感じます。この場合の怖さは、猟奇的な人格的を作るのも人であり誰でもなり得るわけで、子育ての重要性を再認識させられます。うちの子に限って・・・と言うものの親の不安を掻き立てる面もあり怖い話です。
    テレビドラマより本の方が読み応えがありますよ。
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    投稿日:2016.08.28

  • ドラマより面白い

    ドラマと比較して小説のほうがより深く登場人物を掘り下げており、納得感のある結末であった。ドラマはファンタジー感が強くてあまり現実感がない印象であったが、あまり明確に理解できなかった部分が理解でき、結末を知っていても楽しめた。また、小説のほうがより残酷描写が多く、主人公の恋愛も今後の展開が気になる状況で、続きが気になる。続きを読む

    投稿日:2018.03.24

ブクログレビュー

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  • かえる

    かえる

    このレビューはネタバレを含みます

    登場人物はみんな個性的だけどいい人で、ストーリーも面白いし読みやすい。脳に腫瘍?を作るっていうのがなかなか理解しがたくもあるけど。
    人の気持ちがわからない人を治すことができるのか…そもそも治すって言うのか…むずかしい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.04

  • エリエール

    エリエール

    ドラマから。
    比奈子はドラマ同様記憶力は凄まじいが、性格はドラマとは全く異なる。新米刑事らしく、初現場では遺体を見て吐いた。その後食べ物は喉を通らないほど。
    被害者や被害者家族への感情移入も凄く、また女性への配慮は勿論被害者へ寄り添う心が滲み出ているからか捜査の聞き込みも上手い。また仁美が亡くなった際にはしっかり戸惑い、怒り、涙を流している。
    一方、ドラマではかなりぶっきらぼうで比奈子への当たりも強い東海林先輩はかーなーり性格がマイルドになって存在している。要潤が演じたキャラが存在していないので、あの性格は原作の東海林が元か、とわかった。
    ONのドラマが放送された時、事件現場の過激差が話題になったが、原作ではもう少しグロい。
    そしてドラマ1話の犯人にたどり着くまでドラマでは描かれていない様々な殺人事件が登場する。
    死神女史はほぼほぼドラマと一緒(笑)
    また、中島保は林遣都の演技に脱帽するほど忠実に再現出来ているのではないかと思った。
    新米刑事の比奈子が想いを寄せるのがドラマでは分かりにくいが、原作ではしっかりと書かれている。
    ラスト、幾つもの点が次々に繋がっていって、そのスピードのまま駆け抜けて行く。真相も、殺人も、衝動も、すべて。
    この後のシリーズが楽しみになる終わりでした。
    ドラマが好きだった方はぜひ読んで欲しい。
    ドラマをもっと煮詰めて煮詰めてこれでもかって味を濃くしたのが原作。ドラマも当たりだと思ったが、原作は大当たりだ。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.14

  • もち村もちこ

    もち村もちこ

    記憶力がよくてココアに唐辛子を入れて飲む新人刑事の比奈子が謎の連続殺人に挑む

    過去に卑劣な事件を起こした犯人があり得ない方法で自殺し死んでいく

    どこかで聞いたことあるストーリーだなぁ、、と思ってたらドラマ化されていたんですね!
    8年も前のドラマなので見ていたのにスッカリ忘れていました
    うっすらとしか覚えてないですが、ドラマ版より比奈子はふわっとしたイメージで、ショウジはもっとチャラい感じだなと、ドラマと小説のちがいも含め楽しみました!
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    投稿日:2023.11.15

  • 27

    27

    食後の読書にはあまりおすすめは出来ないですね。

    藤堂比奈子さんが引っかかってたこと全部繋がりましたよね。すごい。

    死神女史とガンさんが夫婦だった事がなかなかな衝撃。
    ガンさんが死神女史の名前先に出て苗字が出てこないの気になってたけどそういう事ですか。ほあ〜ってなる。続きを読む

    投稿日:2023.11.12

  • dai-4

    dai-4

    個人的・夏のホラー月間。ブックオフオンラインの特集から。こういうシリーズものがあまり得意じゃなくて、これまではスルーしてきていたもの。多重人格モノがその代表だと思うけど、脳の機能に纏わる部分にコトの本質を求められると、途端に胡散臭く感じてしまう。と、今書きながら『なるほど』と思ったんだけど、自分が多重人格モノが苦手な大きな理由はそれだったんだな。続きを読む

    投稿日:2023.09.26

  • Motahiro

    Motahiro

    犯罪者をどう更生に導くかは大切な課題だが、ロボトミー的な手術や行動を外部から操ったり、記憶をすり替えていくなどかなり危ないテーマ、マッド・サイエンティストな切り口、善意からの犯罪と歪んだ愛憎から生まれた犯罪、悲しい結末。
     但し今後も登場して活躍しそうな気もする終わり方。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.02

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