【感想】木暮荘物語

三浦しをん / 祥伝社文庫
(325件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
57
114
98
16
2
  • タイトルと表紙のデザインからは想像できない、あの話満載の大人の物語

    このタイトルこの表紙のデザイン
    ゆったり仄々とした時間の流れに浸れる話なのかと思いません?
    さすがは三浦しをん
    良い意味での不意打ちと言うか、そんな予想をあっさりと裏切ってくれます

    味のあるボロアパート小暮荘で繰り広げられる人間模様を
    妖しく、温かく、爽やかに?描いています
    なるほどこれは築ウン十年の小暮荘ならではの話だわ
    文句なく面白かったです
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    投稿日:2014.10.24

  • 意外な展開…

    読み始めて、????
    この本のテーマって…
    でも、大真面目にそのことと向き合っていて面白かった。
    なかなかそんな風に向き合えないものだし、人にも聞きにくい。
    ただ一つ、光子に子供を抱かせてあげたいな、って思いました。
    そんな思いもよらぬことが光子に起こりますように。
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    投稿日:2015.02.11

  • うす汚れたジョンこそ・・・。

    社会通念というある意味偏見に充ちた重圧を過去に背負ってしまった人たち。
    また小暮荘を舞台に交差する悩める隣人たちの日常。
    うす汚れた、けれど楽しそうなジョン。
    シャンプーしてもらってないジョン。
    シャンプーしてもらったジョン。
    どちらがジョンにとって・・・。なんて考えても結局分からない。ジョンに聞いてみなければ。
    結局あれやこれや悩んでも自分自身が『これでいいのだ』と思えるようになる事こそが、
    一歩進める道なのかな。と。
    そして小暮荘に縁のある人たち皆の明日はきっと明るい。
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    投稿日:2014.11.19

  • トリミング

    こんなオンボロアパートが住んでる近くにあって、勝手に重ねて読んでました。
    案外、この本と同じコトがあったりして。
    三浦さんもこんな話を書くんだ~、と思いました。
    じいさんの話は笑ってしまいましたね

    投稿日:2014.11.07

  • 古くさアパートの住人と周りの人々の心に潜む物語

    それぞれの章にセクシャルなテーマを持たせつつ、深刻だったり コミカルだったり 若い人のお話だったり 年配の人のお話だったり いろいろのシチュエーションとエピソードが楽しめます。深刻なテーマですが、しをんさん特有の登場人物への視点の優しさで 心が癒されます。続きを読む

    投稿日:2015.04.06

ブクログレビュー

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  • tamumasa

    tamumasa

    性の問題がテーマにも見えるが、なぜかカラッとしているし、重い話もあるのに全体を通してクスッときたりする不思議な小説

    投稿日:2024.04.08

  • soramam

    soramam

    小暮荘関わっている人達の人間模様の物語です。
    みんな一生懸命でみんないろいろ悩んだり落ち込んだり…
    たしかに
    性の悩みって誰かしらに相談もしにくいわりに
    誰もが何かしら悩みを持っていて
    それだけに
    りでもんもんと自問自答している…感じがする。
    この物語は
    小暮荘物語に出てくる一人一人が、今を真剣に一生懸命そしてなんとなく明るく切なく生きている姿がなんとも愛おしく、
    もっとこの先も見ていたい気がして読んだ後名残惜しい気持ちでいっぱいになりました。
    人間はほんまに深いです。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.07

  • Edge

    Edge

    なんだか羨ましいと感じた。
    ちゃんとした家と付き合い長いパートナーもいる今の状況から見たからか、狭くて古い家に住んだり、性や愛に振り回される日々に憧れを感じてしまった。
    今の生活を手放してしまいたくなるほどに。笑

    あとは人の気持ちってやっぱり面白い。
    どういうことがあって、そういう考えに至ったのか。
    表面的なところではなくて、もっと深く知りたい。
    なんか仕事にも活かせそう。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.23

  • TOM

    TOM

    おんぼろな古びた二階建て木造アパートの木暮荘に住む住人と、その周辺の人々を描いた物語。

    性と恋と愛と生が絡めて描かれている。

    それぞれの人の思いが交錯し、また不器用だけど思いやりがあったり、それぞれの人生が交錯する。

    色々な人生を感じさせてくれる作品でした。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.20

  • sen

    sen

    ひとりひとり、それぞれが痛くて苦い時間を抱えて生きている。それは誰かと比べられるものではなくて、誰かに理解してもらえるものでもない。私の中にも消せない時間があって、幸せそうに見えるあの人にも、たぶん、きっと。

    どんな過去も抱えて生きていくしかない。だから、肩を寄せ合い、新しい一歩を歩き出す。

    光子の時間が、1番ハラハラさせられた。読み終わった後に、光子が母親になれる未来を願った。

    三浦しをんお馴染みのテンポで、軽快に読み進められる。ただし人生を深く読み解いていくため、他の著書のお仕事小説とは異なる分類だな、と思った。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.01

  • mamiko

    mamiko

    ものすごく古い二階建て木造アパート小暮荘。
    70過ぎの家主、小暮さん。花屋に勤める20代の繭。今時の女子大生、光子。その光子の部屋を覗き見る、会社員の神崎。それぞれが何かに悩みながらも前に進んでいく姿は、とても人間らしくいろんな人生があるんだと思わされる話でした。続きを読む

    投稿日:2024.02.02

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