フクイタクミ / 週刊少年チャンピオン (2件のレビュー)
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『黒犬』の優樹
文句なしに、王道ダークファンタジー 描写がエグく、感情表現が暗く、それでいて、読み手の心をざわつかせ、大いにワクワクさせてくれる 前作『ケルベロス』とは一転して、気弱な少年が主人公かと思いきや、負けず…劣らず、心の奥底には、決して恵まれていたとは言えない環境の中で芽生え、罵声や陰口の栄養を吸って育てられ、ついに、人と思えぬ言動をする村人への怒りと絶望、そして、憎しみで花開いてしまった歪んだ「闇」を抱えている しかし、その「闇」すら扱いこなすほどに、主人公・クゥバンテには揺るがない信念があり、貫くべき姉への愛がある また、『四ツ裂キ(コルテライズ)』や『黒帝ノ鋒(バル・アルトラ)』などの、ダークファンタジー力の高いネーミングも個人的にはツボ。今度、どんなキレた名前の技を持つ、騎士が登場するのか、また楽しみ ぶっちゃけて言えば、オマケ漫画が少なかったのには、本気で残念がってしまった 私がフクイタクミ先生の漫画が好きな理由の一つは、オマケ漫画の質が高いトコであり、これが結構、大きかったりする 作中でのクゥの心身の成長、それと同時に、この作品を通してのフクイ先生のステップアップに大きな期待を抱きながら、次巻を待っていよう続きを読む
投稿日:2013.04.07
どっこいしょ
「ケルベロス」のフクイタクミ先生新刊ということで購入。今回は前作と違い、圧倒的にコンプレックスを抱え込んだクゥバンテが主人公。少年漫画では欠かせないコンプレックスの克服、自己の変革を目指し力を得るが…、果たしてそれは本当の自分の力となりうるのか、これから彼が歩む道がきになる物語です。 自分を変えたい気持ち、なにをやってもうまくいかない。それによって周りから非難されるのはいい、それがまだ自分だけなら。こうしたクゥの悩みは彼の優しさゆえなのがなんとも悲しみを誘います。しかし、騎士となる前に洗脳から抜け出せたのもその優しさのおかげというのが皮肉めいていて、複雑な気持ちになります。この悲劇は姉のノイエの溺愛が産んでしまったとも言えますが、この先の展開でそんなノイエの変化も楽しみではありますね。 なぜ天使の肚はそこにあったのか。人類を皆殺しにせよと命令を施す天使、彼らの目的はハッキリしている分なぜそんな結論に至ったのかも気になるところです。天使の尖兵である騎士として覚醒したシイドは権力者を滅ぼすと言っていますが、その力の行く末はやはり天使に矛先が向くのでは?と思うのだがどうなるんですかね。 今のところ王道な少年誌展開ですが、主人公たちがどういった道を歩むのか。非常に楽しみなのでどうか打ち切りになりませんように。続きを読む
投稿日:2013.03.10
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