【感想】チェインギャングは忘れない

横関大 / 講談社文庫
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
3
10
4
0
0
  • 爽快感が良い

    テンポよく話が進んでいき、一気読みが出来ます。
    著者が受賞した江戸川乱歩賞作品の「再会」とは雰囲気が全く違い
    登場人物のやり取りが軽快で、明るい気持ちになります。
    エンディング部分が急に詰め込んだような印象を受けますが
    読後の爽快感は心地よいと感じました。


    続きを読む

    投稿日:2015.11.08

  • 期待以上

    登場人物が皆んな魅力的でかっこいい。エンターテイメント感満載。
    スピード感のある展開が良い。

    文句なく面白い。読後の爽快感もなかなかの物だ。
    難しい事はさておき、面白いという事は娯楽の絶対条件だと思う。続きを読む

    投稿日:2017.03.08

ブクログレビュー

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  • じゅう

    じゅう

    「横関大」の長篇ミステリ作品『チェインギャングは忘れない』を読みました。

    「横関大」作品は約3年前に読んだ『沈黙のエール』以来ですね。

    -----story-------------
    護送車が襲われ、五人の受刑囚が脱走した日、シングルマザーの「早苗」は記憶喪失の青年「修二」と出逢う。
    母子は次第に彼に心を惹かれていく。
    一方、池袋署の刑事たちは連続殺人鬼“サンタクロース”を追っていた。
    二つの事件が交錯するとき、チェインギャングたちが動き出す。
    過去と現在を繋ぐ爽快な真相とは。
    -----------------------

    2011年(平成23年)に刊行された作品です、、、

    意外な展開が愉しめるテンポの良いミステリ作品でした… 「修二」を始めとする、チェインギャングたちの行動を応援したくなり、感情移入しながら愉しく読めましたね。

     ■プロローグ
     ■第一章 名もなき者のサイン
     ■第二章 戦う者のサイン
     ■第三章 裏切り者のサイン
     ■第四章 信じる者のサイン
     ■エピローグ

    護送車が襲撃され5人の男が脱走した… 脱走した男の一人である「大貫修二」は、記憶を失い停車中のトラックの前で眠っているところを、ドライバーの「早苗」に蹴り起こされた、、、

    その頃、数日後に迫った連続殺人鬼「サンタクロース」対策配備の準備をしていた池袋署の「神崎」と「黒木」は、「修二」が脱走したという知らせを聞き、秘密裏に捜査をはじめる… 捜査を進めるうちに連続殺人鬼「サンタクロース」の行動と、脱走した「修二」が行動をともにしていた「早苗」の関係が交錯していく。

    「修二」の記憶喪失は、「早苗」に近付くための嘘で、量刑が重くなるのを覚悟で脱走した「修二」の目的は、「早苗」を護ること… というのは、序盤から想定できていたのですが、、、

    ホントの「修二」は誰か… という部分は、最後の最後まで判らず、うまーくミスリードさせられましたね。

    そうじゃないと… 高校時代に憧れた相手であれば、さすがに「早苗」も気付きますよねー そこが違和感だったので、最後まで読んで納得しました、、、

    「絆ってやつはさ、絶対に忘れちゃいけないものなんだよ」

    このセリフ、カッコイイですよね… 印象的でした。

    忘れた者、乗せた者、恋する者、探す者―― 無関係に見えた、さまざまな事実が繋がり、意外で、そして爽快な結末が愉しめましたね。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.08

  • nagasakafujio

    nagasakafujio

    なんと K2の 裏版ですね。

    高校時代の思い出

    そのために 脱走する。

    愛するものを 守るため

    よくあるパターンですね。

    そのまま 刑期を 過ごせば 良いのに

    なぜに いま。

    修二が 二人いる。

    言われてみれば なんで 早苗さんが 気が付かない。

    高校時代の 面影が あるはずですものね。
    続きを読む

    投稿日:2020.10.17

  • び

    事件としてはそんなこと言っちゃだめだけど、
    なんとも気持ちがいい話。

    よく言えば素直、悪く言えば単純な私は
    最終的にえ、え、ってなった。
    でもたぶんこういう何も考えずに読むタイプの方が
    楽しめる本だと思う。続きを読む

    投稿日:2018.08.20

  • めがね

    めがね

    護送車が襲われ、五人の受刑囚が脱走した日、シングルマザーの早苗は記憶喪失の青年 修二と出逢う。一方、池袋署の刑事たちは連続殺人鬼を追っていた。
    囚人脱走事件と連続殺人事件、二つの事件が交錯するとき、チェインギャングたち(絆で結ばれた集団)が動き出す。
    当然脱走した囚人と修二を結び付けなから読み進めていくのだけれど、そうは簡単に終わらなかった。
    細かいことが気にならないと言えば嘘になるけれど、爽やかで大変楽しく読ませていただきました。
    続きを読む

    投稿日:2016.05.18

  • iyoharuka13

    iyoharuka13

    護送車襲撃による囚人脱走事件とクリスマスの連続殺人事件。二つの事件を人の絆が解決する、ノンストップ・サスペンス。
    ページをめくる度にテンションが上がってくる。自由自在に動く登場人物たちがとても魅力的だ。特に、神崎・黒木の両刑事の会話と推理がいい感じである。このメンバーで、再び大きな事件を解決してほしい。続きを読む

    投稿日:2016.01.26

  • bubu-o

    bubu-o

    爽やかで面白い。
    程よいどんでん返しがあり、とても満足。
    物語のリズムがよく疾走感あるので一気に読めます。

    投稿日:2015.06.18

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