【感想】あとかたの街(2)

おざわゆき / BE・LOVE
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • midnightwakeupper

    midnightwakeupper

    名古屋は大産業地帯で、当然武器工廠でもあり空爆にさらされ勤労動員の青年も犠牲に。キチガイ米軍機は「地震の次は何をお見舞いしましょうか」カラカイまでした、有色人種の怒りは消えないが、潜んでいく。
    花ちゃんが死んだのは拒食症というか戦争恐怖症?続きを読む

    投稿日:2022.03.19

  • siiko

    siiko

    このレビューはネタバレを含みます

    昭和19年12月7日、戦時下の名古屋を襲ったのは昭和東南海地震。壊滅的被害を受けたことを日本軍は隠したつもりで、世界の地震計が感知していたのだから筒抜け、そして弱り目を狙って始まる名古屋大空襲。「地震の次は何をお見舞いしましょうか?」米軍のばらまいたビラの文言は、当時の市民を怯えさせるのに十分だったことだろう。一少女の感じた戦争、戦時下の生活。花形の軍需工場に動員され、たらふくご飯を食べて贅沢な暮らしをしていた裕福な友達が、爆撃で死ぬ。このあいだ、死にたくない替わってよ、と泣いて叫んだ友達が。静かに描かれる物語の中にかいま見えたのは、女子供の立場の弱さ、教育の大切さ。学徒動員された子供たちは勉強もさせてもらえず、新聞の漢字も全ては読めない。そんな細かい所まで、本当に緻密な取材で描かれている。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.10.12

  • ナオコ

    ナオコ

    1巻ではまだ戦争はあまり身近ではなかったのだけど、とうとうやってきた空襲。
    そして貧富の差での友達との軋轢。
    でも裕福な子もまたその境遇ならではの苦しみも抱えてて切なかった。

    投稿日:2016.11.27

  • NFCC図書館

    NFCC図書館

    帯文(裏表紙):偵察機を目撃したあいは、空腹も重なり、些細なことで班長や仲間を憎もうとしてしまった。戦争の足音が少女の純粋な心までも蝕もうとする中、昭和19年12月7日、名古屋を最初に襲ったのは敵国ではなく、大地震だった。さらに追い打ちを掛けるように、12月13日、三菱発動機に爆撃が。そこは・・・

    目次:第7話「歩くピアノ」,第8話「欠けゆく街で」,第9話「妹からの手紙」,第10話「音」,第11話「空襲の心得」,第12話「後ろ」,第13話「ともだち」,第14話「顔」
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    投稿日:2016.05.16

  • ノーネーム

    ノーネーム

    うーむ重たい、みじかな人が死んでいく恐怖、次は私かもという恐怖を感じながらこの時代の人々は生きていたのだから凄いよなと感じます。

    投稿日:2016.04.06

  • asaitatsuya

    asaitatsuya

    戦時中における名古屋の庶民を描いた作品の第2巻。ついに空襲が始まった。名古屋の空襲は、東南海地震の直後に三菱系の軍需工場を狙ったのが発端だったのね…。三菱航空機に学徒動員されていた主人公の旧友(?)は空襲で亡くなってもぅた。こうゆうのを読んどると、今の平和に感謝せにゃかんと思うし、モノをたゃーせつにする気持ちも忘れちゃーかんのだがね。続きを読む

    投稿日:2015.11.02

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