【感想】明日は味方。―ぼくの愉快な自転車操業人生論

山本一力 / 集英社ビジネス書
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • コルベット

    コルベット

    このレビューはネタバレを含みます

    自転車というのは漕がなければ倒れる。じつにわかりやすい理屈で成り立っているものです。本来、すべてのもの、森羅万象みな同じでしょう。漕ぐことを止めたら、そこで終わる。そのことを忘れると、漕ぐのはもういやになる。ここまで来たからもう大丈夫というのもあるかもしれませんが、本当に大丈夫かどうかはわからない

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    投稿日:2022.10.01

  • seiyan36

    seiyan36

    この本のブクログ登録は、2014年9月11日ですが、レビューを書いていなかったので、本日(2021年5月22日)、書きます。

    この本は、著者が64歳位の時に書かれたものと思われます。

    この本の紹介記事をコピペすると、

    直木賞作家、山本一力氏初のビジネス書。氏は言う。「ぼくの人生は自転車操業でした。しかし漕ぎつづければいい。それを忘れた時、人は倒れるんです」。含蓄に富んだ体験的人生の応援歌。

    目次は、

    ・「あ」の巻(人生は二輪に乗っているようなものだ/漕ぐことを忘れた時、組織もフラフラする ほか)
    ・「す」の巻(乗れたと思ったら自転車がなくなった/自転車操業人生の始まり ほか)
    ・「は」の巻(フルオーダーの自転車に乗る!/海外のロードレースにも参加 ほか)
    ・「み」の巻(カミさんとの奇妙な出会い/グラフィック・デザイナー修業時代 ほか)
    ・「か」の巻(自分が主語という了見/自分で自分を守るという誇り ほか)
    ・「た」の巻(責任をもって自分の周りをよく見る/物書きも一生、営業 ほか)/「。」の巻(仕事がもらえるうれしさ/人生のメンテナンス ほか)
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    投稿日:2021.05.22

  • hito-koto

    hito-koto

    山本一力 著「明日は見方。」、2013.6発行。自転車操業人生だそうですw。①中3の時、東京に。住み込みで新聞配達を4年間。人間を学び、英語を学んだ。自転車操業人生の始まり ②昭41、18歳で近畿日本ツーリスト(有楽町・交通会館)に。約10年。世界各国に。③その後、7つ位の職を。コンピュータに詳しくなる。④40歳前、フルオーダーの自転車を。海外のロードレースにも参加、チームの力を知る。今、家には7台の自転車、奥様とも自転車が縁で。⑤53歳で直木賞 ⑥自転車は漕がなければ倒れる。森羅万象、みな同じ。続きを読む

    投稿日:2020.12.01

  • advicekiyomidosu

    advicekiyomidosu

    このレビューはネタバレを含みます

    まだ完結しない長編『ジョン・マン』の著者
    山本一力さんの自伝。

    と言っても、堅苦しくなく読ませる力量は
    山本さんならでは、かもしれない。
    山本さんは、戦後のアメリカ軍関係の建築ラッシュで
    毎日のように建築関係の父がポケットから札束を持ち帰る
    日々も経験しながら、父の博打癖で貧困に。
    『明日は味方』は母の口癖。

    高校生時代、アルバイトで東京ワシントンハイツで新聞配達。
    そこはアメリカ軍が広大な土地を戦後接収していた場所。
    アメリカ人の少年たちが雨の日も庭先に新聞を
    放り投げるやり方をしてるのを横目で見
    自分は日本人のやり方で一軒一軒ポストに。
    そんなやり方で住民には喜ばれ
    ワシントンハイツでも米人の少年や家族とも親しく。
    そこで肌で覚えた英語が、のちに途中入社の
    近畿ツーリストで重宝がられ出世。
    豊かさを謳歌。

    そこをやめて、グラフィックデザイナー修行、独立、失敗、
    苦しい時代も過ごしながら常に自転車を漕ぐように
    動き続けたと。

    直木賞を受賞したのちも、待ってはいないで
    各出版社に行っては、仕事を探す。。。いつも忘れない危機感。
    働くことは生きること、生きることは
    自転車と同じ。漕ぎ続ける、バランスをとりながら。

    決して止まらないで生きてきた
    山本さんならではの言葉が心地よい。

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    投稿日:2016.10.05

  • tomoclip

    tomoclip

    一力さんの人生論。自転車マニア(家族全員)とは知らなかった。
    中学生の時から住み込みで新聞配達をしていた、当時の代々木ハイツに出入りして米国人の生の英語を覚え、海外旅行の添乗員、グラフィックデザイナー、編集者と変遷する間も自転車は彼の身近にあった。アクティブな人生を切り拓いてきた人なんだね。続きを読む

    投稿日:2013.08.03

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