西村京太郎 / 集英社文庫 (1件のレビュー)
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おじまゆうや
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○証言に翻弄されるが、見事切り抜けオトしていった十津川班の活躍 十津川がある雑誌を読むと、衝撃的な記事があった。 旅行作家の小島が秩父鉄道のパレオエクスプレスに乗車したエッセイであったが、そこには秋山夫妻を殺害した罪で逮捕・起訴された戸川が殺人を犯した当日に乗車していた、ということが書かれていたのだ。 戸川が秩父鉄道と殺人現場を行き来するのは難しく、アリバイを崩したいと考えた十津川は、秋山が消費者金融会社をしていたことに目をつけ、再調査をし始めると、調べを終えていなかった複数の関係者が見つかり… 鉄道トリックではどうにも解決できないこの事件。犯人が一人であれば、目撃情報があるために行き来できるわけがないというアリバイもあるために難航を極めたが、そこは十津川、冷静な判断でそれ以上の追求はいったん回避する。片方の理由で殺害されたなら、もう片方の理由は触れられないと犯人も考えたはず、という犯人の狙いに気づいた十津川は名刑事に違いない。 そして、秋山に弱みを握られていたと思われる関係者9人を少しずつ突き崩していく。タイプの異なる9人をオトす技術は十津川班の連係プレーや経験の蓄積のたまものだ。
投稿日:2017.08.10
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