【感想】陰陽師 10巻

岡野玲子, 夢枕獏 / メロディ
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • hoshisato3

    hoshisato3

    『天文博士 賀茂保憲 冷泉院遷御に於いて 反閇をつとめること』『安倍晴明 建礼門の前にて 安摩を舞ふこと』本がかなり分厚くなり、内容も馴染みのない言葉が多く、精神世界のような次元を超越した話しになって、読み進めるのに時間がかかりましたが、面白かったです。天と地を結びつけるスケールの大きい安摩の舞のシーンでは、物凄いエネルギーが晴明の身に集中して貫いていくのがよくわかりました。それと、晴明も凄いですが、博雅の頭で考えるより先に胸に響いて涙を流すことが出来る純粋さも素晴らしい。晴明と博雅。晴明と真葛の繋がりは、単純な友情という言葉とか、惚れたもの同士とかいう言葉におさまらりきれない特別なものがある事を感じます。続きを読む

    投稿日:2020.04.25

  • キじばと。。

    キじばと。。

    「天文博士賀茂保憲冷泉院遷御に於て反閇をつとめること」と「安倍晴明建禮門の前にて安摩を舞ふこと」の二話を収録していますが、物語としては連続した内容になっています。

    菅公の背後に、彼一個の怨念を超えた「菊理媛」(ククリヒメ)が控えていたことが明らかとなります。菊理媛は、イザナギとイザナミを結び付けた女神であり、男と女、終りと始め、裏と表、肉体と魂を結ぶ役割を果たします。龍がその象徴となって現われ、晴明の身を通して天と地を結びます。みずからの果たすべき務めを知った晴明は、保憲のもとを訪ね、内裏の焼失のあとでふたたび天と地を結びなおすためにおこなわれる地鎮祭で、「安摩の舞」を舞うことを提案します。

    晴明と博雅が京の都を舞台に怪事件を解決にみちびくという元のストーリーからすでに大きく離れて、幻想性の強い内容になってしまいましたが、ここからすこしずつクライマックスへ向かってますます壮大な世界観に突入していきます。
    続きを読む

    投稿日:2019.04.05

  • koishi-2018-bun

    koishi-2018-bun

    2018/11/20 詳細は、こちらをご覧ください。
    『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1029.html
     
    陰陽師 (10) (Jets comics) 大裳 (タイモ)

    ふと気づいた 裏表紙もステキ! (^o^ゞ;

    ★ 天文博士 賀茂保憲(かものやすのり) 冷泉院遷御に於いて 反閇(へんばい) をつとめること 一 〜五
    ★ 安倍晴明 建礼門の前にて 安摩を舞ふこと 一〜八
    ★ 補足解説
    ★ 特別付録 なみだの真葛ちゃん日記

    九巻で 内裏が焼失し、その後の復興の話です。
    まず、見えるようで見えない龍が出てき、晴明の体を通って地球の核へと結びつくらしく、晴明はそれに翻弄されます。
    遷都が行われることに関連した儀式がとり行われなければいけないけれど、それがまたシチめんどくさい話です。

    晴明は六つのもの「エボシ・アンク・扇・タイ・翁貝・真葛」を捨てるのですが・・・。

    よくわからない紆余曲折・心理戦・政治駆け引き?があり、最後は安摩を舞ふ場面になります。
    舞うのは、晴明? 博雅? 安摩の舞いとそれに続く二の舞。

    2015/12/04 友人から借りる。2016/01/26 読み始める。2016/02/05 読み終わる。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.12

  • NORIS

    NORIS

    2016.1.30市立図書館(長女)
    大裳の巻。
    ・天文博士賀茂保憲冷泉院遷御に於て反閇(へんばい)をつとめること
    ・安倍晴明建禮門の前にて安摩を舞ふこと
    の中編ふたつ。
    内裏炎上の続きの話、地鎮をどうやるか。晴明の内面描写場面が長い。真葛でやや和ませるが、博雅不足かな…続きを読む

    投稿日:2016.01.30

  • radio24km

    radio24km

    前巻からの続きになっていて、今度は地震を収めるための地鎮祭の舞を清明が舞う。というのが大きな流れだと言えると思う。舞うための準備の過程で作品の視野が広くなって、地球規模で世界を捉えているのが気持ち良い続きを読む

    投稿日:2015.09.15

  • らじヲ

    らじヲ

    せっかく絵や構図が上手なのにストーリーで完全に物語をダメにしている。
    平安千年の都の基礎固めをしたのは晴明さんってことなのだろうけれど、ものすごく自己都合的な偏ったお話になっています。
    古事記のネタっぽい部分も晴明さんがスサノヲなのか山幸彦なんだかそのときによって違う感じだし…。
    「おれの魂は深く強く結びついてしまった」って部分を「おれの魂はディープハードに結びついてしまった」ってわざとルビがふられていたり、コミケの同人誌ですか?って感じ。
    小説は面白いのに、こんなに世界観を変えてしまってシラけるなぁ…。
    続きを読む

    投稿日:2014.08.12

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