【感想】いつか他人になる日

赤川次郎 / 角川文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • negatebu14

    negatebu14

    簡潔な文章で書かれていて割合楽しめましたね!

    ライトノベル……とは言えなくもないですけれども、内容的にはアレですね、きっちり大人向けかと…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    解説にも書かれてありましたが、ミステリ的に読者を驚かせようとするんじゃなくてアレですね、色々ある社会の中で色々ある人間模様を重点的に書いた作品だと思いましたねぇ…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー
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    投稿日:2021.12.15

  • もり

    もり

    他人同士の5人が3億円を盗んで、その後のそれぞれの人生の中で偶然が重なり、あり得ない展開が次々に起こり読んでいてはらはらし、最後まで一気に読んでしまいました。
    1号の人間的な魅力に興味がわきます。
    倫、だまし合い、秘密、人々の心の弱い部分を重くならずに軽く描いてる感じがしました。
    結末は予想外でしたが…トオルが幸せになってくれたら嬉しいなと思いました。
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    投稿日:2020.03.25

  • kansas

    kansas

    「いつか他人になる日」
    三億円。


    560作を超え、累計発行部数3億部も超え、未だに新作を書き続ける赤川次郎氏。全ての作品を読みきることは不可能(三毛猫ホームズシリーズだけは、押さえたいところだったが、これも道半ば笑)だが、ちょこちょこきになる題名やあらすじのものは読んでます。


    本作は、5年前悪名名高いN電工から3億円を無事に盗んだ早坂を始めとする5人の共犯者が、お金を分け合うところから始まります。見知らぬ他人同士になるという誓いの下、各々の生活に戻って5年後、未だに早坂達は捕まっていない。しかし、ある日、早坂の会社の前でバイク事故が起きた。その被害者は、早坂と一緒に3億円を盗み出した仲間の1人だった。関係を絶ったはずが、早坂の周りでは少しずつ変化が起き始める。


    もうばれないだろうと緊張の糸が切れかけていた早坂を襲う偶然のバイク事故から募り出す不安、その不安が的中したのか早坂は、次々とかつての仲間に遭遇し始めます。とにかく仲間の周りの関係者もキャラクター付けされており、早坂以外の4人のエピソードも豊富です。こんだけありゃ、500ページも超えますね。


    次から次へと坂道を転がるようにイベントが起き、展開がスピーディ過ぎる笑。赤川次郎作品だと、よくあるこの転がり具合ですが、これだけ登場人物が多い中でこのスピードは、作品の中でも随一じゃないですかね?笑


    赤川次郎作品のもう一つの特徴と勝手に思っているのは、人間関係とりわけ恋愛関係を絡めてくるところ。やたら惚れられる男子が出てくるのも、やたらすぐに恋に落ちる女子が出てくるのもよく出てくる。惚れ薬でも女子に飲ませてるんじゃないかと疑う。


    今回は、特に凄い。20組のペアが出てきて、片思い、不倫、二股、両思いなど種類も豊富。内、片思いは3組あり、二股と不倫が8組。夫婦でも、死別している夫婦3組と老夫婦を除くと、不倫をしてないペアはゼロと芸能人も真っ青な修羅場なのです。また、やたら惚れられるのは、早坂であり、女社長やら未亡人やら女子高生やらなんでもござれ。どうなってんのレベル。


    肝心の果たして早坂達は捕まるのか?は、読んでのお楽しみですが、恋愛関係がもつれにもつれ、イベントも畳み掛けるように起きて、このイベント必要?とか、これこんな終わりで良いの?とか色んな疑問が湧いてきます。


    いままで読んだ赤川次郎作品の中では、ダントツにごちゃごちゃしてます。え、え、え、と繰り返して言っちゃう笑
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    投稿日:2018.05.06

  • gengaragen

    gengaragen

    5人で3億円を強盗。他人どうしになったが、再び色々な事件で出会う。強盗事件から色々な事が展開していく。はらはらドキドキ、後半は一気に読めた。

    投稿日:2016.09.19

  • st0710

    st0710

    面白かった!と言う感想が読み終わった後、一番目に出ました。
    主人公が泥棒で、しかもそれが「いい奴」ですっごくカッコいい、、、そんな設定は伊坂幸太郎作品のステキな泥棒、黒澤を思わせるものがありました。
    いつの間にか、主人公の早坂に感情移入。
    お金は5人で盗んだけれど、この5人。
    みんないい人で、そのお金をなんとか自分のものにしようと企む周りの悪い奴らと、いうのも、どこか間が抜けていたり、切なかったりと、それぞれの事情があって、トコトン憎めないキャラたち。
    いっぱい人が死ぬのですが、読了感はなかなか爽やかなものだったのは、こうしたキャラたちの「精一杯の優しさ」なんだと思いました。
    ところどころのご都合主義もあるのですが、底はそれ、小説ということで、エンタメとして大目にみて。

    赤川次郎って、痛快な本も書くし、
    人情も描けるし、
    これからも目が離せない作家の1人ですね!!!
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    投稿日:2015.10.17

  • ctshnd

    ctshnd

    ある5人で強盗した3億円を分け今後、赤の他人としてそれぞれ幸せを手にするはずだった…
    被害者が生まれない犯罪なんてはない!ことや、何処かで人と人の繋がりが有ること等、終盤になる程先が気になる作品。
    ラマ化すると面白いかも。その際5人が、どういった形で選出されたのかを知りたい。続きを読む

    投稿日:2015.02.04

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