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田島列島 / モーニング (49件のレビュー)
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総合評価:
Reader Store オフィシャル
4
じんわり、染みてきます。
水泳部のエース朔田さんと、書道部で達筆の門司くん。 ひょんなことから親交が生まれたふたりは、朔田さんが5歳の時に家を出た実の父親探しに奔走することに。 売れない探偵の門司くんの兄と一緒に調べていくと…、父親は新興宗教を設立し、果てには教団の資金を持ち逃げした嫌疑をかけられていることが明らかに。 さらには超能力が登場して…となかなかハードな内容が展開されていくのだけれど、物語はのほほんとした絵柄で、ゆっくりと進んでいきます。 推理もののワクワク感もあれば、思わずこっちがにやけてしまう甘酸っぱい青春の一幕も。 どこか笑えるし、思わず感動してしまう。 そんな不思議な1冊です。続きを読む
投稿日:2015.04.22
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asappe
3
ひと夏の少年少女の成長物語
高校2年のサクタさんともじくん。サクタさんの実父探しから始まる、ひと夏の少年少女の成長物語。笑い多め。高校生が、小さい子に何かを一生懸命教えてる姿のよさ、若者の年長者への愛情がよく描かれています。大人…と子供って支え合っているんだなー。 ちょくちょく作者の人生訓みたいなのが入るのがちょっと鼻につきましたが、テーマはすごくいいと思う。あと、尊敬からの恋愛っていいなと思いました。続きを読む
投稿日:2014.11.09
KitKat
1
田島列島哲学書
登場人物の何気ない一言一言に著者のメッセージが込められており、それゆえに登場人物が生き生きとキャラを持って動いているように見えます。普段からぼーっと様々なことを思索することが好きな人は、その一つ一つの…メッセージに立ち止り、「うむうむ」とか「ほんとにそうだろうか?」と一瞬考え込むのではないでしょうか。それゆえに、2回、3回と、読み返すたびに、著者からの新たなメッセージを受け取っているように感じます。 田島列島さんも、これは書いていて楽しかったんじゃないかなぁ。自分のちょっとした考え、ミニ哲学みたいなものを、こういう形で世に発信できる、そういう術を持っている人たちがうらやましく思います。 内容はまさに 水泳×書道×アニオタ×新興宗教×超能力×父探し×夏休み=青春 水泳と書道とアニオタは、あんまりそのものには踏み込んでないと思うけど笑、水泳や書道での「人は、人に習ったことなら教えられる」とか、アニオタの「人から聞いた意見は自信をもって言える」など、考えさせられるメッセージ満載です。ネイティブスピーカーが教える英語がわかりやすいとも限らないしなぁ、とか。 ストーリーが軽いテンポで淡々と進むから、あり得ないことも、なんとなく受け止められちゃう。田島列島さんの魅力ですね。 すっきりとした読みやすい画面で、すんなりとストーリーに入れると思います。 二巻完結でさっと読めてしまいますし、本当におすすめです。続きを読む
投稿日:2015.04.23
ペンギンず
さわやかボーイミーツガール
書道部の門司くんと水泳部の朔田さん。接点のなかったふたりが「魔法左官少女バッファローKOTEKO」をきっかけに学校の屋上で知り合い、あれよあれよという間に朔田さんは探偵である門司くんのお兄さんに、実の…お父さん探しを依頼することに。お兄さんはお兄さんで、とある教団から金を持ち逃げした教祖探しを依頼されー。 という何だか良くわからないお話ですが、ゆるやか・とっつきやすい絵柄がキュートでグッド。ストーリーも練りこまれた内容でとても読みやすく、随所に散りばめられた笑いがアクセントになって小気味良い。そして全二巻にきっちりまとまった少年と少女のひと夏の世界。夏に読んでも冬に読んでも、少し暑いけど心地よい夏の風が頬をなでるような、そんなさわやかな読後感を与えてくれます。オススメ。続きを読む
投稿日:2015.06.05
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こったむホライズン
・1話 血田くん。狂犬。映画にはいなかったキャラだ。 ・2話 第二次沖縄ブーム。 ・3話 原作では教団の人たちも明ちゃんに依頼しに来たんですね。 ・4話 明ちゃんにとって善さんは特別な存在なんで…すね。 ・5話 笑う門にはデスメタル。 ・6話 ケロロ軍曹。 ・7話 君はどこのジャリンコだい? ・8話 おままごとの続きはあの世でやりな! ・9話 海→海猿→伊藤英明 ・10話 いちごのケーキとかを思い浮かべてごらん? チョコレートパフェとかを思い浮かべてごらん?続きを読む
投稿日:2022.12.19
ま
ちょっと前にTwitterで話題になってた気がすると思って読んだが、2014年の作品だったのか。 高校生のほのぼの漫画かなと思って読んだら、家庭の真ん中に重めのものが刺さっていた。それぞれ幸せに過ご…しているけど、まさに今の社会問題としても、ああ…となった。 でもそれとは関係なく、2人の距離の詰め方がかわいい。続きを読む
投稿日:2022.10.01
テクノグリーン
このレビューはネタバレを含みます
田島列島著『子供はわかってあげない 上』(講談社) 2014.9.22第1刷発行 2022.5.13読了 「大人たちの勝手な都合によって複雑な家庭環境に放り込まれた子ども」というのが作者の通貫したテーマであるようだ。 この作品もなかなかに設定が重たい。が、あっけらかんとしたキャラクター造形に救われて(?)、サクサク読めてしまう。 驚いてしまうのは、この朔田美波という主人公のまっすぐな性格だ。主人公自身「弟が生まれてからは絵に描いたよーなシアワセ家族」だと公言している(弟が生まれる前まではどうだったのかと勘繰りたくなるが……)。このまっすぐな性格は多分に戯画化されているけれど、p14に見られるようなふとした瞬間に彼女の寂しさを確認できる。他人を寄せ付けない孤高のオーラに隠された彼女の寂しさに、瞬時に「さみしいね」と共感できる門司くんは天性の女たらしだろう。阿月まひる著「さよなら、ビー玉父さん」(角川文庫)と比較しながら読みたいなと思いつつ、下巻につづく。
投稿日:2022.05.15
さよなら!僕のマクガフィンたち
田島列島さんの本作、モーニングに掲載当時から絶妙なオフビートなテンションが最高にやみつき。 映画化に際して、読み直しのため、コミック買いました。
投稿日:2021.08.17
ぽんがちょうガチュチュ
偶然の出会いから始まる物語。自分のこれまでの人生を振り返ってみれば、どんな出会いも偶然の重なりでしかないんだなって思える。 場面毎に懐かしさを感じながら読み進めることができた。大小問わず人には冒険が必…要なんだなと思わせてももらえた。下巻がどんな展開になって行くのか楽しみ。続きを読む
投稿日:2021.07.21
み
ストーリーの結末が大事なんじゃなくて、そこにいたる背景や人の気持ち、心遣い、行動とか、それぞれひとつひとつが丁寧に描かれているものがすきなんだなあと思った。
投稿日:2021.02.22
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