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名取佐和子 / 幻冬舎文庫 (103件のレビュー)
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総合評価:
moga
17
過ぎ去った優しさも今は甘い記憶♫
ペンギンが乗ってくる鉄道を中心に展開する4つのハートフルストーリー・・・・。といってしまえば簡単なのですが、本当にその通りなので、ホワッとしたい方にお勧め。なぜペンギンがということもふまえて、ちゃん…と収めてくれるので安心の一冊であります。続きを読む
投稿日:2016.07.27
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み完成人
15
ペンギンにほっこり 癒されました~
タイトルに惹かれて購入。ペンギン好きなので。 ペンギンが喋るでもなく、切符を切るでもなく、ファンタジー小説ではありませんでしたが、何故ペンギンが駅に? しかも電車に乗って、乗継もしちゃうし。 遺失物保…管所の赤毛の駅員さんと、そこに訪れる人たちとのお話。季節を舞台にした4つの連作短編集です。それぞれ自分のなくしものを探す「ちょっといい話」なのですが、ストーリーが出来過ぎというか、創られ感を感じてしまった。自分的にはリーダー初の★2つかな?と思いきや、最後の章で全てがつながり、ペンギンの秘密もわかって なかなかに素敵なお話だったという印象で★3つ ペンギンの愛らしさと、発車ベルがあの名曲「SWEET MEMORIES」だなんて、粋な鉄道会社だな~ということで★4つ続きを読む
投稿日:2015.02.11
くっちゃね村のねむり姫
9
可愛いペンギンが歌うSWEET MEMORRIES、あのSUNTRYのCMを覚えてますか?
著者がどこからこの小説の発想を得たかは判りませんけれど、単なる軽いファンタジーかと思いきや、まさかこんな結末で締めくくるとは、いはやはや参りましたね。 4つの短編からなる小説でありますが、正直申し…上げて、ファンタジーとしては、お世辞にも上手い話とは言えません。特に、すべての伏線となる前半3つの物語は、突っ込み所が満載です。嘘の様な出来過ぎな事柄ばかりで、あまりに都合良く作られた感が強すぎます。しかし、何故か眼前に、電車の中やホームの上にスクっと立って、キョトンとしているペンギンの絵が脳裏に浮かんできて、そんなことはどーでもいいやと、思えてきてしまうのが不思議です。 そして、すべての話が集結する最後の章は(ここも少々説明的な記述が多くてクドい気はしますけど、)、まさかこんな結末が待っているとは思ってもいませんでした。単なる面白おかしいファンタジーと思わせておいて、親子関係、老人問題、はたまた人の生き様まで、実に含蓄のある物語になっています。なぜ、ペンギンがいたのか、なぜ駅に流れるのがSWEET MEMORRIESなのか?これら全てが明らかになった時、きっとアナタの目にも涙がにじむでしょう。 この話も映像化希望だなぁ。今ならCGでペンギンの映像も違和感なく組み込めるだろうし、シナリオ段階でもう少し話を整理したら、心温まる作品になると思うけどな。 ところで、例のコマーシャルがとても懐かしく思い出され、思わず検索したらYouTubeで見つけましたよ。小説を読んだ後は、是非あの歌声に身をゆだねて下さいませ。 続きを読む
投稿日:2015.12.18
いくみちこ
最後ここまでキレイにまとめるか!とつっこみたくなる。
2016年2月23日読了。4部構成になっていて、最初の3部はそれぞれの話ですが、最後の話でうわっとまとまって終わる話です。ほのぼのとしたペンギンと守保くんが印象的です。1話は衝撃的な最後が待ってます。…2話は守保さんがいいところででてきます。3話は奥さんの言動行動にハラハラしっぱなし。最後の話は、ここまでキレイにまとめるか?と言いたくなるぐらいにきれいにまとまります。どのショートストーリーもとてもステキでした。続きを読む
投稿日:2016.02.23
ねこうさ
8
最終章まで読んでほしい
短編4つの連作で全体で1つの物語になっています。 最初は「この話、ペンギンがいなくても成立するのでは?」と感じるかもしれませんが、 読み進めていくとその理由が最終章で明らかになります。 ペンギンでない…とダメなのです。 ぜひ最後まで読んでほしい作品です。日常生活に疲れを感じている人におススメです。続きを読む
投稿日:2015.02.24
getsu
失くしたのは物?心?
初読みの作家さん。 文体とか内容とかいろいろ馴染めず何度も挫折しそうになりましたが、最終章ですべてがつながり、”読んでよかった♪”と思える作品でした。 登場するペンギンに癒されます。 「なくしもの係」…というネーミングもいい感じです。”もの”を”物”の書かないのが良いです。 続きを読む
投稿日:2016.05.31
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ブルーマン
ペンギンと守保さんの組み合わせがなんとも言えない安心感(?)ゆるっとさ(?)がめっちゃお気に入りな1冊。 オレンジ色のペンギンがいる3両編成の電車。 いいなぁ~ペンギンに会いたい乗ってみたい。 そして…ふにゃ~とした笑顔で守保さんに会いたい。 「生きてください。人は生まれたら、生きる義務があるんです。勝手に死んじゃダメです。あきらめちゃダメです。」 この言葉も結構確信ついてると思う。続きを読む
投稿日:2024.03.17
こにこ
大号泣した ほのぼのしてて、それぞれのお話の主人公と、駅員さんのキャラクターが大好き! 久しぶりに大好きな本に出会えて良かった〜
投稿日:2024.03.04
manndanana
どうせまた私を号泣させに来るんでしょ!と完全に身構えて望んだ。 一話で猫を扱ってる時点で感動ものではなさそうなのにもう眼がぷるぷるしてくる。 二話、三話と日常が続いて、最終話に「分かってるよ。今ま…でのをクロスオーバーさせて想起させながら泣かしに掛かってくるんでしょ?」と思いながら読んだのに敢え無く号泣。 名取氏好きだわぁ…続きを読む
投稿日:2024.02.14
ひろ
なぜ駅にペンギンが?! 遺失物保管所、通称「なくしもの係」で働く駅員の青年とペンギンのもとを訪ねる人たちの短編集。 もうね、みんな優しいのだけど、駅にペンギンがいる理由が明らかになった瞬間、あぁ、そう…だったのねと、こころが温かくなった。続きを読む
投稿日:2024.01.18
にほけ
油盥線の終着駅「海狭間駅」で織り成す、それぞれの「紛失物」を巡ってのドラマが、緩く繋がる短編連作。ペンギンと過ごす駅員の守保がとても温厚で、訪れる人の心を動かし癒しを与えるこの物語のキーマン。読んでる…方も穏やかな気持ちになってきます。忘れてしまっていた大切な気持ちや感情を、ペンギンと守保と共に見つけ出し前向きに生きて行こうと人生を蘇生してくれる、心温まるお話し。何故ペンギンが出てくるのかも最後まで読むと分かります。こんな素敵な駅があったらいいのにと、愛くるしいペンギンに思いを馳せてしまいます。続きを読む
投稿日:2023.10.09
ニセ人事課長
5,6年前に読んだ「金曜日の本屋さん」の作者さん。lisainuさんの「…リターンズ」のレビューで名前を見て、最初の巻から手に取ってみた。 電車で忘れ物をして、鉄道会社の遺失物保管所を訪れる人たちの…お話。 そこに待っているのは赤い髪で笑うとフニャッと口角が上がったアヒル口がかわいい駅員とヘアバンドのような白い帯模様とオレンジ色のくちばしが目を引くペンギンのコンビ。 訪れた人は不思議なコンビのふんわりとした雰囲気に癒されるとともに、自分の中に眠る忘れかけていた大事な気持ちを発見していく…と、まあ、普通に佳い話。 ペンギンが電車に乗っているという突飛な設定だが、容易にその絵柄を思い浮かべることが出来、お話として違和感がないところが面白い。 第4話は頁数も少し長めのお話。昭和をがむしゃらに働いてきた親父の話にはそれでなくても感情移入しがちなのだが、息子との不器用な関係を描かれると尚更じ~んとしてしまい、加えて、そこまでに登場した人物のその後や駅員の秘密にペンギンの謎も明らかにされる展開を楽しませてもらった。 ペンギンはそれほど活躍するわけではないが、出てくるだけで惹きつけられるものがある。というわけで、★はちょっと甘め。 最近、水族館にも行ってないし、久し振りに行ってみたくなってきたなあ。続きを読む
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