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高杉良 / 角川文庫 (5件のレビュー)
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takeshi3017
金融腐蝕列島シリーズ第3弾。前作「呪縛」は強制捜査を体験した朝日中央銀行を舞台に平成9年春から11年春頃まで、本作は協立銀行という都市銀行を舞台に平成5(1993)年から9年初め頃までの時代を切り取っ…て書かれている。本作の特徴としてこれまで著者があまり描かなかった家庭の崩壊やセクハラ・ストーカー等の今日的な問題も描かれる。銀行トップの後継人事抗争に巻き込まれる主人公、竹中はまるで風に舞う木の葉のように翻弄されるが、銀行マンとしてのプライド、そしてなにより人間としてのモラルから銀行の再生を目指して尽力する。銀行の「再生」への道筋は見えてくるのかー。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou6406.html続きを読む
投稿日:2022.10.11
bbtsk0505
金融腐蝕列島の続編。登場人物も同じ。時は住専問題のころ。当時のニュース話題を思い出しながら読んでいるところ。事実も巧みに織り込まれているようで面白い。
投稿日:2012.04.07
yoshinori07
金融腐蝕列島シリーズその2 続編はうってかわって銀行内部のちまちました人事抗争の話に終始する。 銀行役員同士のゴミのような人事抗争。それに振り回される銀行員たち。この話もおおむね事実に即しているの…だろうから(モデルは某銀行) 主人公と若い女子行員との不倫の話も現実感が乏しい。おやじ好きの若い女は何らかの意味でファザコンの素因なり家庭環境を持つのだが、そういう背景を書き込まずにすましてほしかった。 続きを読む
投稿日:2009.08.10
akky0909
協立銀行・竹中のその後の物語。凋落したかに見えた「鈴木天皇」の威勢はいまだ健在。児玉の魁偉も相変わらず。というところでやはり面白い。
投稿日:2008.06.21
gsg-9
前作『金融腐蝕列島』の続編。 メインの話は、主人公の竹中がまたしても頭取特命として、住宅金融債券管理機構の対応を命じられる。 不良債権問題をあくまで、銀行側とする住管機構に対して、徹底的に銀行の論…理(貸し手責任)を提唱する銀行側との対立がメイン。 果たして、その行方は!? 住管機構対策に加えて、今回は前作で取相(取締役相談役)へと隠居した鈴木一郎-佐藤常務ラインと、現頭取斉藤-永井専務ラインとの実権争いが加わり、内部は大荒れ。 鈴木天皇とまで称される実質権力者とその権化である佐藤常務が未だに人事権を掌握しており、斉藤頭取との軋轢が生じるのか!?と言う部分も見逃せない! ただ、住管機構について詳しく理解していないため、星は4つということで。続きを読む
投稿日:2007.05.18
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