【感想】イレギュラー

三羽省吾 / 角川文庫
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
10
7
3
0
0

ブクログレビュー

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  • サンキューサンチュー

    サンキューサンチュー

    太陽がイッパイいっばいを読んで久々に大笑いしたので三羽省吾さんの本を買ったが積読の山にうもれていた。たまに笑いと下ネタを織り込みながらテンポよくすすむストーリーは読みやすく感情移入しやすい。流石だなあと思う反面なぜだろう?と私なりに考えてみました。三羽省吾さんの作品を何冊か読みましたが主人公の10代の若者が近年の若者言葉をあまり使わないところではないかと思いました。今現在の若者を描くのであれば語尾を上げたり言葉を短縮したりすればある意味リアルな文章になるのかもしれないが私を含めある程度の年齢の読み手には薄っぺらい捉え方しかできず物語自体が薄っぺらく思えてしまう。活字で薄っぺらく感じるのでそれがドラマや映画になり役者がその台詞を発すると思うと観る意欲がなくなってしまうように思う。若者の活字離れをなんとかしようと若者言葉を多く使う試みは理解できるがあまりにも傾倒してそれがスタンダードになってしまうと逆に私を含めある程度の年齢の読み手がその作者から離れていってしまうのではないかとふと思いました。続きを読む

    投稿日:2023.07.06

  • 勇気の花

    勇気の花

    なんだ、これ⁈
    元々野球の話だし、面白いだろうとは思っていたが、ストーリーも、泣かせどころも笑わせどころも、ぜんぶどハマりした。もう、今年はこれ以上の本は読めないような気がする…

    投稿日:2023.05.02

  • びん

    びん

    震災被災者の生活と高校野球を絡めた心温まる小説だった。 被災者の暗い雰囲気を所々でキラッと光る三羽さんユーモアが払拭してくれ、被災者には失礼ながら楽しく読ませていただいた。 初めて接した作者だったけど、今後も追いかけたい。(^_^)v続きを読む

    投稿日:2023.04.29

  • maimaiky

    maimaiky

    おもしろかった〜!!!
    実は読むのすごく時間かけてしまったのですが、野球のテーマは元々すきだし、水害にも関わる話ということで、色んな感情も渦巻きながら読みました。

    投稿日:2019.03.14

  • m-t

    m-t

    凄くかわったイレギュラーな青春野球小説です。

    水難事故で村を失い、街に仮住まいする。
    しかし街の長すぎる生活は村の人々の心を病んでいく。
    そんな中、高校生たちが野球を通して成長していく。

    ちょっと変わった登場人物たち、
    普通じゃない設定、そして普通じゃない展開。
    続きを読む

    投稿日:2018.02.11

  • Kazuko Ohta

    Kazuko Ohta

    水害に遭った蜷谷村の人々は、仮設住宅で避難生活を余儀なくされています。練習もままならない蜷谷高校の野球部の投手コーキと捕手モウは毎日ダラダラ。監督の大木は練習場所の提供者を探していますが、なかなか見つからず。町には野球の名門である圭真高校、通称K高があり、そのK高監督の結城は大木の教え子。大木は結城の才能を潰してしまったという思いから、結城には声をかけられずにいました。しかし、蜷谷高校野球部の話を聞いた結城のほうから声をかけます。こうして合同練習を開始する名門野球部と田舎の駄目野球部。読み終わった直後は「まぁまぁ」という感想でしたが、じわじわと沸いてくる爽涼感。

    さまざまな野球小説に共通して言えるのは、この『イレギュラー』の一文。「忘れてはならないのは、イレギュラーではボールデッドにならないということ。どこに当たって痛がっていようが、呆然と立ち尽くしていようが、プレーは継続されるということだ」。人生も同じこと。
    続きを読む

    投稿日:2017.04.26

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