【感想】顔のない敵

石持浅海 / 光文社文庫
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
4
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12
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ブクログレビュー

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  • Yuki

    Yuki

    対人地雷を題材にした六編と、デビュー作「暗い箱の中で」を収録した短編集です。

    対人地雷という社会問題とミステリの組み合わせは、長編デビュー作である『アイルランドの薔薇』を彷彿とさせます。

    あまり馴染みのない、対人地雷という題材が、様々な角度から取り上げられているのが興味深く、勉強にもなりました。

    デビュー作である「暗い箱の中で」は、短い中にも現在の作風に通じる要素が感じられ、その独自性が既に発揮されていることに驚かされます。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.10

  • あくら

    あくら

    対人地雷ミステリーって異色すぎる。
    “地雷”と聞いても、踏んだ瞬間爆発するものぐらいの認識しかなかった。
    なので、この短編集を読んで「自分はその性質さえも全く理解できていなかったんだな」と少し後ろめたい気持ちになった。
    地雷を取り巻く人間関係や環境を題材にしながらも、作品として面白いと思わせるのはさすが。
    続きを読む

    投稿日:2022.10.16

  • kaorukaeru

    kaorukaeru

    対人地雷の連作短編6作+別枠短編1作
    対人地雷に絡む謎解き(地雷なしもあり)
    どの作品も謎解きの下りで、なるほど、と
    なってしまう
    最後の作品は処女作短編ということでしたが
    内容はとてもよく楽しめまし続きを読む

    投稿日:2022.03.26

  • けわた くーすけ

    けわた くーすけ

    as you know, i hate the war. no more anti-personal land mine, (poison) fog and newclear. well i'm really step in it?σ(^_^;)? mine sweeper the game means deminer.続きを読む

    投稿日:2018.05.25

  • こじまる

    こじまる

    短編のミステリーが、時間軸はバラバラに(作者には意図があるんだと思うけど)書かれていて、一応すべて、殺人事件が起きる。
    犯人の罪に対しては、ゆるく、誰が犯人なのか、目的はなにか、それによって見逃される罪も。
    私は逆にそれが新鮮。
    この話の主題は、地雷であり、それ以外のことはたいした問題ではない扱いが、わかりやすくていい。本当はきっと、そうではないけど、際立ちが出るので、地雷という主題がぶれないから。
    続きを読む

    投稿日:2017.09.10

  • masariviera

    masariviera

    けっこうよかった。
    まあ、そんなにプロットは無理してないし、ミステリとして良質だし、地雷というテーマが際立っていい。
    地雷をめぐって引き起こされる殺人。
    特異であるから、単純に法の裁きに縛られないのも好ましい。
    まあ、最後の一編はおまけかな、かなり初期作品みたいだから、作者の成長がうかがえました。
    続きを読む

    投稿日:2016.08.06

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