【感想】俺の妹がこんなに可愛いわけがない(3)

伏見つかさ, かんざきひろ / 電撃文庫
(44件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
10
15
12
3
0

ブクログレビュー

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  • ニャン太

    ニャン太

    このレビューはネタバレを含みます

    ワガママな妹となんやかんやそれに付き合ってあげる兄のコメディ展開が面白かったが、終盤の妹への嫉妬のくだりで不覚にも一発くらってしまった。京介や黒猫の心情にものすごく共感できる。でもそれはそれ。いや〜良い一冊だったな。

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    投稿日:2024.03.04

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

     表面上は美しさに彩られる行動が、実は…。かかる入れ子構造のストーリーはどんでん返しにしやすいし、人間のグロい部分を強調できる。

     そんなストーリーを、本巻は不自然さを減らすように心掛けて(やや沙織がチートだが、編集者との面会に至る過程のあり得なさも、ギリギリのところで踏みとどまっているか)展開させるのは、上手いなぁ、と。
     
     また、編集者氏の黒猫へのセリフは、別にクリエーターだけに妥当するわけでなく、研究者も他の職種の人にも突きつけられる当たり前のことで、大人の目から見れば当然であって、学生ならばともかく特に感慨を生むようなものではないはない。
     その上で、さらに、自らの固有の経験がどの職種においてもその仕事に反映させることが可能で、有意味・有意義になるという本作の大人側の指摘は同感。ここらあたりが些か陳腐ではあるが、意味ある説教・導き小説となっている印象は残る。

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    投稿日:2017.01.22

  • こや

    こや

    このレビューはネタバレを含みます

    相変わらずのお人好しの京介。

    今回は黒猫が高坂家へ遊びに来た。
    黒猫と桐乃は喧嘩状態の中に京介は帰宅。
    桐乃のケータイ小説は軽く、黒猫の同人誌は設定が非常に分厚い。
    対極の二人をどうにかなだめつつ、仲直りさせ。

    京介のハロウィンは真奈美の家の和菓子屋にて。
    真奈美の祖父母は二人をくっつけたくて仕方ない。
    相変わらずの田村家騒動。
    真奈美は京介の家に行く事を約束する。

    クリスマスイブ。
    京介は桐乃と渋谷のラブホにいる。
    遡って、桐乃が書いたケータイ小説が本になるかもという流れで。
    取材という事で、渋谷での買い物、冷水を浴びたのちにラブホで桐乃はシャワーを浴びて。
    結局それが原因で風邪を引くのだが。
    その間に新年を迎え、年明けと共にケータイ小説『妹空』が本決まり。
    が、実はパクられ桐乃ではない人に乗っ取られて。
    奪い返しに乗り込む京介と黒猫。
    そんな事も知らない桐乃。
    あくまでも裏方に徹する二人。
    続編を執筆して筆を置く桐乃。
    黒猫は桐乃よりも長く小説を書いているが芽が出ず。

    桐乃の『人生相談次で最後だから』と言い残して次巻へ。

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    投稿日:2016.03.23

  • 永杜

    永杜

    ついにアニメ観賞、幼馴染の家に久しぶりのお泊り
    クリスマスの日に取材、盗作騒ぎ。

    遊びに来た挙句、またしても喧嘩。
    それを仲裁せねばならない兄…大変すぎる。
    2話目は妹まったく関係なく、平和に終了。
    和菓子は売れたのでしょうか?

    ある意味どういう取材だ!? と突っ込みたい3話。
    びくびくの4話。
    そういう言いがかり、たしかにありますから
    一々相手をしていたら話になりません。
    とはいえ、妹もかなりうかつ、としか言いようがない。
    PWを教えるって、銀行の暗証番号教えるレベルで
    危険という事に気がつかなければ…。

    そして最後の一言。
    次で最後とは、どういう事でしょうか?
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    投稿日:2015.07.12

  • yep621

    yep621

    ようやくキャラクターの立ち位置が落ち着いてきて、キャラ同士の掛け合いを楽しめるようになってきた。
    これまでは妹の言動がきついせいで桐乃の印象が良くなかったが、少しずつ兄に心を許しているような場面も登場してきてバランスがとれてきたと思う。
    それでも地味子が今のところかわいい。癒し系って良いよね。
    作品盗作の話は胸くそ悪い内容だったが、努力しても追いつかない存在に対しての嫉妬は共感できた。
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    投稿日:2014.10.03

  • キじばと。。

    キじばと。。

    桐乃が書いたケータイ小説が大人気を博し、書籍化される運びとなります。桐乃はクリスマスに京介を伴って渋谷の街に出かけ、小説のための取材をおこないますが、せっかく書いた小説が盗作されるという事件が起こります。京介と黒猫は犯人を見つけ出そうと出版社に持ち込みに出かけて、犯人を追い詰めます。

    ……という話なのですが。このテーマって、あらかじめ批判を封じてしまうようなところがあるんですよね(著者が意図して、というわけではなく、構造上そうした効果を生んでしまうということ)。感想が書きにくくて仕方がないのですが、とりあえず、黒猫をあそこまで突き落とすとは意外でした。テンプレキャラ萌え小説に見せかけて、ケータイ小説を世に送り出している出版社という「現実」の位置から、オタク的な「キャラ立ち」を相対化するという物語の仕組みそのものは、それなりにおもしろいと思いました。

    それでも、こういうメタ的な視点からオタク文化に対する批評性を確保するという手法は、まさにオタク文化の中で育まれてきたものであって、ケータイ小説などの及ぶところではない、というくらいのことは言ってもいいのではないですか。というか言いたい。

    じつのところ、ストーリーそのものはあまり好きになれなかったのですが。……やっぱり感想が書きにくくて仕方がありません。
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    投稿日:2014.03.23

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