【感想】徳川三百年を支えた豪商の「才覚」

江戸時代の豪商のエピソードを気楽に楽しむ、そして。

厳しい時代の中、知恵と勇気をもって新しい商品、新しい販売方法、新しいマーケットを築き上げた歴史的豪商達のエピソードが書かれている。知らなかったエピソードがあり、歴史の読み物として楽しむ事は出来た。以下…に登場した豪商を列記する。
河村瑞賢、角倉了以、紀伊国屋文左衛門、升屋小右衛門、海保青陵、吉田清助、西川甚五郎、市島喜右衛門、松居遊見、濱崎太平次、濱口梧陵、北風正造、淀屋常安、三井高利、石田梅岩、豊島屋十右衛門、宿屋飯盛、伊能忠敬、嘉納治兵衛、本間光丘、広瀬久兵衛、高田屋嘉兵衛、銭屋五兵衛
「現代の企業人にも通じる決断力」について、実は強く書かれていない。将来、自分の体験とこの本の記憶が融合して「ああ、この本に書かれていたのはこれか」と感じる事を期待しつつ、今は気軽に「知らなかった豪商のエピソードを楽しむ」方針で読むのが良いと思う。
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