【感想】失恋探偵ももせ 【電子特別版】

岬鷺宮, Nardack / 電撃文庫
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
1
5
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  • 探偵ものとは思えないが面白い

    失恋の裏にはどういう事実が隠されていたのか知りたいというクライアントの望みに応える形で探偵を始めた百瀬。
    ショートストーリーでいくつもの依頼にこたえつつ、主人公一人しかいないミステリ研にミステリーに興味がない彼女が入部し、人付き合いが得意ではない彼女がこういうことをしてるのか?そのあたりは面白いかな。
    ただショートストーリーなのでクライアントに理由を告げる時にこういった謎があったのかと明らかになるので、ミステリー的な要素はちょっと無理かな。
    イラストはすごく綺麗だし。読んでて楽しかった。
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    投稿日:2014.11.23

  • 恋のミステリーを解き明かす探偵コンビ

    お話はクライアントごとに解決するので、移動中の短い時間でも安心して読めます。

    学生同士の恋愛は、たいてい失恋の衝撃でそれどころではないので
    「なぜ失恋したか?」なんてなかなか知り得ないものです。
    こを解き明かしてクライアントの希望を叶えるストーリーです。
    素人探偵コンビが答えにたどり着いて、
    クライアントに真実を伝えるときの葛藤が学生らしくて歯がゆいです。

    あと、真の名探偵はもう一人います。
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    投稿日:2015.02.25

ブクログレビュー

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  • カツ

    カツ

    探偵という文字に惹かれて購入。
    ラノベということで、あまり期待せずに読んだが、なかなか楽しめた。
    探偵とあるものの、ミステリとは言い難いかもしれないが、探偵行為を行う高校生コンビの物語、として読めば、青春モノとして面白い内容だった。
    もしかしたら、自分が学生時代に読んでいれば、そこまで面白いと想わなかったかもしれない。失恋をテーマにしながらも、ストーリーとしてはそこまで大きな山があるわけでもなく、予想範囲内の物語が続く。
    ただ、破天荒な登場人物が無双するような学園ものよりも、こういう小説のほうが、自分の学生時代を思い出せるような気がする。
    良くも悪くも現実的な感じがする。
    もちろん、失恋探偵なんて非現実的だし、高校の中でこういう活動をしていたら、一気に噂になるだろう。
    しかし、そういう物語はたくさんあるし、個人的にもそこまでリアルにする必要はないと思う。
    普段が殺伐とした小説を多く読んでいるせいか、たまにこういった物語を読めば、素直に面白いと思えるような気がした。
    シリーズ化されているようなので、気が向けば続編も読んでみたい。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.07

  • のこ

    のこ

    本編全3巻完結。スピンオフ作品が他にあります。
    ローテンションだけど、その実、密着アピールの美少女千代田百瀬の可愛いさで満点です。
    最初の短編で出た依頼者達が後で百瀬達の恋を手助けする場面に、百瀬の変化を感じた。矜持ヶ谷摩緒さん素敵です、幸せになってほしい。続きを読む

    投稿日:2020.05.10

  • もるがな

    もるがな

    失恋探偵、という一風変わった、それでいて広がりを感じさせるシチュエーションの本作ではあるが、内容、文章ともにわりとあっさりとした読後感。個人的には女子高生が当たり前のようにメイクをしているという描写がとても上手い。大人びた幼さというのを丁寧な距離感で表している。若干ネタバレにはなるが「何故学校を休んで室内にいるのにメイクをしているのか?」という疑問があったが、ラストを読めばその真相はかなり味わい深い。ただ、難点を挙げるならそもそもが依頼とはいえ、かなり「下世話」な活動であり、その部分に対しての言及が無かったのに少々引っかかりを覚えた。だがそれら失恋探偵という活動の掘り下げは、次巻以降に十分期待できるし、それだけのポテンシャルを秘めた小説であるとは思います。続きを読む

    投稿日:2019.05.25

  • rashita

    rashita

    ライトなミステリー+ラブコメ、といった印象のライトノベル。

    4つの短編集としても読めるが、一応ひとかたまりの物語である。

    失恋探偵とは何か?

    失恋した依頼主が望む真実を解き明かす探偵。その真実は、フられた理由だったり、(元)彼が付き合いだした新しい彼女の素性だったりとさまざまだ。探偵である百瀬さんは、失恋を乗り越えるために、真実という杖を依頼主に手渡そうとする。たとえ、それがどれほど残酷な真実であっても・・・。

    という話に、ラブコメ要素が乗っかってきて、無事電撃文庫のライトノベルになっている。

    物語の方向感覚にはとても好感が持てる。文体も読みやすい。

    若干、ミステリー要素がライトすぎるきらいはある。ミステリー小説好きの方ならば、すぐさま伏線を発見することだろう。まあ、その辺を強く期待する小説ではないということだ。
    続きを読む

    投稿日:2018.10.09

  • lacrimosa

    lacrimosa

    『恋』という気持ちが本当に大切なものなら、事実を知って、きちんと受け止めるのが誠実な在り方ではないですか……目をそらすのが、正しい在り方だとでも言うのですか……?

    投稿日:2015.03.21

  • mokunokami

    mokunokami

     「探偵」と銘打ってはいるが、ミステリとしてはすぐにオチが読めてしまう単純な展開で未熟。それ故にワトソン役の語り手が(ミステリ愛好者という設定なのに)単に頭の悪い男に見えてしまう。恋愛ものとしてはメインヒロインにもサブヒロインにも魅力がなく(あるいは魅力を描けておらず)、キャラクターを売りにするライトノベルの絶対必要条件を満たしていない。いろいろ残念な作品。続きを読む

    投稿日:2014.03.21

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