【感想】ロクでなし魔術講師と禁忌教典

ちゃらんぽらんな講師が実は…(^-^)/

学園ものの作品です。
ちゃらんぽらんでいい加減な授業しかしない駄目講師が、実は凄腕だったというギャップ系のストーリー展開です。
作品の中で扱われている魔術に関しては、独自の設定を考えられていますが、然…程難解なものではなく比較的分かりやすいものになっています。

キャラクター同士の絡みも面白く、ストーリー展開もテンポよく進んでいて読んでいてストレスを感じることもありませんでした。
2巻以降も読んでみたいと思える作品です。続きを読む

期待できるデビュー作

ダメ教官がちょっと頑張るようになる話。

主人公のグレンは、魔術と仕事が大嫌いでニート状態になっていたが、「保護者」に母校の臨時講師を押し付けられる。当然、まったくやる気なし。
だが、詠唱速度や魔力量…は人並み以下でも、魔術の本質を非常によく理解していて、応用力はダントツ。少し真面目に講義をしたら、たちまち大人気に（じっさい面白い）。
さらに、教え子たちの危機に直面し、持てる特殊技術を全力で振るって戦う。

魔術嫌いになった事情は重いものの、すっかり開き直ってロクでなし路線を突っ走っているグレン。けっこうアホ。
でも、元々は彼も魔術が好きだったんだよ、と。

グレンに影響を与えるヒロインは２人。
不真面目なグレンに腹を立てる優等生の「白猫」システィーナ。
最初からグレンに懐く「子犬」ルミア。
本命はシスティっぽいが、ルミアも予想以上に重要な役割。

タイトルの禁忌教典は、１巻ではまだ出てこない。関係があると思われる天空城も、少しヒントが出るだけ。
基本的にはキャラクター紹介編というところか。

作風はマンガ的で、多少陳腐なところもあるが、デビュー作としては上出来。
いろいろと展開がありそうな伏線も多いし、書き慣れてきたらもっと楽しく読めそう。
今回は☆４個にしているが、続きには大いに期待。
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言葉の力を理解して構成する

過去にも呪文に拘った作品はあるけども、それぞれの小節ごとにきちんと意味を持たせてそれらを再構成するという切り口は今までに無かったかも。

魔法に愛想を尽かした主人公と、魔法を極めたい学生の集まる学院。…教える気の無かった教師が、最低限でも教えるつもりになった心境の変化と、魔法に愛想を尽かした理由。盲目に魔法を極めようとする少女とその心に起きる変化。言葉の持つ意味合いを魔法の力に置き換えるストーリーは秀逸ですね。続きを読む

働きたく無いでござる

冒頭から働きたくないと公言している主人公が一転やる気を出して授業を始めるところは大好きなワンシーン
バトルもあり楽しめました。

キャラの絡みが良い感じ

アニメ見て面白かったので、購入してみました。
内容としては純粋なファンタジーで有名な魔術学校の講師にダメ人間で実力もなさそうな主人公、グレンがやむを得ない事情により講師になり、そこの生徒の２人のヒロ…イン達と事件に巻き込まれていくという感じです。

あらすじ見ただけだとよくあるですが、全体的にキャラクターがどんなキャラクターなのかはっきりしていて、そのキャラクターがどういうキャラなのか掴みやすく、読みやすいです。また、会話にセンスがあり、面白く、その個性のあるキャラクターと交じり合い、１つ１つの会話が面白いと思います。
また、その個性の部分とも関係しますが、比較的キャラクターの目標や動機などが分かりやすく、それが性格などともうまく一致しているところが話を面白くしているように感じます。
また、魔術などに関する説明もうまく話に入っており、その内容もある程度分かりやすくまとめられていたのもよかったかなと思います。また、その内容が説教にうまく混ざっていたりなど物語の中でうまく使われていたのも個人的に好感が持てました。
ファンタジー好きな人なら楽しめるかなと思います。

あとアニメ見た方向けに話すとだいたいアニメと今のところ、内容は同じでアニメ見た人なら途中からでも入りやすいかなと思いました。ただ、説明やキャラの台詞などより詳しく入っていたりして、こちらはこちらで読む価値はあると思うので、アニメ見た興味湧いた人などは1巻からよむのもいいと思いますし、途中からでもいいかなと思いました。


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