新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
山田詠美 / 講談社文庫 (28件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
rams
3
嫌な話なのに惹きつけてやまない、すごい話でした
共感できる人間も誰一人として出て来ない、楽しいとは程遠い話で 不快感を露わにしたり、読む事を拒絶する人も居られると思うのですが それらを全てひっくるめて山田詠美さんらしい味の話だったと思います この…話には一般的ではない愛の形が描かれていますが そういった表面的な事柄ではとらえきれない もっともっと奥にある人間の本性を一切の躊躇なく描き切った傑作だと思います続きを読む
投稿日:2014.09.08
報告する
"powered by"
Jasmine
ラストの方は、なんだかホラー小説 からのメリバ、、、。 とはいえ、巧みな文章で、ぐーーーっと引き込まれての一気読み。 実際にだれからもジェントルマンと言われる友人がいるが、そういう彼もどうしようもな…く弱いところや、醜い部分がある。 『紳士と呼ばれる奴もどこかにシミがあるものさ』と自論を持っているが、漱太郎のイカれっぷりは衝撃。それに寄り添うように生きるユメもイカれてる。 その2人に関わる女性もやっぱり壊れてて、終盤は衝撃の人怖展開で驚愕した。 ユメが華道・フラワーアーティストをやっていたのは、ラストの展開で納得。 夢に生きるでユメ。名前も最後に納得。続きを読む
投稿日:2023.08.26
アラエッサ
このレビューはネタバレを含みます
なるほど、漱太郎のやばさとはそうゆうことか、と納得する場面も束の間、なんとBL展開。 いや、私は女だしレイプ魔は許しちゃいけない存在だけど、漱太郎に恋する夢生のこともわからないでもなく。落ちのおかげでスッキリ。
投稿日:2022.10.16
りへまる
夢生は、漱太郎の悪魔のような一面に惹かれ、彼を愛し守り抜くと心に誓う。彼の罪を聞く自室を「懺悔室」と表現した。暗闇と罪の間にある美しさがとても良かった。山田詠美の文体でBLが読める幸せよ。
投稿日:2022.06.07
ぽんこつちぃ
うーん。 なんとも言えないなぁ。 何点かここは話が拡がるわけではなかったんだな~と思う事があったり… ???と思うことがあってページを戻って確認したりする作業も何度かあったな 何でこの本が家にある…のか分からないけど(過去に購入したんだろうけど)自分で購入するようなジャンルではないから新鮮っちゃ新鮮… でもいつか読み直すことはないかな続きを読む
投稿日:2021.08.22
ほうじ茶子
息つく暇もなく一気に読んでしまった。途中でやめることがなぜか出来なかった。 漱太郎は人の姿をした悪魔だ。究極のエゴイスト。無邪気に残酷なことをする。けれども普段は世間体を身につけて、眉目秀麗、文武両道、誰にでも優しく親切なのだ。 そんなある時、彼の悪事を目の当たりにしたゲイの夢生は恋に落ちる。彼に惹かれ共犯者となり、圧倒的な支配下に身を置くことになる。 何十年も恋心を残酷に扱われていた夢生も気の毒(でもそれは自らそうしているので)だけど、シゲのことがほんとうに可哀想でショックで。 今は、すごい小説読んでしまったと改めて思っている。
投稿日:2021.04.13
ちびねこ
同性愛、不毛で究極の片想い。 山田詠美さんの今まで読んだ数作品はすごくダイナミックで繊細で形容しがたい感情にさせられたけど…。うーん、私が年をとったせいか、これは響かなかった。 レイプをはじめ、サイコパス瀬太郎氏の犯した罪らが陳腐なファンタジーに読めてしまって…。完全犯罪みたいな流れだがいやいや痕跡残しまくりやろ。 しかし、ユメの罪の象徴である鋏が、罪をおかした最愛の男へのギロチンになるとは…
投稿日:2020.08.17
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。