【感想】灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち

十文字青, 白井鋭利 / オーバーラップ文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
3
7
2
0
0
  • 第二部開始的な

    前巻の終わりで死んだとしか思えないモグゾーがどうなったかには触れませんが、パーティーはあらたなエリアに進出する事になりました。全体を通してみると、1~2巻を少しスケールアップして繰り返した感じです。やっぱりランタが滅茶苦茶ですが、話を引っ張っています。でも、彼もちょっとずつ成長してますね。もっとも、まだまだ誰かとくっついてる所は想像できないくらいの壊れっぷりですが。

    毎回書いてますが戦闘がど派手で読み応えがあります。本巻は前半が三巻の最終章みたいなもんなんで、後半に戦闘が詰まっています。確かに敵の強さが上がり、パーティーがレベルアップしているのが読んでいて分かるのが凄いです

    一方、この世界の謎はヒントも出ません。そろそろ全体のストーリーも進めてほしいところです。最初に書いたように、マンネリとまでは行きませんが、今までのストーリーの繰り返しのように感じるじます。ま、ちょっとだけ新たな展開もあるんですが。

    死の匂いがプンプンするこの小説にこう書くのも奇妙な事ですが、安定の四巻でした
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    投稿日:2014.08.06

  • 全能の勇者じゃなくても

    前巻(level. 3)がものすごく気になる場面で終わった本シリーズ。今回も先の読めないストーリーに翻弄されまくりましたが、この翻弄力(?)は十文字作品の大きな魅力でもあります。
    基本的な流れ(戦闘+その合間に各自行動)はこれまでと同様で、迫力ある戦闘シーンも健在です。その戦闘シーンですが、文章であの臨場感&緊迫感を出せるのはすごい。自然と引き込まれてしまいます。
    この4巻ではちらほらと新たな展開もあり、物語はさらに盛り上がっていきそうです。パーティメンバーも本当に成長しましたね。ハルヒロやメリイはもちろん、なんと、あのランタまでときどきカッコよく見えるという……。
    悩んだり戻ったりしながら、少しずつ成長していく。そんな彼らだからこそ、応援したくなるのかもしれません。
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    投稿日:2014.08.15

  • 生きていくためには

    前回は初めての大規模戦に参加。
    その結果どうなったのか?仲間との絆・時間の流れが非常に細やかに感じます
    うざいランタも色々思う部分があります。
    そして書籍説明通り、前回非常にキーになる戦いをした主人公グループに色々勧誘がきます。
    登場人物は一巻からそれほど増えてないので、キャラクターが混在するということなく読めます。
    そして、キャラの個性も培ってきて個々の視点・グループの視点共に楽しめます。
    主人この成長・仲間の成長地道に成長していくので、読んでいても楽しい。
    前回、チョコの登場で主人公は色々思い出しそうになっていたけど、チョコの死によってその辺が今後どう繋がるのか?個人的にきになります。

    死が身近に感じる作品。緊張感はいつまでも続く。

    そしてこれはソニーの早期予約の不満。
    先月下旬に予約販売が始まり、月末で消費できないポイントあるし、
    予約したけど、ポイントがその場引き落としにならないから、ポイント消費したいのに使えない。
    それに予約特典をアピールしてる割に早期に予約しても安売りとかないのね。
    DLしないと読めないのなら、スマフォで購入しても大した差がないし
    本屋と違って在庫切れがないのが電子書籍の特徴。何かのメリットをつけてほしい。
    それよりいつ発売するのか?その辺を手厚くしてもらったほうが嬉しい。
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    投稿日:2014.08.07

  • 読んでいて主人公たちの成長が楽しい。

    この巻から、主人公たちは新しい場所に冒険にいき、新しく仲間を受け入れます。
    新しく仲間を受け入れることで、自分たちがしなければならないこと、今まで仲間が人知れずカバーしていたことの大きさがわかったようです。
    この辺は読んでいる私自身も色々と考えさされました。

    戦闘シーンの描写が上手い作家さんです。戦闘シーンでは緊迫感が伝わってきます。
    しかし、主人公たちがなぜゲームのような世界に飛ばされてきたのか、なぜ名前以外の記憶がないのかその辺の説明が4巻になってもありません。

    ゲームのような世界でありながら、普通のRPGだと強くなるには武器や防具などの装備品を頻繁に取り替えたりして整えると思いますが、この辺はあまり取り沙汰されてはいません(全くないわけではありません。今回は、主人公が武器をグレートアップする描写があります)
    ともあれ読んでいて主人公たちの成長が楽しめる本です。

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    投稿日:2014.09.26

  • 生き抜く強さ

    とにかく続きが気になる。

    物語の特徴:
    テンプレ的な俺tueeeではない。だけど、主人公には別種の強さがある。油断してピンチを招いたりはするものの、決して油断し過ぎない、大事なところで判断力を発揮する生き抜く力、強さを感じる。そういう、"選ばれた主人公"ではないけど、物語の中心あたりにギリギリいてもいい主人公の物語だと感じた。
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    投稿日:2014.10.01

ブクログレビュー

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  • tacom

    tacom

    このレビューはネタバレを含みます

    ワンダーホール編。

    メンバーそれぞれの苦悩に始まり、新たな仲間が入る。最初はそんなに好きになれそうにないキャラと思ったが、、さすがこの作品。

    なにより星5にしたのは終盤のウストレル戦。
    息もつかせず読み切ったという感じ。めっちゃ面白いし没入感ハンパじゃなかった。
    次巻も期待です。

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    投稿日:2021.12.14

  • 読生

    読生

    リーダーの責任、神官の責任、戦士の責任、魔法使いの責任。
    みんな命を背負ってる。
    パーティを組む以上、誰もが誰もの命を背負ってる。
    背負う覚悟、背負われる覚悟。それが無くてはパーティは成り立たない。

    投稿日:2018.01.08

  • 黒紅

    黒紅

    初っ端から夢オチとかいう泣ける展開。
    一歩進んだと思ったらまた後退して、そこからまたじりじりと進んでいく。だってまだ生きてるから。ていうこの感じ本当好きです。
    ライトノベルだし仕方ないと思うけど、だからこそ一冊薄くてすぐ読み終わっちゃうのがもったいない。
    なんでクラン入ったのかは唐突すぎて全然わからなかったけど、次巻以降ですね?
    ここから第二章はじまりはじまり
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    投稿日:2017.06.17

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

     自分より強い相手と戦う肉弾戦描写はgood。しかも、本作の主題と目される、パーティ・メンバー間の関係性も、戦場での要が欠けることで分裂の可能性も胚胎しつつ、益々一触即発の危機に直面。

     かように全編に亘り、緊張感あふれる描写で物語は展開していく点は買いである。

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    投稿日:2016.12.17

  • SOJO

    SOJO

    3巻の結末が衝撃的だったので,この巻はどうなるのだろうと期待と不安を感じながら読んでいました.ハルヒロの1人称で語られていく世界にのめり込んでしまいます.パーティーにとっては様々な意味で,節目をむかえます.各々が不器用ながら前を見て進んでいく姿に読み終えるころにはワクワクが止まりませんでした.続きを読む

    投稿日:2016.08.17

  • ちーぺん

    ちーぺん

    大規模戦闘。チャコの死。死闘の末にモグゾーの死。新たな狩り場へ。新たなタンクとして聖騎士グザクも加入。

    投稿日:2016.02.22

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