【感想】逢はなくもあやし

坂東眞砂子 / 集英社文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
3
2
2
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • ゆつ

    ゆつ

    表紙の雰囲気から愛憎劇みたいなものを予想していたのですが、内容にはギャップがありました。

    「待つ」を健気ととるのか執念ととるのか。

    前半はしっとり感。後半バタバタといろんなことがわかっていく感じでした。続きを読む

    投稿日:2023.08.21

  • 43street

    43street

    同棲していた恋人が「待ってろ」と言って出かけたまま帰ってこない。
    故郷を訪ねていったら意外な状況だった。
    で、その後も待っているのか?

    というようなお話だった。
    前回読んだ「恍惚」の方が雰囲気があって好きだな。
    まあ、こっちの方が読みやすいけど。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.30

  • hito-koto

    hito-koto

    鎌倉生まれ香乃(こうの)24歳、橿原生まれ篤史27歳。東京の香乃のアパートで同居して半年、篤史は「待ってろよ」と言って旅に出たまま・・・。篤史の実家、奈良の橿原に出かけた香乃が目にし、耳にしたものは。待ちつ、待たれつすること、これが即ち人生なのか・・・、悠久の昔、藤原京の時代から今日に至るまで、男女の恋、切ないまでの恋をうたった坂東眞砂子さんの作品です。「逢はなくもあやし」、2011.8発行。タイトルは持統天皇の歌からでしょうか。「燃ゆる火も取りて包みて袋には入るといはずや逢はなくもあやし」天武天皇への愛の歌。続きを読む

    投稿日:2020.02.13

  • hanaasagi

    hanaasagi

    ~5月3日

    旅に出たまま戻らない恋人を探すため、OL・香乃は彼の故郷である奈良・橿原を訪ねる。しかし彼の母親から彼は既に亡くなったと告げられる。「すぐ戻るから待ってろよ」と言ったのに、なぜ…。時が止まったような町で答えを探す香乃は、考古学者から亡き夫の復活を待ち続けた女帝・持統天皇の逸話を聞かされる。「待つ」ことの意味とは―時を超え、男女の想いが交錯する。書き下ろし長編小説。続きを読む

    投稿日:2013.05.03

  • homodelphinus003

    homodelphinus003

    鸕野讚良の最後の解釈が、なるほどね。と思った。
    そうかもしれない。
    「朱鳥の陵」を読んだばかりだったので、なおさら

    篤史の母と鸕野讚良が重なる。 
    香乃は額田と重ねているのか

    私は待たない。過去ではなく今を、これからを生きる。
    2011の東日本大震災の後に書かれたこの話は、そう宣言しているようだ。
    続きを読む

    投稿日:2012.11.22

  • asnayumi

    asnayumi

    鹿児島の先輩おすすめの一冊。河瀬直美さんの映画みたいだなーと思いながら読み進めていたら、あとがきに河瀬さんの映画にインスパイアされたというような著者のひとこと。納得~。

    投稿日:2012.05.06

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。