新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
鈴木敏夫 / 岩波新書 (23件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
emicoemi
天才監督を、バックアップかつ操縦する天才プロデューサー。 スタジオジブリがジブリたる所以は、この3名にある。 好きを仕事にできるのは、本当に素敵なことであり、大変なことなんだと感じた。
投稿日:2023.08.24
pctr
仕事本としてもハッとすることが多いが、各作品のエピソードが素敵。 真剣だが遊びのある仕事。 ・わかったような相槌を打つことは弱さ。相手と教養を共有する ・信頼はするが尊敬はしないという関係 ・細…部にこだわり研究し尽くす ・起きてしまったことはもうどうでも良くて、その場の対処を楽しむ ・課題に向き合うときは不安や気負いはじゃまになったりするので、野次馬精神で冷静に見ることが役立つ ・発表する作品が常に新鮮で意表を突くこと、宣伝はその魅力に絞ってアピールする ・結論にたどり着くまでには相当悩み、たどり着いたらそれでいいと割り切る。軌道修正が必要になったら潔く謝る ・ミーティングは楽しいものに。プロとアマが必要。若い人も連れてきてもらう。全員に意見を言わせる。テーマや方向性は示すが内容について自分の意見は用意しない。最後にまとめるところでみんなを説得する ・宣伝の仕方は作品ごとで異なり、自分がとらえた現代が当たっているか。宣伝しない宣伝もある ・プロデューサーとは、言葉をどう使いこなすかという仕事。映画をことばにして意義づける ・プロデューサーの仕事で重要なことのひとつは見取り図を書くこと。物事を大きく把握し、進行状況を確かめるために、図で表示する。地図を書くこと ・機能と人間というか、才能と誠実さのバランスは難しいが、その両方が絶対に必要。もっというと、まわりをホッとさせる人も必要 ・コンテンツではなく作品としての映画をつくるための町工場のような会社 ・好きな人と一緒に仕事をする。道楽としての仕事。続きを読む
投稿日:2023.05.04
くま
ジブリは宮崎駿がただいい作品を作って存在価値していると思っていたが、その裏には凄まじい歴史があり、多くの人の支えかあり、その中心にいたのが鈴木敏夫さんだった。 宮崎駿と高畑勲の天才2人を支え続けた鈴木…さんは本当にすごい方。 文中ににもありましたが、プロデューサーとして一番重要なのは作り方の見方になること。作れてが作りたいものを尊重しながら進めていく。しかし、それを世に出すためにも最も重要なのは宣伝であるということ。宣伝の仕方は作品によって時代によって変化させながら宣伝をしていく。 鈴木さん観点のジブリを見て、さらにジブリが好きになった。これまでの自分はジブリの魅力は時代に合ったテーマに沿ったストーリーだと思っていたが、鈴木さんが言うように本当のジブリの魅力は表現の力なんだなと改めて実感した。2人の天才アニメーターが作り出すこの表現こそがジブリの最大魅力なんだなと。 鈴木さんの考えて今の自分に一番教訓として得ることができた言葉 人間の聞き方にも2つあると思っていて、目標を持ってそれに到達すべく努力する。もう一つは目の前にあることをコツコツ烏中で自分に向いていることを見つけていくこれが生きるということだと思う。その中ではこんなにも出会うでしょうが、こんなは楽しんだ方がいい。その時のコツは困難を他人事だと思うこと。問題百科的に見ると解決を見つかることがある。続きを読む
投稿日:2022.08.13
オモテ
ジブリ映画は大学に入るまでほとんど見たことがなかったが、今年の春休みまでに全て見て、もののけ姫やナウシカなど、あまりこころを打たれることはなかった。 しかし、耳をすませば、コクリコ坂から、思い出のマー…ニーはどれも背景描写、ストーリーが素晴らしくジブリの良さを感じた。 鈴木さんの宮崎監督と鈴木監督の観察録みたいな内容は映画監督としてしか知らなかった2人の人柄やどのような経緯があって映画を作ったかが知れて面白かった。 特に、記憶に残らないものは大事じゃないからメモする必要はない、特に大きな目標は作らず、こつこつ目の前のことを一生懸命取り組み、自分の得意なことを見つけるという部分は格言だと思った。 そして、本気で仕事を楽しんでいる大人はかっこいいなと思った。続きを読む
投稿日:2022.07.06
もちこ
宮崎駿監督と高畑勲監督の両巨匠と、長年にわたってパートナーとして働いてきた人だから、大変な思いをしてきたことだろうと思っていたが、読んでいくと、「好きな人たちと仕事をすることが好き」という言葉に表れて…いるように、彼らとのやりとりを楽しんでいるのが伝わってくる。 長期的な目標は立てず、ただ目の前の仕事に全力で取り組んでいく。 先の不安を考えて怖がってしまう自分にとって、何よりの仕事メソッドだと思った。続きを読む
投稿日:2021.08.07
ゆる薬剤師カシオペイア
スタジオジブリに関わってきた著者自身の経験から、宮崎駿さん、高畑勲さん両名の仕事ぶりや会話のやり取り、プロデューサーの役割などが描かれた一冊。 思うのは、やっぱりとんでもない仕事をやってきた人たちっ…て圧倒的に熱があるんだなってこと。しかも、変わってる(笑) おもしろかったのは、電話のエピソード。 電話でたんに「会いたい」と伝える著者に対して、延々と会えない理由を述べる高畑さん。なんと、それが1時間!しかも、最後には代打を宮崎さんに押しつける始末。 代わった宮崎さんは宮崎さんで、「自分はしゃべりたい事が山のようにあるから、16頁よこせ」という。元々の依頼は8頁のつもりが倍の16頁。著者は2人を「なんという人たちだ」と思ったと書いている。 だけどこれで強烈に頭に残ったというから、コミュニケーションにおいて何が正解かなんて、やっぱりわからないもんだと思う。 『カリオストロの城(ルパン3世)』『ナウシカ』『トトロ』『千と千尋』『もののけ姫』などなど、日本人なら誰もが観たアニメ映画の裏話が多数書かれていて、ジブリファンでなくても読んでみる価値があると感じた。 年末のおすすめ本のひとつ。 やっぱり情熱を持って生きる人たちって、どこか愛嬌があって不完全でかわいい。ボクもこんな風に歳をとりたい。 そのためには、今、目の前の事に一生懸命にならなきゃいけないと、そう思わせてくれる良書だと思う。続きを読む
投稿日:2020.11.23
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。