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斎藤栄 / 集英社文庫 (1件のレビュー)
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さくら
大学生になった真部警視長の息子・浩一は、高校の先輩・柳木重吾の別荘へ友人4名、そして仄かに恋心を寄せる夕顔と共に遊びに出かけた。帰宅した翌日、一足先に帰宅しているハズの夕顔が行方不明になっている事実に…衝撃を受ける。無事、夕顔は帰宅するが、その理由を問いただす浩一は冷たくあしらわれる。そして、友人・黒川知太が不可解な死に方をする。残された芭蕉の句。浩一は父親の真部に捜査を依頼するが、続いて起きたのは柳木の密室殺人だった。 前作からまた数年経ったという設定で、今度は息子が登場。シリーズものは、こういう時間経過が入るので主人公に対する思い入れが深くってなって読みやすく楽しい。冒頭に真部の心理状況が書いてあるので、この事件の犯人の目星は付く……というのが残念かも。しかし、繊細な謎を鏤めてあり、この謎はなかなかワタシ好み。 タイトルの「月」は今回、色々な名称として扱ってる。章ごとのタイトルも必ず「月」を使っていてなかなか美しい。また最後の花の鉢にまで使ってある処に作者のこだわりを感じる。 事件そのものの解明は以外と簡単だし、絶対ここに結びつく……というのが判り過ぎるほどだが、物語全体的に流れる雰囲気はスキかも。続きを読む
投稿日:2001.06.01
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