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三好春樹, 市川リンタロウ / 介護ライブラリー (3件のレビュー)
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taka092767
【職場での介護に行き詰まっている人へ】 三好春樹氏の「生活リハビリ講座」で語られる高齢者のエピソードが、少し形を変えて描かれています。ほぼノンフィクションな例からより良い関わり方を学ぶことができます…。 日々の仕事に疲れ、正しいことができているか不安な人には、是非読んで欲しいです。 気休め以上の何かが得られることでしょう!続きを読む
投稿日:2019.06.28
岡本大輔@介護支援専門員
このレビューはネタバレを含みます
チェック項目5箇所。施設では、その日の夜勤がだれかによって、問題行動が出るかどうか予測がつくことがあります、それなら原因は「脳」ではなくて人間関係、老人と介護者の相性ということになります。脱水に気づかないでいると、夜間せん妄といった症状が出ることがあり、、それさえも認知症だからだと思われてしまうことがあります、元気がない、食欲がない、便秘、皮膚の乾燥といった初期の症状から脱水を発見するのは介護者の役目です、「元気がない」のが「徘徊しなくなる」という形で表れることもあるので気をつけてください。「家に帰る」とはなにか……「家」とは実体ではなくて、”我が家のように落ち着ける場所”のようです、それなら介護職にできることは、ここを自分がいるべき場だと思ってもらう場だと思ってもらう工夫をすることです。満州では空気が乾いているので入浴の習慣がなかったという、問題行動ではなくて生活習慣だったのだ。盗られ妄想……自立心の強い老人が、介護者に一方的に迷惑をかけていることに耐えられず、介護者を”泥棒”にすることで、自分のほうこそ迷惑をかけていると思いこもうとしている、つまり、現実の耐えがたい一方的関係を妄想によってバランスをとろうとしていることになります。高齢となり、とくに認知症になった人はまわりに全面的に依存しています、そこで必要なのは、訴えられたらそれを受け止めて考え、反応してあげることです、説教したり薬を飲ませたり抑制したりしないで、だって赤ちゃんにそんなことをする人はいないですもの。
投稿日:2014.03.24
さきち
<印象に残ったこと> *「認知症ケアに必要なのは医療や特別な専門性ではなくて、ふつうの人の『想像力』と『創造力』だと思うにいたった」 *「目の前の老人の置かれた状況、その気持ちへの想像力だ」 *「想像…力のおよばないところを“異常”と呼ぶ」 *「どうすれば落ち着いてもらえるか、とにかくやってみる想像力だ」 *「創造力のないところに薬や抑圧がやってくる」 *「原因は、『認知症』ではなくて環境や介護のあり方」 *「原因は、脳ではなくて人間関係、老人と介護者の相性ということになる」 *「体の中から違和感があって、その原因がわからないものですから、問題行動という形でそれを訴えているのです。したがってそれを薬などで抑えてしまうのは二重の意味で誤り」 *「せっかくの老人の自己表現の機会を奪うことになり、もう一つは身体不調を見逃してしまうことです」 *「慢性疾患の悪化も忘れてはなりません。高血圧や糖尿病の認知症老人は、その症状を問題行動で教えてくれているのです」 *「家に帰る」は回帰型 「便秘や脱水、発熱や慢性疾患の悪化を、徘徊という形で私たちに訴えてくれているのだと考えてみてください」 *「老人を大事にするということは、老人の生活習慣を大事にする」 *「老いて要介護状態になった自分が自分だと思えないのです。それが介護拒否として表れます。老いた自分自身を受け入れられるようになるまての、時間をかけた関わりが求められています。」続きを読む
投稿日:2012.04.24
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