時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

綾辻行人 / 講談社文庫

総合評価:

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(3件のレビュー)
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この作品のレビュー

  • 壮大な仕掛けと怒涛の伏線回収が見事な最高傑作

    十角館のこなん君こと、江南孝明が新米編集者となって再登場。雑誌の企画で集まったミステリーサークルの面々が、時計館に閉じ込められた形で殺人事件に巻き込まれます。遅れて登場した探偵役、島田潔は彼らを救うことができるのでしょうか!?

    “一行の衝撃”だった十角館に対して、時計館はたたみかけるような伏線回収とスケールの壮大さが見どころ。犯人がわかってからラストまでのボリュームがかなりありますが、冗長すぎることなく読者を楽しませてくれます。

    他のシリーズを読んでなくてもおススメ。
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    投稿日:2014.08.15

  • シリーズ第五弾…時計の館

    シリーズ第五弾。上巻。鎌倉の外れに建つ『時計館』には少女の亡霊が住むという。オカルト雑誌の特集で旧館に籠り交霊会を開いた夜、忽然と消えた霊能者。雑誌の取材班として館を訪れていたのは十角館でも登場した江南孝明。彼から『時計館』が、中村青司の建築だと知らされた島田も、交霊会に急遽参加できなかった福西涼太と共に館を訪れる。旧館では次々に犠牲者が出る中、上巻は惨劇の最中で終了。漸く物語の全体像が見え始めた感じかな。 続きを読む

    投稿日:2015.07.11

  • 本格ミステリ「館シリーズ」、個人的には最高傑作

    繰り返される「十年前」というキーワード、この世にいない姉を探す色白の少年、「この屋敷から出ていけ」と叫ぶ老婆、部屋中に置かれた古時計、そして”館”の扉は固く閉ざされる…!執拗なまでにミステリファンのワクワク感を煽る冒頭、ここまでくると逆に、拡げた風呂敷が畳み切れるのかが心配になるところですが、そこは綾辻行人、見事に料理しきってしまうからすごい。館シリーズでも群を抜いて生き残る人が少ないのでWhodunitの要素は薄めかもしれませんが、トリックの奇想天外さと壮大なクライマックスは一読の価値ありです。ちょっと長めですが、一気に読めてしまうと思います。日本推理作家協会賞受賞作。さすが。 続きを読む

    投稿日:2014.08.08

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