水車館の殺人〈新装改訂版〉

綾辻行人 / 講談社文庫

総合評価:

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(8件のレビュー)
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この作品のレビュー

  • 謎解きとラストシーンが印象に残る

    『十角館の殺人』に次ぐ、館シリーズ2作目。仮面をかぶった館の主と、塔に幽閉された美少女が住まう水車館を舞台に殺人事件が起こります。そこにいたのは、天才画家・藤沼一成の絵画を鑑賞しに水車館を訪れていた4人の男たち。家政婦の事故死を皮切りに、不穏な空気が漂い始めて・・・
    途中で犯人がわかってしまう人もいると思いますが、素人探偵・島田潔による鮮やかな謎解きを楽しんでください。
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    投稿日:2014.07.06

  • 良い意味で、普通の本格ミステリ

    シリーズ第二弾。仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館・水車館。一年の時を経て繰り返される惨劇。過去と現在とが交互に展開されていくストーリーは面白かったです。散りばめられた伏線を回収しつつ推理を組み立てていく…久しぶりに、犯人、トリック、動機、細かい部分を除いて予測通りで…騙された感が好きな私としては逆に拍子抜けな感じもしなくもない。ラストの「幻影群像」についても予測通りで、オーソドックスなミステリという感じでした。なんというか形式美。由里絵は…どうも好きになれないなぁ。 続きを読む

    投稿日:2014.09.01

  • ラストの物語の締めくくりは最高

    今回はどんでん返しとかのようなトリックはなしで、古典ミステリーの王道な展開で進んでいきます。ラストはちょっとホラーテイストで中々よかった。
    事件のあった過去と現在が交差して話が進んでいくので最後までドキドキでした。 続きを読む

    投稿日:2014.09.27

  • 本格らしさでは『十角館』以上

    とても本格ミステリらしい作品です。城に似た館、仮面の主人といった設定面もそうですが、なによりミステリとしての構成が「本格」を物語っています。また、隙も無駄もない文章は一文一文がもたらす効果まで計算して書かれたかのようで、著者自身が(この新装改訂版を)「決定版」と言うだけはあるなあ、と思いました。
    物語は現在と過去(1年前)を交互に描きながら進むのですが、シンクロする描写に何度も錯覚を起こしそうになりました。今読んでいる場面が現在か過去か、急にわからなくなるんです。
    本格らしさでは『十角館』を超えるといっていい本書ですが、それゆえにグロテスクな場面も出てきます。残酷な描写が苦手な方はご注意ください。そういう私も、文庫旧版で読んだときには(当時10代)しばらく怖かったんですよね……。
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    投稿日:2014.07.12

  • ひっかかるところはあるが、美しい

    現在過去を行ったり来たりする展開。綾辻先生が本格派を書きたかったというとおり、内容にはひきこまれるものがあります。
    読んでいて個人的に変だなと思うところがあります(それは読んでみて確認してください)。しかし、そんなことは小さいことだと思わせる、レトリックに時間を忘れてください。 続きを読む

    投稿日:2017.04.18

  • 本格派?といわれてるようですね

    一部マニアの間では本格派とか本格派ではない派と分かれるようで、この作者は本格派だそうです。another上下が本当に面白くて、同じ作者の作品がキャンペーンだったこともあり、一気に買い込みました。感想としては、しっかりとした作品であり、謎を解くための作品だと痛感しました。
    よくある軽い感じの作品ではなく、土台のしっかりした最後まで引っ張り込むような計算高い文章構成です。
    続きを読む

    投稿日:2014.07.03

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