新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
安冨歩 / 東洋経済新報社 (10件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
reif
タイトルから頭がひっくり返る、安冨先生が力強く、強引なまでに「同じことを言ってる!」と強弁する、そして為す術もなく説得される。ドラッカーの「マネジメント」は則ち「仁」なんですよ、びっくりですね。「仁」…については『生きるための論語』に当られた方がよいでしょう、これは組織論。面白いです!(いつも)。千頁の『マネジメント』を読みたい衝動に駆られる。図書館で見てみようと思います…(2019-10-19)続きを読む
投稿日:2019.10.19
kasaharapapa
このレビューはネタバレを含みます
旭山動物園のミッションは人類に野生動物のものすごい迫力を思い知らせること 組織を構成するのは、人間である。人間の集まりを運営する事は人間にしかできない。どんな技術が進歩しても、機械やシステムは仁たりえない 1.真剣に自分を知る努力をする 2.他人のことを理解することができるようになる 3.その結果、自分を他人に理解してもらうことができる ドラッカーは、コンピューター内にある情報は所詮、組織内部のデータに過ぎないと述べ、組織が必要としている情報は組織の外にあると断言している 今や、顧客が情報を持っている。誰であれ、情報を持つものが力を持つ
投稿日:2019.09.01
harmonixy
ドラッカーと論語 安冨歩 東洋経済新報社 孔子の論語は暮らしの中で少々染み込んではいたけれど ピーターFドラッカーによる「マネージメント」の提唱も 岩崎夏海の「もしドラ」も知らずにこの本を読みだし…たので 最初の二ページを読むまでちんぷんかんぷんだった マネージメント《徳治》武力によらず徳を持って目指す政治 目的を定めた行為 マーケティング《知己》己と相手を知ることでニーズを生みだすコミュニケーン イノベーション《学習》手段としての経済を支える生産組織や制度と市場や製品の開発 シェアはイノベーションを起こさない ポスト資本主義は組織を解体するための組織 機械化の危険性・ブラック企業の小人化・情報を握る者・関所の消滅とコミュニケーション P2P・企業とNPO・ 常識人の常識を守りつつその標識を揺るがす・賞味期限の切れた真筆なドラッカー・ intrgrity of characterは真筆さや誠実さでなく 人格の統合=人として一貫性が有る=仁(歪められてブレることのない人格) 立場主義の日本では人格を省いた真筆さと言う誤訳があったからこそ ドラッカー思想が受け入れられたのだと安冨さんは言う(p238)続きを読む
投稿日:2019.08.31
関根雅泰
・ドラッカーのマネジメント論の要点は3つ 1)自分の行為のすべてを注意深く観察せよ 2)人の伝えようとしていることを聞け 3)自分のあり方を改めよ ・学習回路を開いている状態が「仁」であり、 … 仁たりうる者を君子と呼ぶ。 ・フィードバックこそが、ドラッカー経営学の 最重要概念 ・君子とは「仁」たりうる者。つまりは学習回路が 開いている状態を維持し、過ちを過ちと素直に 認めて、それを修正できる者だ。 ・自らの行いを注意深く観察し、自らのあり方を 変える。これこそが、マネジメントの本質である。 ・仁たりうる者は、「知」と「不知」とを明確に 区別することができる。 ・外界とコミュニケーションをとる 「マーケティング」で「己を知る」 フィードバックを通じた学習「イノベーション」で 「改める」 これら二つが、マネジメント「仁」 ・関所に替わって、重要な利益源泉となっているのが 「ブランド」である。 ・自分自身の周囲のコミュニケーションを マネジメントすることが「政」である。続きを読む
投稿日:2018.06.16
mamo
投稿日 2014-11-09 10:11:00 論語を通じてドラッカーを解釈する本。 といっても、それほど驚くことではないかもしれない。 なぜなら、日本の資本主義の創設者(?)の渋沢栄一は、すでに経…営を論語を通じて、論じていたわけだし、日本のビジネスマンの必読書として、「論語」をわきにおいて仕事をしている人も結構いるんじゃないかな?(私もそう) が、安富さんが主張する「論語」の読みは、「フィードバックを伴う学習のプロセス」ということ。これはかなりの驚きで、これまで読んできた「論語」はなんだったんだ!と目から鱗が落ちまくりなんです。 これって、もうセンゲの「学習する組織」そのものだよね。 (センゲも、南懐瑾を通じて、多分「論語」は読んでいて、影響を受けていると思われる) ということで、その安富さんが、ドラッカーをどう読みか?というのは、かなり注目。 安富さんが「論語」をこう読むという部分は、すでに他の本で知っていたのだけど、それにもとづくとドラッカーがこうなってしまうんだ、というのは、かなり納得性が高いです。 内容は、ぜひ読んでください。 で、なるほどと思ったのは、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を「もし、ドラッカーが、「もし高校・・・を読んだら』を読んだら」というところ。ここの部分は、たんに「つかみ」じゃなくて、かなりこの本のエッセンスに近いところにあるんですね。 つまり、マネージャーがもつべき根本的な資質としての「真摯さ」という翻訳の問題。 (「もしドラ」では、ここを読んで、主人公の女子高生は嗚咽する) 安富さんによると、原語は、”Integrity of character"で、直訳すれば、「人格の統合」つまり一個人として一貫性があるという意味のはず、「真摯さ」というのは、誤訳に近いのではないか?ちなみに「マネジメント」の最初の翻訳本では、「人間としての誠実さ」となっている。こうした原語により近い解釈があるにもかかわらず、わざわざ「真摯さ」という翻訳にしてしまったのは、確信犯ではないか。 つまり、日本の社会では、「人格の統合」、「学習する組織」用語では「自己マスタリー」、「言行一致」、西水美恵子さん用語では、単純に「本気」、というものが、機能しにくい。多分、それをやるとその人はいじめられてつぶされるので、日本にドラッカーを根付かせるために、上田惇生さんが「真摯さ」としたのではないか、という問題提起なんですね。 本当に、そのとおりだと思いました。 今の日本で、みんなが、「人生の目的」と「仕事の目的」の統合に進んだら、きっと会社的、社会的に大混乱なんでしょうね。(でも、私は、そうしたことが当たり前になる組織、社会になればいいと願っているんだけど) でも、著者は、「真摯なドラッカー」は、賞味期限切れだと指摘します。 と同時に、現在でも、日本では、「人格の統合」は機能しないのではないか、とします。 というところで出てくるのが、「論語」を通じて、ドラッカーを読むという戦略だったんですね。西洋的な「人格の統合」という概念は、東洋の「論語」が本当は言いたかったことなのだ、というルートから「人格の統合」の必要性を訴えて行こうという戦略なんですね。 あー、素晴らしいな! この発想って、渋沢栄一が、日本に資本主義を導入するときに、そのベースとして必要となる倫理性を論語に求めたのと同じ発想、同じ戦略なんですね。(西洋では、「プロテスタンティズム」の倫理性が資本主義の精神なのかな?) いやいや、ドラッカーって、スゴいなと思いつつ、なんだかストイックな感じが今ひとつ好きになれなかったんですけど、「人格の統合」であったり、安富流の「論語」であるならば、大賛成ですよ。 上田惇生さんの訳でないドラッカーを読まなきゃ、という気分になりました。続きを読む
投稿日:2017.04.30
odayo
ドラッカーと論語の共通理解を示しながら、仁の重きについて述べており、とても興味深く考えさせられる内容であった。論語とドラッカーを個々に読んでみたいと感じた。ドラッカーのエッセンシャル版の捉え方が大きく…変わり、もしドラを以前読んだことがあったが、流行としてのドラッカー火付け役としては意味があるが、内容は疑わしいと理解した。何度か読み返してみたい一冊。続きを読む
投稿日:2017.01.02
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。