放課後はミステリーとともに

東川篤哉 / 実業之日本社文庫
(34件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
5
5
14
2
0
  • 最初の作品で、やられました。

     短編集ですが、小粒でぴりりとしたロジックの短編集です。特に、最初の「霧ヶ峰涼の屈辱」と「霧ヶ峰涼の逆襲」はしびれました。
    最初の屈辱は、やはり*あれ*に尽きるでしょう。特に、東川篤哉氏のこれまでの作品を読んでいるほど、ひっかかるんじゃないかとおもいます。これは絶対に映像化は無理、とおもいました。(「ハサミ男」の時もそう思ったけれど) でも、コミック版があるんですよね?どゆこと?
    そして、逆襲は、推理のひっくり返しに、入りと出の人の使い方、この発想は凄い。
      この2作だけでも読む価値あり、その他の作品も(些か小粒ではありますが)、粒ぞろいです。

      尚、先頭に注がある通り、この本は *絶対に* 順番によんでください。これ、絶対守るべし。

     
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    投稿日:2014.11.09

  • 爆笑!人の死なないミステリー。

    ユーモア・ミステリーのパイオニア東川篤哉さんの作品です。
    さすが東川ワールドといいますか、主人公のネーミングセンスがGJ部!
    とある有名家電ですから・・・。

    事件が起きて解決する探偵ものですけど、主人公はホームズみたいなスーパーな存在じゃなく、
    推理をことごとく外して迷宮入りを誘発する毛利小五郎(名探偵コナンに出てきます)みたいな高校生です。
    そして野球部の鬼コーチで広島ファン、ベーコンが大好きとこれでもかというくらいキャラが濃いです。

    ここまで書くとちゃんとしたミステリーになっているか不安になりますが、そこは安心を!
    特に2話目の「霧ヶ峰涼の逆襲」は天下一品。
    関係ない事件と思いきや最後に“ここでそれを持ってくるのか!”と驚かされました!
    ちなみに、短編集ですけど必ず1話目から読んでいってください。
    先に1話目以外から読むと1話目のサプライズ感がなくなりますから!

    友人の高林奈緒子は烏賊川市シリーズに登場した高林警部と苗字が同じだけど親戚なのかなぁ。
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    投稿日:2016.09.27

  • 殺人事件の無いほのぼのした学園推理もの

    東川さんのユーモア溢れる作品のファンの方には読んで頂きたいです。
    主人公の探偵部副部長の「僕」と学園生活の中で出会う謎を、随所に織り込まれた笑いとともに楽しめますよ。
    学園も探偵部顧問の先生も同じですが、学園シリーズのあの探偵部の3人よりは本作の「僕」は先輩のようですね。続きを読む

    投稿日:2014.03.19

  • 東川篤哉による鯉が窪学園シリーズ番外編!

    自分のことを「僕」と呼ぶ探偵部副部長・霧ヶ峰涼が主人公の連作短編で、涼は各話の中でおおよそ探偵部とは思えないようなトンチンカンな推理を展開する。周りにいる登場人物の方がまっとうな推理を展開するあたりは東川篤哉作品らしいといえばらしい。
    軽快でユーモア溢れる文体の中にしっかり本格推理を忍ばせるいつもの特徴はそのままに、短編ならではのコンパクトな物語で飽きさせない工夫も。ただ、トリックはやはり東川篤哉らしいひねくれたものもあり、論理的には納得できてもそりゃないよという気になるものもないわけではない。
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    投稿日:2015.05.26

  • 笑える軽快ミステリー

    「霧ヶ峰涼」という探偵気取りの主人公を狂言回しに、学園内に起こる様々な(しょーもない?)事件を解決していく短編集。変なキャラクターが続々登場して変な主人公とハチャメチャな会話が繰り広げられ、大笑い。しかし、短編ミステリーとしてもしっかりしていて、二転三転のトリックや意外な伏線に「なるほど!」と膝を叩くこと請け合いです。とりあえず予備知識なしに読んで、第一話で驚いてください。続きを読む

    投稿日:2016.02.15

ブクログレビュー

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  • 帝塚山大学図書館 学生選書会

    帝塚山大学図書館 学生選書会

    https://lib.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=499194

    投稿日:2020.10.28

  • あひる

    あひる

    鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ(?)
    三馬鹿のほうは読んでいたけど、霧ヶ峰シリーズははじめて読みました。連作短編。ところどころカープネタが入るのは相変わらず。
    探偵役が一人じゃなかったり、推理が二転三転したり、短編だけど読みごたえ十分でした。
    うらすじ(後ろにかかれてるあらすじ)には「探偵部副部長の涼は、推理よりギャグの方が得意だった?」って書かれてるけど、ギャグ言ってるかなぁ?話自体はユーモアミステリーだけど、主人公が狙ってボケたわけではないと思うのでそこは疑問。

    『霧ヶ峰涼の屈辱』
    E形の校舎で犯人はいかにして逃げたのか。
    『霧ヶ峰涼の逆襲』
    見張りのいた部屋からどうやって俳優は消えたか。
    『霧ヶ峰涼と見えない毒』
    犯人はどうやって被害者に毒を盛ったのか。
    『霧ヶ峰涼とエックスの悲劇』
    エックス山に現れたUFOと絞殺死体(?)の謎。
    『霧ヶ峰涼の放課後』
    不良が持っていた煙草とライターはどこに消えたのか。
    『霧ヶ峰涼の屋上密室』
    女子高生を突き落とした犯人はどうやって逃げたのか。
    『霧ヶ峰涼の絶叫』
    陸上部部長の後頭部を殴った犯人は誰?
    『霧ヶ峰涼の二度目の屈辱』
    E形の校舎で犯人はいかにして逃げたか(二度目)

    最初と最後の話は事件もそうだけど、主人公の○○も推理に関わってくるのが対になっててよかった。
    続きを読む

    投稿日:2020.09.12

  • nagasakafujio

    nagasakafujio

    このレビューはネタバレを含みます

    最初から 読んでください。

    こんな 但し書きあるのは 初めてなので

    ちょっと 期待しました。

    みごと 騙されました。 僕に。

    確かに 2話目から 読んだら 一話目は 面白くも
    ないですからね。

    東川作品 いつも 楽しめますね。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.05.10

  • まき

    まき

    霧ヶ峰涼はエアコンみたいな名前だが、カープファンにして鯉ヶ窪学園高校探偵部の立派な副部長である。
    探偵部とはもちろん、探偵小説愛好のみならず、実地に探偵活動を行うのを旨としているのは言うまでもない。
    ところで、鯉ヶ窪学園とその周辺にはなぜか事件が多い。
    それらを紹介しよう。
    ■霧ヶ峰涼の屈辱
    鯉ヶ窪学園高等部のE館で発生した盗難事件。
    涼が先輩や警備員と犯人を追いかけたが、その姿が館内で消失してしまった。
    ■霧ヶ峰涼の逆襲
    学園芸能クラス出身の女優の部屋を張り込む芸能カメラマン。
    涼がカメラマンの愚行を止めようとした時、当の女優が現れたが……。
    ■霧ヶ峰涼と見えない毒
    涼は親友にしてクラス委員の高林奈緒子居宅を訪れた。
    奈緒子の居候先の祖父が、珈琲毒殺未遂事件に巻き込まれたというのだ。
    ■霧ヶ峰涼とエックスの悲劇
    流星雨観測の夜、国分寺上空にUFOらしき飛行体が出現。
    UFO愛好家・地学の池上先生と涼はその物体を追いかけることに。
    ■霧ヶ峰涼の放課後
    体育倉庫から煙草の煙が。
    涼と奈緒子は体育倉庫の掃除道具入れで不良の荒木田を捕まえたが、肝心の煙草はどこに?
    ■霧ヶ峰涼の屋上密室
    学園裏門近くで、女生徒が突如落下。
    運悪く教育実習生に当たってしまった。
    居合わせた涼が、女生徒がいたらしき屋上で見たものは。
    ■霧ヶ峰涼の絶叫
    陸上部の自称スーパースター、走り幅跳び選手の足立が砂場で倒れていた。
    だが、砂場には足立以外の足跡がなかったのだ。
    ■霧ヶ峰涼の二度目の屈辱
    またもE館で事件発生。
    涼が美術室で昏倒している荒木田を発見。
    逃げる犯人は学生服姿だから間違いようがないはずだが……。
    ーーこれら愉快で不可解な事件の謎を解くはずの涼だが、ギャグが冴えるものの、推理は発展途上で五里霧中。
    顧問教師・石崎浩見や同級生の高林奈緒子の力を借りて推理を開始する。
    果たして、あざやかに解決へと導くのは探偵部副部長なのかそれとも?
    ユーモア学園推理の結末は?
    (アマゾンより引用)

    主人公以外の人の推理力が高いのがウケる
    続きを読む

    投稿日:2020.04.29

  • 名古屋経済大学図書館

    名古屋経済大学図書館

    自分が好きな小説で皆に読んでもらうべく選書しました。
    短篇集なので短い時間でも区切りよく読めます。

    請求番号:913.6/H55

    投稿日:2020.03.04

  • robin1101

    robin1101

    ミステリーではありますが、死者が出ることもなく、コミカルでサクッと読めました。
    小説ならではの驚きが、最初の方にあるので、そこだけでも価値はあるかと思います。色々映像化・コミック化されていますが、どうしても最初から主人公の正体がわかってしまうと、楽しみが半減してしますので、これは小説向きなのかなと思いました。内容も話が暗くなるということはなく、気軽に読めるストーリーなので、ミステリーファンとしては物足りない印象でした。続きを読む

    投稿日:2019.05.04

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