【感想】漫画貧乏

佐藤秀峰 / 佐藤漫画製作所
(35件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
12
4
13
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0
  • とりあえず読んで見るべし!

    佐藤さんの生き方は好き嫌いが分かれるところだと思うけど、とりあえず無料だから読んで見るべし!
    「ブラよろ騒動」の概要は知っていたけどこんなに奥が深い話だったとは思いもよらなかったな。個人的には新ブラ買ってちょっくら応援するかという気持ちになっちゃいました。(ちゃんと新ブラ1巻買いました)

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    投稿日:2014.06.08

  • ブラックジャックはなぜ無料なのか

    ブラックジャックによろしくはなぜ無料なのか、佐藤氏のマンガの値段設定が他のマンガと違うのか等がわかります。

    投稿日:2015.04.04

  • 漫画家が儲かるのかどうかがよくわかる。

    漫画家って儲かるイメージしかなかった、私。
    原稿料に加えて、単行本の印税につぐ、印税。家も大豪邸で、まさに大富豪のような生活・・・

    この本を読んでイメージが変わりました。
    漫画家になるための苦しみ、なった後の苦しみ。富豪のような人も一握り。
    原稿料や印税の仕組みから、単行本ができるまでの経費、果ては『ブラックジャックによろしく』での
    トラブルの実態まで・・・
    非常にわかりやすかったです。
    これを読んでから、流し読みしていた漫画を少しじっくり読むようになりました。
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    投稿日:2015.05.12

ブクログレビュー

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  • かな

    かな

    unlimitedにて。
    ブラックジャックによろしくの佐藤秀峰さんが、出版業界の慣習に疑問を持ち、また出版の将来性に危機意識を持って、2000年代に電子コミック販売にチャレンジした話。
    危機意識と正義感と行動力がすごい。

    システムエンジニアとしては、サイト構築費用をケチったあたりは悪印象。
    暗黙の決まり事にもいちいち口を出すし、たぶん身近な仕事相手としてやりとりすると嫌になりそう。無関係な立場から成し得た成果だけ見ると正当だしすごい、ってなる人なのだろう。
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    投稿日:2022.05.26

  • hkawahara

    hkawahara

    これはいい。しかも0円。一人の漫画家の苦悩と努力。「笑ってくれて構わないのですが、僕は世界を変えようと思っています。」こんなことを考えながら日々仕事に向かいたくなる。

    投稿日:2019.01.01

  • cookie-sand

    cookie-sand

    ・ブラックジャックによろしく。で無断でセリフが4箇所変更。連載1話。名前変更、第5話。
    →もっと漫画家の意志が入るもんだと思った。

    ・編集者が行った取材内容を元に書いたら、抗議をうける。編集者は代行してるだけで責任取れないという。その翌年には、担当編集者の氏名を明記し、責任を取らせられるように。
    →自分で取材は忙しくて行けないからのジレンマ。でも最終的に編集者をまけさせてるから、漫画が売れてるからこそできる技。

    ・お金の話はわからない。ヒットしてるんだからいいじゃんと編集部。原稿料の定義がなされてないまま話がこれまですすんでた。覚書を交わしてようやく収穫。
    →力のある漫画家じゃないとできないだろーな。

    ・新人漫画家に原稿料の交渉ができる人は一人もいない。
    →載せてもらえるだけでありがたい所に足元見られるよね。

    ・小学館とは良い契約ができて感謝している。ただ、同時に出版社を通じてしか読者に届けられない挫折感。
    →もうすぐ電子書籍とクチコミで圧倒できる漫画がひとつくらいあってもいい気がする。

    ・漫画は出版社の商品。漫画家は協力してるだけ。
    →媒体が限られれば、強気にできるよね。

    ・電子書籍のウェブサイトで世界を変えたい!
    →ここが肝ですね。ただ、作者の漫画にどこまでの魅力があるか不明確。


    出版社の汚いところをぶちまけた本。想像はしてましたが、実際に漫画を書いてかつある程度の成功を積み上げた人だからこそ批判できるんでしょうか。この人もこの人でうがってる感じはあるので全部の言い分を真実とは思いがたいですが、業界に風穴を開けようとする姿勢に応援したいと思いむす。
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    投稿日:2018.09.14

  • NozomuNamba

    NozomuNamba

    マンガ界は金鉱の様なイメージがあり、金を発掘するのは途方もない労力や運が必要だが、ヒット作を描けば莫大な金が入って来る、そんな風に思っていた。
    だが、ことはそれほど単純ではなく映画と同様に様々な困難だあるのだと認識した。セリフが勝手に直されることがこれほど多いことも知らなかった。脚本の場合は、現場でどんどん変わっていくのが常だ。だが漫画家の場合、作品として完成した原稿に手を加えられるのだから我慢ならないだろう。
    時代は変わっていく。漫画家として生きていくことも脚本家として生きていくことも厳しいことに変わりない。作家にはそこに立ち向かう知恵と勇気が求められると感じた。
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    投稿日:2016.05.24

  • hema25

    hema25

    安価にいいものを提供して儲けるって大変だろうし、そこに人のプライドとかも入ってきて泥沼化していたんだろうか。漫画を読むのは好きなので、良い着地点が見つかるといいな

    投稿日:2016.02.07

  • himahimao

    himahimao

    2012年現在の「海猿」「ブラックジャックによろしく」漫画家の状況あれこれ。前半は連載赤字に憤る話。後半は雑誌衰退に対し、個人で稼ぐための試行錯誤色々。

    何かよく言えば冒険的、悪く言えばモメごとの多い作家さんなのは知ってた。確かに台詞や人物の無断変更は酷い(っていうか打合せ何やってたの?)。連載作家になりたきゃまず100万貯めろって現実も苦い(マンガ家志望の専門学校や塾では教わるのかな?)。我の強い個人的な主張を鵜呑みにするのは危険だけど、作者が憤るのも分からなくもないと思う。

    反面、収入-経費=所得が原則なので税金計算違わん?とか、効率を考えて取材費のかからないテーマや作画のデジタル化、人件費の最適化など、努力はしてるのかなーとその辺書かれてないことに対して疑問に思ったりもした。週刊連載がいかほど激務か分からないし理屈屋というか職人肌ぽいので妥協は嫌そうだけど。

    あと後半の交渉の不味さを読んでて、タイトル通りお金に飢えた印象、というかお金もそうだけど信用できる人が周りにほぼいなくて、フリーで不安定な人生だからこんな感じの突っかかった人なのかな~と思ったり思わなかったり。でもそこがこの人のマンガの強みと言うか根幹なんだよなと思ったり。新しい試み:漫画on webも見てみたけど、うーんー別にここで買い物しないといけない感じはなさそう。協賛企業なんかついてボチボチはやれてるのかな。

    面白いかと言われると微妙。マンガ家の格差構造というより佐藤秀峰という作家のノンフィクションどっぷりという感じだった。果敢な先駆者か偏屈な道化師か。でも本当、紙の本が急落してるのは本当なので彼の七転八起ぶりには敬意を表したいと思って星3つ。
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    投稿日:2016.01.16

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