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桑田真澄, 佐山和夫 / 集英社新書 (13件のレビュー)
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いたち野郎
懐かしのくわわ。努力する楽しさを感じてもらう…これを今の日本の部活で実現できているのかどうか。部活やクラブ活動では楽しめないから入らないけど、本当はスポーツをやりたいという子はたくさんいると思うんです…ね。そういう人こそ自分で考えてスポーツが出来る子でもあるのですが…。大阪で体罰による自殺があったのは恐らくこの本より後の話。あの後でも、体罰は必要だよね、という声は案外あった。部活にしろ仕事にしろ、人の命をかけてでもやることなのか。どうなのよ。続きを読む
投稿日:2014.12.21
bax
[ 内容 ] フェアであるべきスポーツの世界に、なぜ「体罰」や「不正」といった問題が蔓延するのか。 その背景には何があるのか。 本書は、元選手の立場で積極的にメッセージを発信する桑田真澄と、スポーツ史…研究の第一人者である佐山和夫が、スポーツをめぐる問題の根源である「勝利至上主義」について論じ合う。 そして、スポーツの喜びは「勝利を目指すプロセス」にあることが、さまざまな具体例を引きながら語られる。 スポーツにおける「品格」とは何なのか。 新しいスポーツ観を提起する、スリリングな対話! [ 目次 ] 第1章 「暴力」との決別(体罰否定の根底は自身の体験;後輩のエースへの嫉妬 ほか) 第2章 「勝利至上主義」を超えて(なぜ「勝者にすべてを与える」のか;「勝利の喜び」と「勝利を目指すプロセス」 ほか) 第3章 「東大野球部」を指導する(一〇〇〇回の間違った練習より、一〇〇回の正しい練習;自分のイメージと実際の動きのギャップを知る ほか) 第4章 「新しいスポーツ観」を構築する(アメリカの高校野球を見て;WBCの意義は、切磋琢磨による競技力の高まり ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]続きを読む
投稿日:2014.10.26
panda717
なるほど、納得の話ばかりでした。 選手時代はあんまり好きでなかった桑田氏ですが、引退後の態度、生き方には感服するところがたくさんあります。 この人、ホントに野球が好きなんですね。
投稿日:2014.07.18
quatorze
桑田が考える、これからのスポーツについて。 桑田が体罰に対して絶対にダメという。それがどれだけ大きなことか。勝つのは大事。でも、勝つだけがスポーツの目的になってはダメ。努力するのは大事。楽しいのは、…勝つことだけじゃない。楽しい努力をすること。スポーツの二面性に気をつけること。 成功した人が、体罰を否定すると自分の成功も否定することになると感じているのでは、という指摘にはっとした。続きを読む
投稿日:2014.04.24
KOROTAM
○元プロ野球選手で野球解説者の桑田氏と、野球に造詣の深いノンフィクション作家の佐山氏との共著・対談本。 ○野球の話しを中心に、体罰の実態とその批判、指導のあり方の提言、今後のスポーツのあり方等について…、思いを語ったもの。 ○一つ一つがもっともであり、特に、少年期~学生への指導のあり方や提言については、ぜひ広く普及して欲しい。 ○自分も、自分の競技を楽しめるようになったのは、大人になってから。やっているときは辛いことばかりだった気がする。まさに、勝利至上主義の真っ只中にいたからだろう。 ○そもそもの「スポーツを楽しむ」ということを忘れてしまわないよう、その一番大事な原則を、スポーツをする誰もが常に胸に刻むことが大事。続きを読む
投稿日:2014.04.18
arito1204
スポーツは進化しているのに指導者は進化していないと嘆く対談。桑田さんの卓越した理論は称賛に値しますが…
投稿日:2014.01.24
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