【感想】波王の秋

北方謙三 / 集英社文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • hanaken1219

    hanaken1219

    ようやく読み終わった。何故か読み進まず…。
    どこかで見た北方作品という感じ。
    ちょっとキャラクター造形が単純過ぎないか?
    海戦の描写ってなかなかリアリティを出すのが難しいと思いますね。

    投稿日:2018.03.23

  • todo23

    todo23

    風邪を引いて、余り精神に応えるものは読みづらく、ついつい手にとった作品です。
    前回の記録が2001年で、このとき既に再読ですから、今回は再再読か。いや、もっと行ってるかも知れません。でも、面白く読めました。
    で、感想はといえば、下に書き尽くされているようで。。。。
    ==================
    01-24
    2001/05/08
    ☆☆☆☆
    ハードボイルドの巨匠、北方謙三の北方太平記のひとつ。
    前回読んだときは”武王の門””破軍の星”という傑作の延長で読んだせいか、あまり印象に残っていなかった。今回読み返して、これはこれですごく面白い小説であると再認識。とにかくページをめくる手が止まらない。(多分)前記の作品と違って、主人公が実在の人物ではないために、かなり自由な設定やストーリー作りができたのではないか。それが、この本の利点でもあり、一方何か浮き上がりがちになる理由でもあるようだ。
    相変わらず切り詰められた文体は力強い。
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    投稿日:2017.10.30

  • tatugo

    tatugo

    昔の海戦のリアリティが凄い!東シナ海の地理的表現もとても分かりやすく読めました。ほんとに北方さんの作品に出てくる男たちは魅力的です。

    投稿日:2012.04.25

  • Shira-Dog

    Shira-Dog

    2011年05月 01/024
    北方南北朝シリーズで、三度目の元寇を防ぐために立ち上がる海の民の話。中国史詳しくないので、これがどこまで史実なのかはわかりません(もう一度元寇が計画されてたのかとか)が、楽しかった。
    終わり方がいつもの感じとは異なるところも良かった。船の戦いは一度映像で観てみないとうまく想像できていませんが、、、
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    投稿日:2011.05.04

  • 酒井一成

    酒井一成

     海の軍団が、元と戦う時代小説。3度目の元寇を阻止する話だ。独特の節回しが気持ちよいのだけど、視点がころころ変わるので、なじむのに少し時間がかかった。

     自由と独立を求める気概も、物量で圧倒的に勝る相手に立ち向かう雰囲気も、「北方水滸伝」と共通しているものがある。いや、同じ物語を別の素材で描き出していると言ってもいいかもしれない。

     こういう物語はどこで終えるかが難しいのかもしれない。「散る」けれど余韻を残す、というのもひとつの選択肢だろうけれど、もの寂しい気持ちになってしまう。この物語の場合は、ある意味では中途半端な終わり方で、やっぱりちょっと欲求不満が残った。
    2009/8/12
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    投稿日:2010.09.23

  • 秋野

    秋野

    武文・・・・・・・ッ!!
    口を覆って涙が零れそうじゃーーー。
    そんな始まりではないのですが、まず、胸を突かれるのが、柏武文と言う雄雄しくも死んだ武士でした・・・
    時代は南北朝。主人公は小四郎。上松浦党の後継者として育てられたけれど、時を待って「波王」となり独立した水軍を作り上げ日本を守るため、元と戦う――んですが!!
    海です。
    秋野の苦手な海です〜〜〜
    戦いのシーンは海戦が主。苦手なはずなのに、文字を追うだけで頭の中に映像が広がる・・・!
    北方さんのハードボイルドは、基本的に一人称だ。以前何かで読んだけれど、「バードボイルドは一人称でなければ一人前じゃない」なのだとか。
    それは深く頷けるほど、巧い。
    主人公の思いや行動ひとつで、周囲の様子が全て分かるというのは半端じゃないと思う。
    けれども、この歴史小説たちは・・・各章、各節ごとに視点が変わる。
    だから物語の進みも速く、そしていろんな男たちが格好良いってことを、また周囲からの目で見れて、やっぱり格好良い!!! と断言できる素晴らしい手法(笑/そんな意味はないと思うけど)
    小四郎は、海と共に生きてきたけれど、時代の波に乗って「波王」となり、「波王」として戦った。
    この物語のラストで、戦いを終えた小四郎は「波王」を辞めて一人の男に戻る。
    それを誰もが惜しいと思いつつも、今までの小四郎の人生は周囲の人間のためで、それをやはり知っているから、誰も止めることは出来ない。
    唯一、一緒にその旅に出ることが敵った波多裕が私はとても羨ましい!!
    続きを読む

    投稿日:2008.06.06

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