【感想】怪しいシンドバッド

高野秀行 / 集英社文庫
(25件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
4
9
8
1
0

ブクログレビュー

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  • gotsu

    gotsu

    高野さん7冊目。
    高野さんの若い頃のいくつかの探検を1冊の本にしたもの。
    『ワセダ』の時期とも被るので、日本でこんなことをしていた時、海外でそんなことをしていたのかぁなんて楽しみ方もできる。

    投稿日:2023.09.17

  • 充実大豆

    充実大豆

    高野さんの29歳までの旅の短いエピソードが詰まっている。

    若さもあってあまりの無鉄砲でよく無事だったなと思うエピソードばかり書かれている。短いエピソードだから気軽に読めるし、あまりにも無茶苦茶で笑える。
    麻薬戦争中のコロンビアになんとなく行って、幻覚剤試す話はスタートから無茶苦茶すぎて良かった
    続きを読む

    投稿日:2023.07.29

  • artist tomo

    artist tomo

    インド、アフリカ、タイ、中国、高野秀行さんの19歳からの冒険やトラブルが楽しく読めた。語学の天才まで1億光年を先に読んでいて、少し重複しているところもあったが、もちろんこちらが元でその頃のことを詳しく書かれていて腑に落ちた。続きを読む

    投稿日:2023.02.26

  • かおり

    かおり

    四半世紀前の作品だから『辺境メシ』や『語学の天才まで一億光年』などで既読のエピソードも多かったけれど(胎盤餃子なんて3回目)高野さんの「若気の至り」(あとがきで高野さん自身が言っている)を楽しめる一冊
    張保羅のエピソードとソリマンのエピソードは初めて読んだが、前者は『すばらしい墜落』、後者は『百年の孤独』に通じるものがあって、短いながら読み応えがあった。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.09

  • ほたこ

    ほたこ

    ヘンな場所でヘンな人びとに出会ってヘンな事態に巻き込まれるという、高野本全てに通ずる魅力がコンパクトにまとまったエッセイ集。どの話も粒ぞろいでオチがきいてて面白い。
    長編を何冊か読了したあとに読み直すと、「あのときの話だったのね」というのが分かって二度おいしい。続きを読む

    投稿日:2022.04.26

  • bokemaru

    bokemaru

    20年ほど前、筆者の19歳から20代後半までの体験を集めて単行本化され、それを加筆修正して文庫化されたもの。筆者の体験順に掲載されているようだ。
    ということを読了後に知り、なるほどと合点がいった(というか、よく読めば文中にもそのことが書いてあるのだけれど…あまり気に留めてなかった汗)。
    前半の紀行文は正直言ってあまりこなれておらず、最近の高野節を思うと、行動のぶっ飛び度もハチャメチャさも物足りない。後半の第5~7章の方がまだ面白いなと思っていたが、そういうことだったか。
    わりとまともな(!)紀行記録に終始して、仰天するような体験もなく、高野入門としては刺激も少なく手ごろなのかもしれない。でもせっかくなら「えええええええ?!?!」という感想をいきなりしょっぱなから感じてほしい私としては、やっぱりやや物足りなかったかな。まだ筆者が若いからだなあ。

    とにかく破天荒で、一体全体何がしたいのかさっぱり理解できない。それをすることになんのメリットが?と思って読んでいると、実際、ただやってみたくて、とご本人が言ってやっていることもある。よくある。たいていそう。しかし、このオヤジ、ただのしっちゃかめっちゃかかと思いきや、とんでもなく知識人である。
    筆者の本を読んでいつも思うのは、様々なことに対する教養の深さだ。驚くほどマイナーな事実や歴史的背景など、いつどこでそんなことを、と思うような事柄をこともなげに披露する。相当に好奇心が強いからこそ、辺境の地を巡り、よもやと思うようなことを体験し、あらゆる人と関わりを持ち、様々に彼の世界を広げ教養の幅を広げ続けているのだろう。
    ただし、彼の行動は決して教養を深める目的でないことだけは明らか。つまるところ、本当にただの好奇心である。

    何かで見たけれども、話せる言語は日本語の他に、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、韓国語、タイ語、ビルマ語、インドネシア語、アラビア語、トルコ語、カンボジア語、ヒンディー語、オリヤー語、ブルシャスキー語、スワヒリ語、ソマリ語、リンガラ語、ボミタバ語、モシ語、ゾンカ語、カチン語、シャン語、ワ語の25か国語。結構短期間である程度マスターしてしまうようだから、やはり言語能力の高い人なのだろう。それもひとえに強力な好奇心から来ているようだから恐れ入る。
    いやはや、相当にヘンテコな人だ。

    この私の高野秀行推しを読んで彼の著作を読みたくなったら、本書のレビューにこう書くのもどうかと思うけれども、もっとガツンとくるヤツからできれば行ってほしい。たとえば『謎の独立国家ソマリランド』とか。

    ちなみに、本書の中で一番笑ったのが、筆者が書いている最後の「文庫版あとがき」であることを付け加えておこう。
    続きを読む

    投稿日:2019.09.09

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