【感想】進撃の巨人(13)

諫山創 / 別冊少年マガジン
(90件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
22
37
21
3
0
  • 新生リヴァイ班と、エルヴィンの新たな企み

    前巻のエレン奪還作戦で右腕を失ったエルヴィン団長や、クリスタ(ヒストリア)の生い立ち、また一歩近づいた巨人の謎など、気になる展開は山ほどあれども、まずは何を置いても、しばらく登場のなかったリヴァイ兵長が満載だということをお伝えします!むしろ出ずっぱりと言ってもいいほどに。

    女型の巨人戦で悲しい結末を迎えた旧リヴァイ班ですが、新たな作戦の元に再びリヴァイ班が結成されました。熟練の兵士達を失ったいま、新兵ばかりとなってしまった調査兵団の中で、リヴァイとハンジがリーダーとして立つ姿が印象的です。

    しかし、巨人の正体が明らかになるにつれ、調査兵団の仕事はどんどん辛いものになっていきます。自分がこれまでやってきたことの意味をリヴァイが自らに問うシーンでは、読んでるこちらまで苦しくなってきます…。全てを終えても、彼らの気持ちが晴れることはないのでしょう。

    巨人との戦いのスペクタクルがメインだった前巻に比べ、13巻は物語が進む回でした。エルヴィン団長の真意が明らかになる次の巻まで待ちきれません!
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    投稿日:2014.04.08

  • 重要な背景が語られ始める

    13巻ではいくつもの重要な背景が語られは始め、いよいよ進撃の世界観の全貌が明らかにされ始める、その序章のような巻でした。

    何といっても、初期にはこれほど重要人物になるとは予想もしていなかった人物にスポットがあたり、その過去が掘り下げられます。

    「俺はもともとよくしゃべる」との本人評どおり、リヴァイがよくしゃべります。彼も、(「そうか」)「そうだ」、「了解だ」くらいしかセリフのなかった頃に比べ、一体何でしょう、この存在感は!

    エルヴィンの博打、果たして吉と出るか凶と出るか、どのようにも転びそうな状況、さまざまな勢力の思惑入り乱れる中、やはり先が気になってならない漫画です。

    この巻の続き2話が、今号から電子版配信をスタートさせた「別冊マガジン」2014年5月号で読めるのも大変気が利いています。続けて読むとものすごく話が進み、大満足でした。
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    投稿日:2014.04.09

  • 何を想い、何を為すのか

    ほとんどの方は予想できていたと思いますが、この巻である事実がほぼ確定します。
    その事実は何人かのキャラの思想・行動に影響を与えたように感じました。

    まだ今後に繋がる『謎』の段階の段階のものも多いですが、巨人エレンの新たな実験、それに伴って思い出されるエレンの断片的な記憶、クリスタ(ヒストリア)の過去のエピソード等、興味深い情報が出てきます。
    また、表面上の平和が訪れ、(作中でも言及されますが)訓練兵団時代のような雰囲気の場面もあります。

    余談ですが今回、巨人はほとんど登場せず巨人との戦いもありません。
    駆け引きが前面に押し出され、読み味が今までと異なりますが、面白さはそのまま。
    『ただ敵を倒せばいい』という展開ではなくなってきてるので、人によっては複雑になってきたと感じるかもしれません。私の弟がそうでした。
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    投稿日:2014.04.10

  • 新展開への序章

    今月の連載でかなり怒涛の新展開がはじまりましたが
    既に布石は13巻から少しですがあったんですね
    巨人の謎は自分でいろいろ考察しながら読むのがいいと思います
    あれこれ考えてる間が一番楽しいですからね

    投稿日:2014.04.09

  • 物陰の転換点!

    全体的には戦いと戦いの間の小休止みたいな巻です。
    まだ先を読んでいないので断言は出来ませんがおそらくこの巻が物語の一つの転換点になるように思います。
    この巻ではそういうことを感じさせる衝撃的な事実がいくつも出てき、そういうところが見所のように思います。
    これから先の物語がさらに気になる一冊でした。
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    投稿日:2014.05.10

  • なにはともあれ兵長満載

    巨人が『アレ』なんじゃないかっていうハンジの言葉を聞いた後の団長の笑み(?)は薄ら怖かったですが、なんか『らしく』ていい。
    空気が云々言い始めた兵長の言葉の真意は読んでるこっちは解ったけど新兵たちには解ってなくて、それを通訳してるハンジと「助かる」って一言ありの兵長がやっぱりいい感じに命をかけてきあった同僚なんだなぁと思って良かったです。これでミケがいてくれたら‥(涙)

    兵長が良く喋る、暴れる、なんかこわーい道具の載ったトレイと現れる、と満載で兵長好きな私にはとても嬉しい巻でした。
    そして、いつも以上にハンジさんもある意味イっちゃってたような‥
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    投稿日:2014.07.15

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ブクログレビュー

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  • ikki1982

    ikki1982

    このレビューはネタバレを含みます

    エレンが取り戻されたところから、憲兵に命令されて動いていた商会と手を組むところまで。
    ところどころに出てくるエレンとヒストリアの記憶が気になります。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.07

  • につ

    につ

    このレビューはネタバレを含みます

    エレンとヒストリアが今後の鍵として王政と調査兵団は対立することに、リヴァイはリーブス商会を仲間にする。
    結局は巨人を利用した人間の権力争いか?人はどこまでも愚かだと思い知らされる漫画かも

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.10.14

  • しょう

    しょう

    2023/6/24
    王政打倒を目指すのかー。
    巨人が人間になってるんじゃね説。
    人類の敵は人類。
    11:28

    投稿日:2023.06.24

  • よっぴー

    よっぴー

    このレビューはネタバレを含みます

    巨人の秘密が少しずつ明らかになってきて、
    巨人vs人類
    の闘いだったはずが、
    人類同士の闘いになってきた。

    人類側の反撃がここから始まるのだろうか。

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    投稿日:2023.05.04

  • sakopy

    sakopy

    このレビューはネタバレを含みます

    結局
    巨人って
    なんなんだろう?
    まだわからないからこそ
    わからないことが面白い
    巨人の力を行使できないからできないのか
    そもそも巨人にそんな力はないのか
    巨人ってなんなんだろう
    何ができるんだろう
    何をするために
    これだけの犠牲を払ってまで
    取り戻すものだったのか
    何ができるのか
    何をしなければいけなかったのか
    あの時した決断を振り返った時に
    何もできないからこそ

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    投稿日:2023.04.10

  • bukuawa

    bukuawa

    自分たちを取り囲む高い壁の外側の世界を夢見て、人類を蹂躙する巨人に立ち向かう少年たちのバトルファンタジー第13巻。

    ウォールマリア奪還を目指し、エレンの巨人化能力の見極めが続く。一方エレンとヒストリアに忍び寄る中央憲兵の魔の手。対するエルヴィンの次の一手は?
    巨人とのバトルはなく、人間模様と巨人の秘密、ヒストリアの過去が語られる巻。リーブス商会とのやり取りもいい感じ。

    アルミンのせいで大変なことになるおっさん、キモイなあ笑
    続きを読む

    投稿日:2022.11.19

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