進撃の巨人(13)

諫山創 / 別冊少年マガジン
(83件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
22
33
19
3
0
  • 新生リヴァイ班と、エルヴィンの新たな企み

    前巻のエレン奪還作戦で右腕を失ったエルヴィン団長や、クリスタ(ヒストリア)の生い立ち、また一歩近づいた巨人の謎など、気になる展開は山ほどあれども、まずは何を置いても、しばらく登場のなかったリヴァイ兵長が満載だということをお伝えします!むしろ出ずっぱりと言ってもいいほどに。

    女型の巨人戦で悲しい結末を迎えた旧リヴァイ班ですが、新たな作戦の元に再びリヴァイ班が結成されました。熟練の兵士達を失ったいま、新兵ばかりとなってしまった調査兵団の中で、リヴァイとハンジがリーダーとして立つ姿が印象的です。

    しかし、巨人の正体が明らかになるにつれ、調査兵団の仕事はどんどん辛いものになっていきます。自分がこれまでやってきたことの意味をリヴァイが自らに問うシーンでは、読んでるこちらまで苦しくなってきます…。全てを終えても、彼らの気持ちが晴れることはないのでしょう。

    巨人との戦いのスペクタクルがメインだった前巻に比べ、13巻は物語が進む回でした。エルヴィン団長の真意が明らかになる次の巻まで待ちきれません!
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    投稿日:2014.04.08

  • 重要な背景が語られ始める

    13巻ではいくつもの重要な背景が語られは始め、いよいよ進撃の世界観の全貌が明らかにされ始める、その序章のような巻でした。

    何といっても、初期にはこれほど重要人物になるとは予想もしていなかった人物にスポットがあたり、その過去が掘り下げられます。

    「俺はもともとよくしゃべる」との本人評どおり、リヴァイがよくしゃべります。彼も、(「そうか」)「そうだ」、「了解だ」くらいしかセリフのなかった頃に比べ、一体何でしょう、この存在感は!

    エルヴィンの博打、果たして吉と出るか凶と出るか、どのようにも転びそうな状況、さまざまな勢力の思惑入り乱れる中、やはり先が気になってならない漫画です。

    この巻の続き2話が、今号から電子版配信をスタートさせた「別冊マガジン」2014年5月号で読めるのも大変気が利いています。続けて読むとものすごく話が進み、大満足でした。
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    投稿日:2014.04.09

  • 何を想い、何を為すのか

    ほとんどの方は予想できていたと思いますが、この巻である事実がほぼ確定します。
    その事実は何人かのキャラの思想・行動に影響を与えたように感じました。

    まだ今後に繋がる『謎』の段階の段階のものも多いですが、巨人エレンの新たな実験、それに伴って思い出されるエレンの断片的な記憶、クリスタ(ヒストリア)の過去のエピソード等、興味深い情報が出てきます。
    また、表面上の平和が訪れ、(作中でも言及されますが)訓練兵団時代のような雰囲気の場面もあります。

    余談ですが今回、巨人はほとんど登場せず巨人との戦いもありません。
    駆け引きが前面に押し出され、読み味が今までと異なりますが、面白さはそのまま。
    『ただ敵を倒せばいい』という展開ではなくなってきてるので、人によっては複雑になってきたと感じるかもしれません。私の弟がそうでした。
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    投稿日:2014.04.10

  • 新展開への序章

    今月の連載でかなり怒涛の新展開がはじまりましたが
    既に布石は13巻から少しですがあったんですね
    巨人の謎は自分でいろいろ考察しながら読むのがいいと思います
    あれこれ考えてる間が一番楽しいですからね

    投稿日:2014.04.09

  • 物陰の転換点!

    全体的には戦いと戦いの間の小休止みたいな巻です。
    まだ先を読んでいないので断言は出来ませんがおそらくこの巻が物語の一つの転換点になるように思います。
    この巻ではそういうことを感じさせる衝撃的な事実がいくつも出てき、そういうところが見所のように思います。
    これから先の物語がさらに気になる一冊でした。
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    投稿日:2014.05.10

  • 未知の敵との闘い!心に重大な傷を負ったアルミン!

    いろいろと話が進んできました。前巻が「外」なら、今回は「内」ですね。
    いいからなんとかして地下室行ってカギ使ってくれよと言いたいところですが、新キャラもちらほら出てきて新たな展開となりそうです。
    ネタバレは控えつつ気になったのはこのあたり。
    ・やっぱり「どっち」にも見えるハンジ
    ・うれしそうな団長
    ・格が違う意識の高さを見せつけた兵長
    ・腹筋への意識が高いミカサ
    ・ふんんんんん >> ズビー <<
    ・なんかミカサの目が巻を追うごとにきつくなってる気がする

    ところで、Android(タブレット)だと2ページ目の目次をタップしてジャンプしてくれることに初めて気づきました。地味に便利です。
    それにしてもエレンが西野カナよりも会いたかったなんて本当に予想外でした。
    次の巻も楽しみです。
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    投稿日:2014.04.11

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ブクログレビュー

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  • とし長

    とし長

    物語は壁の外から壁の中へ。

    取り返したエレンの能力で、超大型巨人に開けられた壁の穴を塞ぐ希望が生まれたものの、一方で敵は壁内からエレンたち調査兵団を狙う。謎と闇に包まれた中央憲兵団と人類の最高権力者たち。そしてクリスタことヒストリアの生い立ちに、何が隠されているのか、と新たな謎と展開が生まれます。

    終末もの、例えばゾンビものなんかでは、話が対ゾンビから生き残った人間同士の戦いに移っていくというものは珍しくなく、この『進撃の巨人』も敵が壁の外の巨人だけでなく、壁の中の人類にもいる、というのは、決して意外な展開ではないと思います。

    ただそうした終末ものと比べると『進撃の巨人』は壁内の世界観がまだ完全に明かされていないことであったり、王政や中央憲兵など、政治や権力がまだ機能していることが特徴的に思える。

    ゾンビものなんかだと世界はほぼ滅んでいる状態で、そこは警察や軍といった権力機構が働いていない、一種の無秩序状態。でも『進撃の巨人』の場合、一応王や憲兵といった壁内の秩序が守られている状態のため、調査兵団は壁の中の権力と戦わざるを得なくなる。そこが普通の終末ものと違うところで、そこからさらに世界観が明らかになってきて、物語は一気に深いところに入ってくる。

    13巻は新たな展開へのセットアップの印象が強いので、前巻までの怒涛の展開と比較すると流れがやや落ち着いた感はあるものの、新たな敵と謎が示される読み逃せない大事な巻です。
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    投稿日:2021.03.28

  • hazel8483

    hazel8483

    あ、ちょっと謎が解けてきた。
    途中、戦闘が多いんで忘れがちですが
    「なぜ、なんのために」
    巨人が存在しているのかわかれば
    世界が救われる?のかな。

    リヴァイ兵士長、やることヒドイけど
    言ってることかっこいいな(笑)続きを読む

    投稿日:2021.02.23

  • ミスターT

    ミスターT

    このレビューはネタバレを含みます

    【エレン、ユミルを「故郷」に連れ帰ろうとするライナーとベルトルト。調査兵団は決死の突撃によりエレンを奪還する。だがその代償は大きく、さらにユミルがライナーらの元に残る決断をし…。】

    気になった点
    ・クリスタという名前の由来。
    ・壁内に出現した巨人の正体はラガコ村の住民。「獣の巨人」の能力なのか?巨人の正体は人間なのか??
    ・巨人の弱点「うなじの縦1m横10cm」は、人間の脳から脊髄の大きさに当てはまる。
    ・練度の問題なのか?巨人化している時の記憶をなくすエレン。
    ・エレンの父はエレンに何をしたのか??
    ・エレンの記憶に出てくるヒストリアの姉。
    ・ヒストリアの姉は人の記憶を消せる。エレンが「座標」の力を使った時の"ピリ"という効果音と同じ。ヒストリアの姉は巨人の力をもつのか??
    ・ヒストリアとエレンに共通する記憶の混濁。ヒストリアの姉の力か??

    壁内での人間同士の争いに発展しそうな展開!!
    ユミルの言う地獄とはこの事なのか!?

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    投稿日:2020.09.15

  • タカツテム

    タカツテム

    ライナー達は取り逃がした。エレンは新たな力を示したが得たものは少なく。何よりも調査兵団は熟練の兵士を数多く失ってしまった
    このような状況では休息が欲しくなるけれど、それを許してくれない状況が憎らしい
    だからこそ、エレンには新たな力を自在に操る術を身につける必要性に迫られるし、クリスタもヒストリアとして生きていく覚悟が求められる
    様々な転換が示される13巻

    改めての巨人出現で示唆される人類の限界、そして巨人の正体。それらの描写は問題の根本は巨人が襲ってくることではなくて、人類の中にこそ問題が眠っているのだと示しているかのよう
    そういった状況だからこそ、新たな問題は壁の外ではなく壁の内側、しかも中央からやってくる。
    中央憲兵に拷問されて死んだニック。中央憲兵の言いなりになって行動したリーブス商会

    巨人と戦う事を至上命題としていた調査兵団が巨人と戦うために人類を相手に戦わなければならないという皮肉な展開
    混沌とし、緊迫感を増す展開から目が話せないね


    人類同士の抗争が始まらんとしている中で描かれたのはヒストリアの生まれだね
    これまでの登場人物たちは一般的な家庭で生まれつつも巨人襲来から家庭や平和が壊れてしまったというパターンが多かったように思うのだけれど、ヒストリアの場合はそもそも生まれながらにして平穏が存在していなかった。家族に愛されていなかった
    生きるために手に入れたのが偽りの仮面であるクリスタ・レンズであり、ヒストリアはそれをあまり受け入れては居なかったんだろうなぁ…
    でも、上手く生きるためにはクリスタ・レンズの仮面がどうしても必要で

    そんな中でエレンは他の皆とは違ってクリスタを「不自然で気持ち悪い」と評し、ヒストリアを「バカ正直な普通のヤツ」と評した
    他の人間と違う要素を持つ二人の交流が気になってしまう
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    投稿日:2020.06.11

  • saya

    saya

    このレビューはネタバレを含みます

    戦の後の心理状態の描写もリアルだ。
    エルヴィンが意識もなく重傷というのもショックである。
    みんながボロボロになって、心と体に傷を負っている。
    自分が攫われたから大半が死んだ。
    最中に微かに見える希望、エレンが巨人を操ったかもしれない
    という事実。
    「お前を取り戻す為に死んだ人たちを活かすか殺すかは
    お前次第」。ジャンは本当に成長したと思う。

    図らずも今回で、一週間しか壁内の”最後の平和”はもたないことが
    証明されてしまった形になった。
    エルヴィンが部下を何百人と巨人に食わせてきたのだから
    腕一本では足りないというのが気丈であるが
    きつい台詞でもある。

    判明する巨人の弱点の理由。
    リヴァイの「俺が今まで殺していたのは人だった」という言葉も
    なかなか辛いものがある。
    確証は無いとは言え、胸糞の悪い仮説なのだ。

    図らずもまた同期と行動を取れることになったエレン。
    巨人の力で壁を塞げるなら、命懸けで大人数で
    資材を運びながら進む必要がなくなる。
    一日でウォール・マリアが奪還できる。
    かなり凄いことだ。現実味がない。
    比較的前向きで意欲的なハンジが弱気になるのも
    きついものがあった。
    ニックが憲兵団に拷問を受けて殺された。
    中央の連中の考えもまた読めず、恐怖を感じる。
    必死に動いていた壁の外をにらんでいる間に
    背後から刺されて致命傷。正にそうなりかねない。
    だからこそ、時間が経つほど追い詰められると言う
    リヴァイの意見は正しいだろう。

    クリスタの過去も壮絶だ。
    開拓地に2年いて訓練兵になったというが
    そんな過去を持つ割にはそれでも曲がってなさすぎるというか
    本当に良い子なのだろうなと思わされる。

    クリスタが、エレンはとても辛いだろうけど
    やりたいことがいつもはっきりしていると言う。
    エレンが何もしなきゃみんな食われておしまいなんだ
    悩んでる余裕がないんだよ、というのも真実をついている。
    クリスタ、もといヒストリアは、
    クリスタ・レンズみたいな良い子はもういないと言うが
    エレンは、前は不自然だった、今のお前は何かいい
    別にお前は普通だと言ってくれるのが、飾らない
    大した良い言葉でもないのが余計に伝わる感じがする。

    リーブス商会は、物語の始めで荷馬車で塞いで
    避難を遅らせていたのが会長だったとは。
    まさか交渉成立するとは小気味好い展開だった。



    確かに、このままわけのわからぬまま人類滅亡の日を迎えるわけにはいかない。
    我々がこの壁に残された人類全ての実権を握るのだと説くエルヴィン。
    こうした政治的な展開も織り込まれるとは予想していなかった。
    リアルな問題描写だと思う。興味深い。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.09.16

  • nira1013

    nira1013

    ファンディスクかつ長期連載への布石

    ・おそらく初の巨人との戦いが皆無の巻
    ・日常回、ミカサの激おこ、アルミンの例のアレ等と過剰な同人的サービス
    ・クリスタの幼少期(両親、謎の姉的人物)、謎は保留。
    ・人間同士の勢力争いが本格化…

    と、帯の実写映画あおり文句やクイズが虚しくなる一冊。

    作者は、局所的には画力が向上が見られるようですが、全体的にはこれまでになく崩れている印象です。
    戦闘シーンがないから、アラが目立ってしまうのでしょうか。

    追っかける継続モチベーションを下げる内容で悩みます。
    続きを読む

    投稿日:2018.10.29

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