【感想】お葬式をどうするか

ひろさちや / PHP新書
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
2
1
3
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • seiyan36

    seiyan36

    著者、ひろさちやさん、どちらかというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

    ひろさちや(1936年(昭和11年)7月27日 - 2022年(令和4年)4月7日 )は、日本の宗教評論家。本名・増原 良彦(ますはら よしひこ)。自称「仏教原理主義者」。多数の一般向けの解説書を執筆。

    ひろさちやさん、先頃亡くなったとのことで、著作を手にしました。
    東京都内の自宅にて肝臓がんのため2022年4月7日(木)に、85歳にて亡くなられています。

    で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)

    釈迦もキリストも、葬儀に格別な意義を持たせてはならない、と戒めた。しかし、なぜ日本人は、お葬式に宗教的こだわりを持つようになったのか。戒名、末期の水、年忌法要、墓の問題…。本書では、習俗であるお葬式が、神道、仏教、儒教の影響を受け、いかに儀式化されてきたかを解説。特に、現代の「葬式仏教」は江戸時代以降の慣習であり、本来の仏教思想とは無縁であることを指摘。これからの葬儀がいかにあるべきかを問い直す。死を迎える側も、弔う側も、今から読んで考えたい「本当のお葬式の話」。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.25

  • kasaharapapa

    kasaharapapa

    このレビューはネタバレを含みます

    お正月には、このように神様が家に帰ってきて、家族が神様と一緒に集まって共同で食事をします
    たたりにしても霊魂にしても、わたしはないとは言いません。なぜなら、仏教の正しい考え方は空なんですから。すべては空です。空腹ということは、あると思う人にはあるし、ないと思う人にはないということです
    インド洋は、人間は死んだあと、輪廻転生するんだというのが当時の常識でした

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.04.28

  • gakudaiprof

    gakudaiprof

    葬式だけでなく、宗教について俗説についても説明を書いている本である。地元の役につくことなら厄年ができたという話はみながしっているのであろうか。
     宗教や生活について卒論を書くときには知っていてもいいことが多く書かれている。続きを読む

    投稿日:2014.01.19

  • koki70

    koki70

    このレビューはネタバレを含みます

    お葬式は宗教か、習俗か? 通夜と告別式の違いは? なぜ火葬をするのか……。葬儀はいかにあるべきかを比較宗教学的に考えてみる。
    お葬式とは、本来、宗教ではなく習俗である。すなわち、成人式や結婚式と同じ儀式にすぎない。しかし、日本人の多くが、そこに格別な宗教的意義があると誤解している。戒名、お焼香、北枕、火葬、年忌法要、お墓の問題……。本書では、葬儀にまつわる習俗と宗教を腑分けし、神道、仏教、儒教との関わりを解説している。
     まず、釈迦やキリストが葬儀に格別な意義をもたせてはならないと戒めた言葉を紹介し、宗教と習俗の違いを明確にする。ではなぜ、「葬式仏教」と呼ばれるようになったのか。それは、江戸時代以降、キリシタン弾圧を目的とした檀家制度により、葬式は僧侶がとり行うようになったからである。
     その他、お通夜、末期の水、お骨上げなどの意味についても易しく解説。著者は本来の仏教思想に基づいた、弔いの心、偲ぶ心があれば、しきたりにこだわる必要はない、と説く。
     死を迎える側も、弔う側も今から読んで考えたい「本当のお葬式の話」。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.07.22

  • bax

    bax

    このレビューはネタバレを含みます

    [ 内容 ]
    釈迦もキリストも、葬儀に格別な意義を持たせてはならない、と戒めた。
    しかし、なぜ日本人は、お葬式に宗教的こだわりを持つようになったのか。
    戒名、末期の水、年忌法要、墓の問題…。
    本書では、習俗であるお葬式が、神道、仏教、儒教の影響を受け、いかに儀式化されてきたかを解説。
    特に、現代の「葬式仏教」は江戸時代以降の慣習であり、本来の仏教思想とは無縁であることを指摘。
    これからの葬儀がいかにあるべきかを問い直す。
    死を迎える側も、弔う側も、今から読んで考えたい「本当のお葬式の話」。

    [ 目次 ]
    第1章 なぜ日本人は「お葬式」にこだわるのか
    第2章 仏教における葬式の起源
    第3章 お葬式のかたちと作法
    第4章 宗教の世俗化とお葬式
    第5章 供養の本質、お墓の問題
    第6章 仏教にみる理想の死に方
    第7章 お葬式はどうあるべきか

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.04.20

  • ayuki

    ayuki

    (20107/2読了)「葬式とは宗教ではなく、習俗である。」ということで、いまの葬式仏教の歴史的起源など、もろもろ。葬式には3親等以内の親族以外は出るべきじゃないとか、香典返しという習慣はなくなったほうが良いとか、今の風潮とは逆を行く主張が光る。続きを読む

    投稿日:2010.07.07

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

セーフサーチ

  • アダルト(性表現・暴力表現)

  • グラビア

  • ボーイズラブジャンル

  • ティーンズラブジャンル

ONにしたコンテンツはトップや検索結果で表示されません

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。