【感想】アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

小倉広 / ダイヤモンド社
(162件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
49
51
36
5
1
  • さあ、あなたも人生をシンプルに

    「嫌われる勇気」を読んで、アドラーに興味を持ち、この本を読みました。
    「嫌われる~」では、アドラー心理学の全体像をわかり易く理解することができますが、この本では、さらにそのエッセンスをシンプルにわかりやすく知ることができ、また、すぐにでもその考えが実践していけるようなつくりになっています。とはいいながらも、性格を変えるには今までの人生の半分の時間が必要ということですから、すぐすぐ性格ががらりと変わるわけではないですが、ちょっとずつでも考え方を変えていくことができれば、もっと人生をシンプルにできるでしょうか。続きを読む

    投稿日:2014.04.07

  • 人生の悩みは気の迷い。コレで、即、解決!

    んな、阿呆なと疑ってはいけない。
    幸福への近道をシンプルな言葉でナビゲート。
    「人間は人生を描く画家である。あなたを作ったのはあなた。これからの人生を決めるのもあなた。」
    「遺伝や育った環境は単なる「材料」でしかない。
    その材料を使って 住みにくい家を建てるか、住みやすい家を建てるかは、
    あなた自身が決めればいい。」
    相手を勇気づける時、大切なのは「同情」や「押しつけ」でなく「共感」すること。「共感」とは、相手の関心に対して関心を持つこと。
    「相手の置かれている状況や考え方、意図、感情、関心に関心を持つこと。」
    つまり、「共感」とは、相手の目で見て、相手の耳で聞き、相手の心で感じること。
    常に自分の視点を押しつけていないか注意してみることが大事。
    ・・・こんな、当たり前だが、はっとする金言の宝庫。さすが自己啓発の父と言われているはず。

    続きを読む

    投稿日:2014.06.01

  • ”世界は信じがたいほどシンプルだ。では、何が複雑にしているのか?”

    <こんな人にお奨め>
    ○アドラー心理学に興味があって、アドラーがどんな言葉を残したかを知りたい人。
    ○アドラー心理学の辞書的なものが欲しい人。

    <この本は避けた方が良い人>
    ○アドラー心理学の本質を深く知りたい人。

    <こんな本です>
    アルフレッド・アドラーが残した言葉に著者の小倉氏が解説をつけている本です。

    <感想>
    アドラー心理学の考えはいたってシンプルです。
    世界に意味づけしているのは、すべて人間である自分。
    そして、すべての問題は対人関係に起因すると。

    私によっては、前書きの「自己啓発の父・アドラーはなぜ無名なのか?」を読んで引き込まれました。
    そして、なぜ無名なのかは次のエピソードで納得しました。

    アドラーの講演を聴いた聴衆の質問
    「あんたの話は、あたりまえの話(コモンセンス)ではないか?」
    アドラーの答え
    「それで、コモンセンスのどこがいけないのか?」


    最後に気に入った言葉を紹介して感想を終わります。

    『怒りなどの感情をコントロールしようとするのは無駄である。
    感情は「排泄物」なのだ。
    「排泄物」を操作しても何も変わらないだろう。』

    思い切り、泣いたり、笑ったり、怒ったりした時はスッキリしますからね。
    怒りの感情は悪いといいますが、怒った後は排泄物をトイレで流してそれっきりすれば良いこと。
    確かに排泄物を流さないでいじり回すことは、不健全です(笑)
    感情は暴走させて、人を傷付けさえしなければ、大いに発散するべきものですよ、感情は。
    続きを読む

    投稿日:2015.05.07

  • いつも人の顔色を伺う人に

    いつも、人の顔色を伺って、なかなか行動できないという人におすすめです。
    値段は高いですが、それだけの価値はあります。

    今の人生に不満があるのなら、考え方を変える必要があります。
    この本を読んで、考え方を変えましょう。人生は、いつでも変えられます。続きを読む

    投稿日:2014.12.23

  • アドラー心理学の全体像が見やすい

    見開き2ページで、アドラー心理学のキーフレーズ(主要概念)とその解説がまとめられていて、全体像を俯瞰するためにもってこいです。同じくダイヤモンド社から出版されている「嫌われる勇気」が物語調なので、そちらを読んだ後に本書を読むと頭が整理されます。その順番で読むことをお薦めします。続きを読む

    投稿日:2015.06.13

ブクログレビュー

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  • ぴぴまる

    ぴぴまる

    普段仕事や日常生活がなかなかうまくいかないなあと感じることが多かったけど、「やる気がなくなったのではなく、やる気をなくすという決断を自分でした」だけなんだといったような記述が刺さりました。

    人を変える・コントロールするのではなく、自分を変える・勇気づけをするというアプローチは「ああ、なるほどたしかに!」と思う箇所もあれば「うーん、実際にそうやってみても上手くいくかなあ?余計にフラストレーションがたまりそうな気もする…」と思う箇所もありました。

    まだ実践できるほどには落とし込めていないけど、こういう考え方・行動ができるようになると、もっと気楽に生きていけそうだなあと、いろんなヒントをもらえた本でした。

    Kindleで気になるところに線を引きながら読んでいて、読み終わった後にそこの部分だけ拾い読みすると、「今、自分の関心はこういうところにあるんだなあ」というのも気付きになりました。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.23

  • ゆゆゆ

    ゆゆゆ

    名言に対して解説、というようなシンプルで読みやすい本。自分が生きていく上で疑問や不安、悩みに当てはまる名言を繰り返し読み、勇気づけしてもらいたいと思った。

    投稿日:2023.12.22

  • ビジャ

    ビジャ

    高校時代友人たちとの対人関係に悩んでいた頃、父に買ってもらった本。

    アドラーなんて心理学者は知らず、ただ表紙がキラキラしてたのとパラパラとめくった時に右側にアドラーの言葉、左側に解説、大切なところにはハイライトが引かれていて読みやすかったので購入。買ってもらったその日に読破、自分の境遇に重なるところには付箋を貼って、辛いことがあったときには見返すようにしていた。

    それで対人関係が良好になったかといえばそうではないし、私自身の考え方を180°変えれたかといえば決してそうではないが、この本があることで私の味方が増えた気がした。なので高校卒業して大学で県外へ行ったときにもこの本は必ず持っていったし、転職して新しい引越し先の今の住まいにも持ってきている今でも大切な本の一つ。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.28

  • aurinko saari

    aurinko saari

    アドラー心理学の要点を絞りこみ、それぞれを解説しているため、内容が理解しやすく日常生活の悩みの解決策としてすぐに活用できることが盛りだくさんの本でした。
    私は自分の偏った物事の見方を改善したいと思って読みましたが、一読の価値がありました。

    参考にしたいことは以下の三点です。

    1、今の自分にできることだけを見よう。
     私は、過去の人間関係で悩むことが多く、クヨクヨしがちでした。そんな私に、アドラーは、「昔のことの原因なんて、もはや分かりっこない。相手の態度や言葉に傷ついても、もはや終わったこと。変えることは不可能だから、原因追求は時間の無駄。」だと気づかせてくれました。
    過去と他人は変えられないから、自分が変わるしかない。もしも相手が100%悪かったことだとしても、自分ではコントロールできない。だからこそ、健全に考え直して、今の自分に出来ることをやっていこう。これからの自分の未来を築くために大切なエネルギーを使っていこうと思いました。

    2、不完全な自分でOK!不完全な他人もOK!
     今までの私は、『出来ない自分はダメ』、人に対しては『そんなことも出来ないの?』と思い込んでいましたが、出来ない自分も他人も、それでOKなんですよね。出来ないことがない人なんてこの世に誰一人として居ないですから。
     不完全な他人も自分も受け容れて、「お互い様」だと思うことで、人にも自分にも寛容になり、人間関係が心地好くなって生きやすくなる。イライラも減って、ストレスが軽減されることに気づきました。
     また、自分と他人は違う意見・価値観を持っている人間同士なので、意見を批判されることは当たり前のことだと認識することの大切さに気づきました。意見を批判されたら、自分の人格を批判されたのではなく、考え方が違うだけだということを冷静に許容し、相手の意見を吟味して、受け入れるか受け流すかを決めたら良い。完全な人は居ないと分かって安心しました。

    3、苦しみから抜け出す唯一の方法は、人を喜ばせること。
     落ち込んで悩んで他人や自分自身を責めているときは、大抵、『世界の中心が自分』という思考に陥っていることに気付きました。でも、実際には、世界には色んな人がいて、そのおかげでご飯が食べられたり、電車に乗れたり、電気を使えたりする。世界の中心は、決して自分ではないんです。
     その事実、色んな人から助けてもらって生きていることを思い出すために、周りの人に親切をすることが大事なんだと気づけました。
     本書では、自分が周りの人を喜ばせるために出来ることをリストアップして、1つずつやってみることをおすすめしていました。私は、挨拶・笑顔を心掛けることからやってみようと思っています。サービス精神旺盛にして人に過剰に与え続けると自分がバテてしまうので、自分ができる範囲で、相手からの見返りもある程度求めながら、お互い様でやっていけたらと思います。
     ここでもう1つ大切だと思ったのは、「自分は役に立っている」という貢献感は、相手に依存せずに、「自己満足」で良いということ。自分で自分を認めて、人を喜ばせることが出来たらしあわせ。相手からのありがとうがもらえたらしあわせ。

    アドラーのおかげで、また少しずつ、生きることが楽しくなってきました。ありがとうございます。
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    投稿日:2023.11.01

  • mbkk

    mbkk

    自分の生き方、子育て、仕事
    幅広く応用できる!
    また言葉が見出しになっていて、短い解説がつくので
    空き時間利用しながらスラスラ読めた。

    投稿日:2023.09.28

  • タオタオ

    タオタオ

    嫌われる勇気や幸せになる勇気を読みながら、合わせて読むことでさらに深くアドラー心理学を理解することのチカラになってくれる一冊だと言えます。

    様々な悩みについて立ち振る舞うかの道を照らしてくれる、しかもカテゴリ分けされ、それぞれの言葉を理解しやすく書かれているため、困ったときに読み返すことがしやすい本になっています。

    電子ブック版も購入して、いつでも読めるようにしておこうかなって思う一冊です。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.18

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