はじめての構造主義

橋爪大三郎 / 講談社現代新書
(131件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
37
44
23
2
1
  • レヴィ=ストロース入門

    『はじめての構造主義』と銘打つものの、八割方はレヴィ=ストロース。一割はソシュール。最後の一割でその他の構造主義者や自称ポスト構造主義者を扱う感じです。分かり易く、レヴィ=ストロースの著書の内容を解説しています。最初は遠近法だの、幾何学だのがどうして構造主義に関係するのか想像つきませんでしたが、読み終わってみれば納得。構造主義関係の文献リストも付いて便利です。続きを読む

    投稿日:2014.06.13

  • 良書です

    学生時代に読みました。読みやすい語り口で、でも要点はしっかり頭に入るというか。
    行列式の例は、なーるーほーどー!と、頭の中でパラダイムシフトが起きました。
    知的刺激に満ちています。

    投稿日:2015.01.30

  • 学際的視点

    人類学に数学モデルを応用した面白い視点の構造主義を紹介。著者の守備範囲が広いことから来る思い切りの良さと、軽妙な語り口が魅力の入門書。

    投稿日:2015.04.04

ブクログレビュー

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  • ますく555

    ますく555

    レヴィ・ストロースの人類学を見ていけば、最近読んだ本たちによくでてきた、黒人奴隷の問題の出口がわかってくるのかもしれないという予感の元、読み進めていきました。まあ、構造主義自体もう何十年も前にできたものなので、そのころからすでに開かれた出口ではありますが、今でも解決されていない問題ですし、かといってそれ以降よい方向へ向かわせてもきただろうから興味がありました。構造主義の「構造」とはなんぞや、といえば、人間でも物事でも社会でも、その根っこの部分の仕組み、みたいなもの、と言えるでしょう。因数分解していって残ったところで眼前にあらわれる法則、と言い換えてもいいです。そして、付け加えるならば、それははっきりと言葉にできないし、はっきり見えません。それが「構造」なんだと理解しています。たとえば、言葉にするとき、文章にするときに、その元となる動機があると思うんです。それは言葉になる前なので、ふわふわどろどろ形もなくてまだ名付けられてもいない。そういうところを動機とし、スタートとして、言葉が生まれる。もうちょっと厳しく言うと、言葉に当てはめる。要は言葉という枠にはめることなので、言葉になる前のふわふわどろどろしたものと、言語化したものは等価ではないです。まあ今回はそこのところはいいとして、そのふわふわどろどろしたものを見つめてみる行為と、「構造」を見つめてみる行為はちょっと似ているんじゃないでしょうか。そんな見方をして知覚するのが「構造」なんじゃないでしょうか。「構造」というものについては、まあ、そのくらいにしておきます。レヴィ=ストロースの人類学で見えてきたのは、欧州中心主義の否定です。それは、奴隷にされたアフリカの黒人や、アメリカ先住民、オーストラリア先住民など、いわゆる未開の民族への差別を許さないものでした。欧州人が優れている前提で彼らを頂点とするヒエラルキーを作り、下位に位置する民族からはいくらでも搾取をしていい、という植民地主義の間違いを指摘するものだった。著者は、「西欧近代の腹のなかから生まれながら、西欧近代を食い破る、相対化の思想である」と本書のはじめのほうで構造主義を表現していました。そのくらい、衝撃的な思想なんですね。続きを読む

    投稿日:2020.02.02

  • smiyatake

    smiyatake

    このレビューはネタバレを含みます

    twitterのTLにフェミのひとが、「女性が男にできるだけ平等に行き渡る世界」を男の勝手な妄想、と批判する投稿をよく見かけるようになった。確か、構造主義はそういうことを扱っていたはず、と読んでみた。
    インセスト・タブーは女性の実用価値を廃して交換価値にするためで、「価値」がうまくまわらないと社会がなりたたない。フェミのひとが激怒しそうな内容で、本書でもカッコでフェミのひとに配慮した断り書きが挿入されている。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.01.12

  • Kunibo

    Kunibo

    構造主義の生みの親レヴィ・ストロースがどのような経緯を経てこのような考え方を主張するに至ったかを易しく解説した本。ソシュールの言語学の方法論を応用。

    投稿日:2020.01.02

  • 哲学と本

    哲学と本

    #はじめての構造主義 #橋爪大三郎 著 #講談社現代新書
    
    西洋文明を否定した構造主義。当時、どれだけ多大な影響を与えたか、その破壊力がよくわかる1冊。構造主義は人類学、言語学との関わりが深く、これらの話がメインになっていて、初学者にはちと厳しいかもしれません。タイトル通り、平易には書かれていますが厳しそうなら #寝ながら学べる構造主義 のあとに読むと抵抗なく読めると思います。
    
    “構造主義は、人間のあり方を、歴史(といって悪ければ、西欧思想の色めがね)抜きに直視する方法を発見した。”
    
    “構造主義くらい人間に理解を示した思想は、これまでにないんじゃないか。これぞ人間主義の究極のかたち、と言わなければ嘘だ。”
    
    “名前にごまかされてはいけない。「構造」といっても、骨組みやなんかではなく、もっと抽象的なもののことである。そして、たぶん、現在数学にいう<構造>の概念と、いちばん似ているようだ。”
    
    “「未開人だ野蛮人、文明にとり残されて気の毒だと、偏見でものを見るのはよそうではないか。彼らは、繊細で知的な文化を呼吸する、誇り高い人びとだ。われわれのやり方とちょっと違うかもしれないが、そして、物質生活の麺では簡素かもしれないが、なかなか”理性”的な思考をする人びとなのだよ。」”
    
    “世界のあり方は、言語と無関係ではなく、どうしても言語に依存してしまうのである。...言語が異なれば、世界の区切り方も当然異なるのだ。”
    
    ““価値あるものだから交換される”のはない。その反対に、“交換されるから価値がある”のである!”
    
    “社会がまずあって、そのなかにコミュニケーションの仕組みができる、というのじゃない。そうではなくて、そもそも社会とは、コミュニケーションの仕組みそのものだ”
    
    “構造主義は、心理を“制度”だと考える。精度は、人間が勝手にこしらえたものだから、時代や文化によって別のものになるはずだ。つまり、唯一の心理、なんてどこにもない。”
    
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    投稿日:2019.12.15

  • ひるふぃがぁ

    ひるふぃがぁ

    構造主義とは本質的にはどんな思想なのか、「構造」とは一体何なのかという点には他の入門書と謳う本を読んでもずっと引っかかってたけど、この本でその部分が少しは掴めたような気がする。構造主義が数学に源泉を持つという話は所々で目にするけど、その関連性をここまでしっかり解説してる本に出会ったのは初めてだった。結びに書かれている日本思想のあるべき姿なんかも含めて凄く得るものが多かった。これを起点に色々と広げて行きないなと思わせてくれた。続きを読む

    投稿日:2019.12.13

  • ときお

    ときお

    この本そのものはとてもわかりやすくてよかった。しかし構造主義はさっぱり関心持てないな。プラグマティズムみたく「惹かれるような反発したくなるような」って感じもなくただただ気持ち悪い。何がおれにそう思わせるかはわからない。続きを読む

    投稿日:2019.10.05

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