【感想】警視庁情報官 サイバージハード

濱嘉之 / 講談社文庫
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
5
10
1
0
  • 黒田純一が万世橋署の署長に着任

    警視庁情報官シリーズ第5弾。黒田純一が万世橋署の署長に着任早々ATNの誤動作が起きる。指定した金額の10倍の現金が引き出されるという奇妙な事件だった。単独事件としては被害も少額なうえに犯人も簡単に特定できる程度のサイバーテロだ。ところが黒田署長と情報室との連携で情報収集を行う過程で大物クラッカーと繋がっていく。
    結局は警察の捜査も違法なハッキングである。そのままでは証拠能力がないため別動隊の行動確認が必要となりストーリーは非常に複雑に…IT業界の知識をある程度持っていないと楽しめないのでは、と思われる。
    PC一台で大金を稼ぎ世界中を騒動に巻き込むクラッカー集団の目的はなにか。
    伝説のクラッカーが語る理想郷作りの話はうっかりすると洗脳されそうになる。お金と頭脳と領土があればモナコのような国家建設も夢ではないのだ。問題は領土であるが、真実味があるような無いような、ロシアが関係してくる。北方領土問題が引き合いに出されたりインフラ整備で日本企業が出てきたり、どこまで話は大きくなるのか。
    そしてところどころ意味不明のまま粛々と今回もXデーはやってきた。
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    投稿日:2018.03.01

ブクログレビュー

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  • Seigo

    Seigo

    万世橋警察署長かサイバーテロ集団に挑むといつ、荒唐無稽なストーリーが、リアル感を伴うのは、著者の経験が根底にあるからだろう。

    投稿日:2020.01.30

  • consa

    consa

    しばらくブランクを空けての続編。やはり自分が外国人の名前を覚えるのが苦手なのか、相関図の把握に苦戦した。事件は解決したもののまだヒールが野放しなので続編に期待。強い敵の登場を望む!

    投稿日:2019.08.29

  • maple

    maple

    ノンキャリ警察官を中心に警察小説として引き込まれる。もう第五弾まで来てますが毎回面白いストーリーで飽きない。

    投稿日:2019.06.12

  • 2006takahiro

    2006takahiro

    欧米に続き、秋葉原駅前の銀行ATMもハッキング攻撃を受け、不正に多額の金が引き出された。捜査指揮官の黒田純一は世界規模のサイバーテロを視野に入れ、犯人像を宗教関係者と睨み、海外へ飛ぶ。奴らの狙いは金か、それともー。続きを読む

    投稿日:2018.05.29

  • Ken.I

    Ken.I

    ちょっと期待はずれ。(期待が大きかったのもあるが、、、)
    違法かグレーな捜査はあるんでしょうが、都合よくいろいろな情報が入ってき過ぎに思えました。
    警察ものには泥臭さも欲しいです。

    投稿日:2018.05.19

  • seasideparadise

    seasideparadise

    情報官シリーズ5冊目。タイトル通り、サイバー乗っ取りとかハッキングとかの話。それにしても極秘捜査としても捜査側のハッキングは罪にはならないのか?よくわからん・・・世界を股にかけた事件を警視庁の警視が指揮官となって追いかける。小説だから突拍子もないことも何でもアリで話は進むけれど、現実的にあり得るラインはどのあたりなんだろう?続きを読む

    投稿日:2017.02.13

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