【感想】不死身ラヴァーズ(1)

高木ユーナ / 別冊少年マガジン
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
6
5
1
0
0
  • 最強の恋愛漫画

    恋愛物は成就するまでが楽しいもの。大好きな女性にアタックして恋が実ってハッピーエンドとなるのなら、一話ごとにそれを繰り返すこの作品こそは、最強の恋愛マンガといえるだろう。
    小学生で恋に落ち告白して両想いになった瞬間から「甲野じゅん」の恋愛はまた新しく出逢うところからスタートする。彼の運命の人である「長谷部りの」はその容姿こそ同じだがそれ以外は年齢なども違う全く別人として彼の前に登場する。それでも彼は彼女を必ず一目で見分ける。そしてその時点では彼女は彼のことを全く知らない。甲野は恋愛が成就するたびに、他のすべてが同じなのに運命の人「長谷部りの」の設定のみが異なるパラレルワールドを移動しているのだろうか。
    「好きだから」甲野の純真さがこの作品を輝かせる。講談社のサイトで第一話が読めます。気に入ったら続きを読んでやってください。多くの人に読んでもらうことが主人公甲野の救いになると思うから。
    続きを読む

    投稿日:2015.11.04

  • 消える彼女。消えない想い。

    両想いになる過程を描いたり、付き合ってからの距離をストーリーの軸とする恋愛漫画は数あれど、『不死身ラヴァーズ』はそうした恋愛ものとは一線を画す異色の作品。

    クラスのマドンナ、“長谷部りの”に恋をした主人公、甲野じゅん。長谷部に告白し、それが成就した瞬間、突然彼女はその場から消えてしまいます。
    その後、“長谷部りの”は別人として主人公の前に現れ、甲野はまた恋をし、両想いになる度に彼女は世界から消えてしまう。

    恋が実る度に、愛する人を失う主人公。
    その悲しみに打ちひしがれつつ、長谷部がどんな立場、どんな性格で現れたとしても、全力で彼女愛し続けます。

    これだけ聞くとなんのこっちゃという突飛な設定ではあるものの、一途に長谷部を想い続ける主人公を見続けていると不思議と目の前の出来事を信じるしかなくなってくるのです。勢いのよい流れに惹きつけられて、一気に乗ってしまってください。
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    投稿日:2014.07.28

ブクログレビュー

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  • Hachiro

    Hachiro

    このレビューはネタバレを含みます

    【2015年に他所で書いたレビューを一部修正】
    やっぱり甲野… スゴイよ… 尊敬するよ…

    第1巻を読んだインパクトが圧倒的でこの作品世界にまだしばらくは浸って居たいままに1ヶ月が経ちましたが、未だ私の中でその熱量がおさまる気配がありません。これを越えるラブコメなんて当分は現れないでしょう。

    作者の高木ユーナさんにとっては初連載初単行本のこの作品、出版社の都合なのか全3巻、連載12話で第一部完となり終了しています。えっ、この傑作が連載打ち切り?! 最後はなんなのこれ? で作者のtwitterを見た。
    https://twitter.com/takagi1015/status/432152537085386752

    高木ユーナさんはこの作品を描ききりたいようなのに、私たちが甲野じゅんと長谷部りのに再会し二人の恋物語を見届けるメドはたっていません。が、これで終わりじゃあ甲野と長谷部があまりに不憫、いつの日か第二部を読めるよう二人が幸せになれるよう応援するのみです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.07.09

  • ひとむ

    ひとむ

    新感覚!という言葉があてはまる作品だなと思います。
    田中くんが地味に甲野くんを少しずつ囲ってる気がして萌(笑)

    投稿日:2014.03.01

  • 柊龍司

    柊龍司

    両思いになると彼女が消えてしまい、また最初からという恋愛が敵うと別れが待っているという哀しさもあるけど、毎回前向きすぎる恋愛模様に、運命の彼女のパターンがどこまで続くのか、楽しみに読んでます。これもラブコメの一ジャンルということになるんでしょうかねぇ続きを読む

    投稿日:2013.12.21

  • 『黒犬』の優樹

    『黒犬』の優樹

    この『黒犬』の優樹が、H25・11月現在、少女漫画で最も推すのが森下suu先生の『日々蝶々』ならば、少年漫画系列の恋愛マンガで推すのが、この高木ユーナ先生の『不死身ラヴァーズ』
    内容は、ただただ、衝撃的の一言に尽きている
    「好き」が成就した歓喜と、実質的な『失恋』の激痛を、ここまで克明に描くか、と戦慄すら覚え、背中に冷たいものが流れた
    画力はとびきり高くない・・・と私は思う
    けど、その荒削りで、高木先生の本気が伝わってくる画と、この恋愛マンガの主役の一人である甲野の本気が絡み合い、高いステージを目指しているのがビシビシ伝わってくる
    恋はどんな結果を迎えようがいいものだ!! そんな喉を裂くような、嘘偽りの無い甲野の魂の雄叫びが、私のハートも揺さぶった
    第一話で意中の相手・長谷部りのが消えた際の、甲野の心臓が胸から落ち、切り刻まれる描写、これは恋心の喪失の激痛を、ただただシンプルに表現しており、斬新
    甲野は、とことんMだな
    けど、マゾって意味じゃない。これだけ、失う痛みを味わっているのに、「好き」をまた掴み直す彼は最早、モンスター級のシブとさと回復力、ポジティブ発想の持ち主だ
    そんな彼を、同じ男として私は心より尊敬する
    命短し、恋せよ少年、幾度、惚れた相手が消えようとも!!
    人を好きになる、人を好きになれる、ってホントに素敵だ、うん
    男は、惚れたのが女だろうが、男だろうが、全力で好きになったのなら、彼のように『覚悟』を持って、本気でぶつかるのが、自分にとっても相手にとっても礼儀なのかもしれないなぁ
    続きを読む

    投稿日:2013.11.11

  • gyagyaau

    gyagyaau

    明日2巻出ちゃううう~前に読んだあ!面白かった!!ネットでチラ見してたんだけど、一冊に纏められても大丈夫だった。会うたび全力で長谷部に恋をする。長谷部りの。想いが通じた瞬間彼女はこの世から姿を消してしまうのだが。記憶も姿も違うけどまたオレは長谷部を見つけた。何度も何度も恋をする。今度こそ消えないで___なんて話、纏めて読んだら暑苦きびしいかなとね。全然だいじょーぶ。勢いありまくりでぐぐーいと読んじゃった。クールなイケメン田中が好きだ。こんな設定でどうオチをつけるのか。早くしないとおじいちゃんになっちゃうよ!続きを読む

    投稿日:2013.11.08

  • つかし

    つかし

    長谷部さんを好きになるマンガ。
    収録されたうち、最終話は「I Don't Want To Miss A Thing」がピッタリな話で、うるっとくる。
    今一番オススメしたいマンガです(20130927現在)続きを読む

    投稿日:2013.09.27

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