【感想】江戸の刑罰 拷問大全

大久保治男 / 講談社+α文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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  • 江戸時代の刑事法と執行内容解説

    個人的には「無残絵」的な、ちょっと悪趣味な関心で購入してみたのですが。
    流石にそういう路線に応えるタイプの本とはちょっと違います。
    資料絵や描き起こされた図を使いながら、晒し首とか石抱きとか色々説明してくれてはおりますが、基本的には江戸時代の刑事法がどういったものだったか、その運用がどういう組織によって行われていたのか、どういう執行がなされていたのかを解説したものです。刑罰・拷問はその執行や尋問における態様というべき印象。
    とはいえ色々勉強になる事も多く、例えば大岡裁きの越前のエピソードは中国等からのエピソードの孫引きだったり、「義賊」鼠小僧次郎吉が、実は盗んだ金のバラ撒きも一切やらずにバクチと女に使っていた只の泥棒だったりと、時代劇トリビアとでも言うべき情報が色々詰まっております。
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    投稿日:2014.02.11

ブクログレビュー

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  • nolan4

    nolan4

    著者の過去作2冊を再編・まとめて文庫本にした本らしい。江戸時代に行なわれていた刑罰について詳細な説明がなされているのが特徴。制度の話から具体的な判例の話へ飛ぶのが若干唐突に思われるのが少し気になった。『江戸のお白州』の方が個人的には読みやすかったかな。続きを読む

    投稿日:2015.09.22

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